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MTBでターンダウンをするためのバイクのセッティングの特徴

2014年9月5日

過去にも何度かネタにしましたが、MTBでターンダウンするのってとてもダイナミックで格好いいです。ターンダウンはBMXでは一般的なトリックですが、MTBだとホイールが大きい分、空中に飛び出てからの上半身や下半身、そしてバイクの動きが目立ち、ダイナミックさに拍車がかかります。

伊織君のターンダウン

※ターンダウン
空中にバイクを立てて飛び出し、リアホイールを前方に突き出しつつ上半身を被せながらハンドルを180度回し、バイクを正面に向けるジャンプトリックです。ハンドル〜フロントタイヤが180度以上入ると格好いいとされます。バニーホップから入れることも可能です。

 

それと、ターンダウンをするMTBライダーが極端に少ないことが、できるライダーの希少性、格好良さを増大させているのです。

何故、ターンダウンをするMTBライダーが少ないのでしょうか?

1つに、MTBのセッティングが大きく影響していると思います。

まずはMTBでのターンダウンのシーケンス画像をご覧ください。特にハンドルを持った手と腿の重なる部分、サドルと足首の部分に注目してください。

MTBのターンダウンのシーケンス

ターンダウンがしやすいMTBは、太ももが通しやすいようにハンドルとトップチューブのクリアランスが大きめで、さらに足首を通しやすいようにサドルとトップチューブのクリアランスも確保されている必要があります。

MTBでターンダウンするためのセッティング

例えば、ハンドルバーのライズで言うと、2インチライズのハンドルバーよりかは3インチライズのハンドルバーの方が圧倒的にやりやすいです。昨今MTBで流行っている1インチ程度のローライズバーだともう絶望的に腿が通らずできません。ちなみにBMXはハンドルライズが8インチ以上あるので、そりゃあ腿を通しやすいですよね。

杜JAMでのkai君のターンダウン。2インチライズハンドルバーを使っているので入りがもう少しです。(それだけが理由ではないですが)

kai君のターンダウン

一方、3インチライズのハンドルバーを使っている伊織君のターンダウン。キッチリ180度入っていますね。

伊織君のターンダウン

さらにさらに欲を言えば、トップチューブの低いバイクの方が足を通しやすくやりやすいです。

具体的なMTBで例を出すと、TUBAGRAライダー森田君のシグネチャーフレームである「MOZU Premium 2」が挙げられますね。

MOZU Premium 2

MOZU Premium 2はノーフットキャンキャンなどのトリックがしやすいよう、トップチューブがトライアルバイク並に低いのが特徴です。これに、3インチライズバーを入れたら、最強のターンダウン養成バイクとなります。

もっとも、ターンダウンはハンドルのライズがたっぷりあり、トップチューブが低いだけではできません。空中に飛び出してからのバイクの立て方、足の突き出し方、ハンドルの入れ方、上半身を被せるタイミングなど、必要な要素をあげたらキリがないほどです。

 

かつて自分は、ターンダウンをしようと真剣に練習しまくった時期がありました。今のクロモリ製のMOZUに乗る以前のことです。ターンダウンの練習をするためだけにフラワートレイルに行ったり、バイクをターンダウンに特化したセッティングに変えて他のトリックが全部スランプに陥ったり、とにかく色々と試行錯誤しました。その期間、およそ1年半… 結局できませんでした!!(泣)

今思えば、1.5インチライズのハンドルバーでトライしていたのがそもそも駄目だった、とか色々と思い出されますが、クロモリ製MOZUのジオメトリを考えるために買ったBMXで1ヶ月粘ったけどできなかったので、たぶんターンダウンの素質が無かったんだと思います。

実際、BMXライダーでも、できる人はすぐできるのに、できない人は全然できない、という2パターンに分かれますね。これ、自分のターンダウン練習期間中、大勢のBMXライダー達にターンダウンの練習の仕方をリサーチした際に得られた情報です。

あー、でもやっぱりターンダウンやりたいなー!!また復活させようかな… 悩む〜。

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