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STEM*MOZUを公開!

2013年6月20日

みなさんこんにちは。STEM*です。

久々の更新になってしまいました、ごめんなさい。

僕は相変わらず忙しくやっておりますが、気付けばいつの間にか森田さんが結婚されてたり、子サモが誕生してたり、TUBAGRAで彼女がいないのは僕だけになってたり…。

TUBAGRAにも色んな変化がありますね。

さて、先日サモさんが軽く紹介してくださっていましたが、このたびOPENERにもちょっとした変化がありました。(写真は塗装・仕上げ作業済みのものです。)

僕はTUBAGRAに参加させてもらってから約2年半、ずっと現行のOPENERに乗らせてもらってきましたが、今回初めてフレームを作っていただけることになり、Openerをベースに自分のアレンジを加え、初のシグネイチャーフレームのプロトタイプが完成しました。

岡安さんからOpenerの図面をいただき、CADで編集しながら図面を仕上げていきました。

Openerからの変更点は挙げるとおおまかに次の3つになります。

・トップチューブを20mm詰めてフロントセンターを短くすることで、よりバイクの旋回・回転性能の向上させた。

・エンドプレートをFGFS固定ハブ対応(14mmアクスル・120mmエンド幅)にすることで、フロントフリークランクを使用しながらリアペクの装着が可能になった。

・シートチューブとチェーンステーのチュービングを変更し、現行のOpenerから合計170g軽量化した。

 

まず1つ目のフロントセンターの変更ですが、これはかなり実験要素が多いです。Openerはトライアルフレームで跳躍系の縦方向の動きが重視なので、driveやSHAKAに比べると当然トップチューブは長いので、他のMOZUに比べると曲がりにくいバイクです。そこで、トライアル的なトリックはストリートバイクでもできるだろうと仮定して、よりストリートフレームに近いトライアルフレームにしたいという思いから、思い切ってトップを20mm詰めてみました。トライアルフレームでトップ514mmはちょっとやり過ぎな感じもしますが、ひとまずこれでテストしていきます。現行のOpenerとの比較画像を載せておきます。見た目的にもかなりコンパクトになりました。

次に、2つ目のエンドプレートについてです。今回、エンドプレートをFGFS固定ハブ対応(14mmアクスル・120mmエンド幅)にしたのは、トライアルバイクでどうしてもグラインドを多様するライディングがしたいからです。サモさんに出会ってからグラインドを始めたのですが、トライアル系のライディングでは味わえないグラインド特有の魅力あったのと、グラインドを多用しているストリートトライアラーは世界的に見てほとんどいない現状があり、自分が挑戦してみたいのです。そのためにはどうしてもリアペグが欲しいし、トライアラーとしてフロントフリークランクを使って組みたい!という欲求から、固定でグラインド対応しているFGFSの固定ハブが入れられる120mmエンド幅を採用しました。

ブレーキはグラインドすることを考慮してVブレーキを採用し、シートステイとチェーンステイの間の補強プレートも排除しました。そのためリア周りもかなりスッキリしたのではないかと思います。

最後に、3つ目のチュービングの変更ですが、こちらは図面を書いていた段階では何も考えていなかったのですが、実際に岡安製作所でパイプのカット作業をお手伝いしていたときに、岡安さんが「こんなのあるよ!」と見せてくださったのが今回変更したシートチューブとチェーンステイでした。現行のMOZUと何が違うのかというと、パイプの内径です。すなわち、従来MOZUに使用されているシートチューブとチェーンステイのパイプの肉厚が薄いものを使っています。ご覧のとおり(画像↓)、シートチューブの肉厚はかなり薄いです。シートチューブだけで100gの軽量化(従来の半分)ができました。また、シートチューブも従来のものより70g軽量化されています。

シートチューブとチェーンステーを薄いパイプに変更しても、それほど乗り味に変化はないだろうと予測していますが、このチュービングの変更によって実際に乗り味がどれくらい変わるのかもテストしてみたいと思います。

 

ということで、新しいフレームのご紹介はざっとこんな感じですが、実際にバイクを組んで色々な乗り方を試してみないと総合的な評価はできません。今パーツを調達中ですが、早く組んで乗りたいです。また追ってレポートしていきたいと思います。

今回は僕にとって初めてのシグネイチャーフレームの製作になったわけですが、岡安さんやサモさん、水野さんのアドバイスをいただきながら実際に自分も手を動かして製作に参加しながらつくりあげていったので、完成したフレームを手にしたときは感動もひとしおでした。このような機会を与えてくださって、本当にありがとうございます!

最後に、紹介しきれなかったフレーム細部の画像は「read more」からご覧いただけます。

それではまた!

 

 

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