Parts & Setting

24インチMTBでストリートライド

24インチMTBでパーク、ダートジャンプ、ストリートをより快適に行うべく試行錯誤してきた機材のノウハウを惜しげもなく披露します。

2009年10月

さて、私が「04 DMR Rhythm24」を皮切りに、ホイールサイズを2インチダウンしてから数え5年半、brMOZU(26インチとの兼用設計だが24インチとも相性が良 い)を代表とする24インチMTBを取り巻く環境は充実してきた。とはいえ、MTBでもなくBMXでもない24インチMTBを組むとなると、それなりのノ ウハウを必要とする。このページは、MTBとBMXのハイブリッド思想が生んだユニークな24インチMTBを乗り易く組み上げるための指南書である。

All text by Fukajyawa(TUBAGRA)

■TUBAGRA 「brMOZU」

■Union Street Bikes 「Molly Maguire」

■Tonic Fabrication 「Fall Guy(1st lot)」

■brkmrkt 「Contraband」

24インチMTBストリートのフレーム


1)想定ホイールサイズ設定

24インチ専用設計かそうでないかに大別される。フレーム素材は様々な合理性からほぼクロモリで決めうち状態である。他の素材がもし選択肢としてあるなら、デメリットについて熟考すべきであるが、ケースが少ないため本項目では割愛する。

■26インチ設計(もしくは26インチ/24インチ兼用ジオメトリ)
その昔、MTB用の24インチパーツが海外で流通し始めたとき、用途はダウンヒルで極太タイヤを履くためか、BMXクルーザー用のどちらかであった。それ らを26インチ用ハードテイルMTBフレームに試着し始めたのが黎明である。筆者も26インチ設計のストリートMTBフレームに24×1.95タイヤと肩 下450mm(ストローク80mm)のサスフォークをつけたことがあったが、BBが下がりすぎて使い物にならなかった。だが、 croMOZU/brMOZUのような専用設計張りにリアセンターが短く、BBハイトも高めというウルトラコアなストリートMTBフレームならば、パーツ の組み合わせ次第でほぼ違和感なく乗れることもある。

TUBAGRA 「brMOZU」(26/24インチ兼用)

■24インチホイール専用設計
brMOZUほど24インチホイールとも相性の良い26/24兼用フレームも珍しい。従って、基本的に24インチホイールと440mm以下の肩下フォークを使ったときに、適切なBBハイトが稼げ、且つリアセンターが極短に出来る専用設計フレームがベストと言える。

NS Bikes 「08 Capital」(24インチ専用)

2)ブレーキ台座
ブレーキ台座はV/U/Discの三種類があり、VとUはリムブレーキでDiscは専用ローターを使用する。三者間で、台座の互換性は全くない。Vと Discはフレームによって共存することもある。24インチホイールは概して26インチのそれより強度が高い(振れにくいのでブレーキングに影響が少な い)ことから、リムブレーキ(V/U)採用率が高い。

■Vブレーキ
Vブレーキは別名カンチブレーキともいい、MTB発祥の伝統的なもの(シマノの商標)だ。Vブレーキ対応レバーと併用する。Uブレーキ用レバーとは引き率 が異なるので満足には併用できない。メリットは、シンプルで軽量な構造、豊富なグレード幅とラインナップ、手に入りやすい関係パーツ等だ。デメリットとし て、フラフラと張り出しているブレーキ本体がテイルウィップや回転技/転倒の際に足に引っかかり、一時的なトラブルを引き起こしやすい点(台座をフレーム の裏に逆付けしてある程度回避している製品も多い)。制動力については、過酷なダウンヒルでのスピードコントロールなどには使わないため、必要にして十分 な結果が得られる。

MTB用のラインナップからのチョイスが現実的で、Shimano、Avid等が手に入りやすい。ワイヤーそのものはBMX用も使用できる。

Avid 「Single Digit SL」

■Uブレーキ
こちらもシマノの商標だが一般化している。別名センタープルブレーキといい、嘗て一部のMTBなどに使われていたが、現在はBMXに採用されているのみ だ。BMXでの採用率は9割にのぼる。Uブレーキ用(BMX用)レバーと併用する。Vブレーキ用レバーとは引き率が異なるので満足には併用できない。メ リットは、アクションや転倒による不調が殆どない点、BMX用のラインナップからチョイスできよりバイクをBMX的に仕上げることが可能な点、BMXレ バーの多くがグリップやバーエンドを外すこと無く着脱できる機構を有している点だ。最後のメリットについては、ポジション出しやハンドルバーの交換を楽に する重要ポイントである。デメリットはブレーキ性能がVやDiscに比較して劣る点だが、必要にして十分といえる。このように優れたシステムなのだが、残 念ながら24インチフレームで採用されるケースはまだまだ少ない。

BMX用の豊富なラインナップから好みでチョイスする。

Union Street Bike「Molly Maguire」の逆付けU台座とOdyssey 「Monolever M」

■Discブレーキ
MTBダウンヒル用途から生まれたディスクブレーキ。26インチにも対応したものや、フリーライド寄りの要素を持つフレームに採用されていることがある。 油圧式/ワイヤー式がある。油圧式はキャリパーと合う専用レバー(同一メーカー互換グレード)を、ワイヤー式はVブレーキレバーと併用する。メリットは、 最高のブレーキ性能(制動力/コントロール性/レバータッチ)。デメリットは、高価、トラブルが多い、コスト等である。特に外的衝撃によるトラブルに最も 悩まされるブレーキシステムである。

MTB用のラインナップからチョイスする。

DMR「Rhythm24」のインターナショナルディスク台座とShimano XTR BR-M965キャリパー

3)エンド形状(幅/タイプ/リアハブシャフト径)

■エンド幅
110mm/135mmの二種類が存在する。VもしくはUブレーキ+BMXハブとの併用を想定している場合、BMXと同じ110mm幅である。Vブレーキ もしくはDiscブレーキ+MTBハブとの併用を想定している場合、135mmである(通常の変速機付ハードテイルMTBのエンド幅は135mmで統一さ れている)。

110mmのメリットは頑強且つ豊富なBMXハブのラインナップが使用でき、リア周りの強度/剛性が高まる点。135mmのメリットは、MTBのDiscハブなどが使える点。好みの問題だが、よりハードな使用を快適に行うには前者が推奨される。

■エンド形状
二種類存在し、リアハブシャフト位置が固定でホイール脱着方向が上下なのが「MTBエンド(別名バーチカルエンド/ドロップエンド)」、シャフト位置が前 後に可変でホイール脱着方向も前後なのが「BMXエンド(別名ホリゾンタルエンド/トラックエンド)」である。BMXは文字通り全て後者であり、24イン チ対応フレームの殆ども準じる。ストリートライディングにおいては、BMXエンド+シングルスピードで組み上げるのが基本であり、MTBエンドフレームを 敢えてチョイスする意味はない。BMXエンドフレームでリアペグを使用するには、広範囲にわたって平面が保たれるエンドプレートが必要である。


DMR 「Rhythm24(135mmエンド、10mmシャフト径)」


Tonic Fabrication「Fall Guy(110mエンド、14mmシャフト径)」

■リアハブシャフト径
MTBタイプの10mm、BMXタイプの14mmがあり、基本的にはエンド幅と同期するが、135mm幅で14mmシャフトのフレーム (ex.TUBAGRA MOZUシリーズのオプション)がいくつか存在し、完成車の一部には110mm幅で10(3/8)mmシャフトのフレームも存在する。この二種類の例外に ついては、使用できる製品が限られるため注意が必要である。


Novatec Single Speed hub 14mm(135mm幅、14mm径。コアなユーザー用のレアなハブ)

4)BBタイプ
2009年11月現在、Euro/Spanish/Mid/Americanの四種類がある。BMXではSpanishとMidが主流になりつつあり、ストリート用MTBフレームもこれに追従している。


※要変換アダプター

■Euro
MTBとロードレーサーの多くに採用されている、フレーム側とベアリング受けカップ双方にネジ山が切ってあるタイプ。変速機をつけることを想定しているス トリートMTBフレームや一部のレーサーBMXなどで採用されている。ベアリングが最も小さいため、強度と耐久性は最も劣るが、BMXタイプの3pcクラ ンクのみならずMTBタイプのクランクが使えるのがメリット。シマノの2pc規格(external BB)やスパングリッシュBBなどを使えばかなりこのデメリットを回避できるが、チェーンラインの調整が難しくなる。メンテナンス性においても他に負けて いるという指摘もあるが、圧入するかネジ込むかの違いであって、大差がないとも言える。

BB及びクランクはMTB用とBMX用(Euro BBタイプ)の両方から選ぶ。


Tonic Fabrication 「Fall Guy 1st」のEuro BB


Shimano 「Saint」のEuro External BB

■Spanish
Euroより一回り大きいフレームパイプに、二回り大きいベアリングを直接圧入するタイプ。軽量性を意識したBMXフレームで一般的である。構造上、BMX 3pcタイプのクランクのみしか使えない。強度と重量のバランスが最も優れているといえる。

BB及びクランクはBMX用(Spanish BBタイプ)のラインナップから選択する。

NS bikes 「08 Capital」のSpanish BB

■Mid

昨今のBMX及び最先端のストリートMTBフレームに於けるメインストリーム。構造上、BMX 3pcタイプのクランクのみしか使えない。旧来のAmericanタイプと同じサイズの巨大ベアリングを、Spanishよりも更に一回り太いフレームに 直接圧入して使う。最高の強度と耐久性が、Americanより軽量に実現されている。

BB及びクランクはBMX用(Mid BBタイプ)のラインナップから選択する。


We the people 「Mid-BB kit」

■American
「BMXといえば重くて硬い自転車」、という印象付けに一役買っていた旧式BB。Midと同じサイズの巨大ベアリングを専用カップに圧入し、それを極太フレームパイプに圧入する。MTBストリートフレーム黎明期に一部採用が見られたが、BMX含め現行品での採用はない。

BB及びクランクはBMX用(American BBタイプ)かMTB用(要American⇒Euro変換アダプター併用)のラインナップから選択する。


DMR 「Rhythm24」にMRP American⇒Euro変換アダプターを装着したところ

5)ヘッドチューブタイプ
自転車新旧総合で見ると、ヘッドチューブ/ヘッドパーツの規格は百鬼夜行状態であるが、ストリートフレームにおいては下記三種類が主流である。ステム/フォークのパイプ径は1・1/8”で統一されており、ヘッドチューブタイプの違いによる互換性の影響はない。

■AHEAD
クリスキングに代表される一般的なMTB仕様で、ベアリングの入ったワンをヘッドパーツ上下に圧入するタイプ。メリットは豊富なラインナップから選択できることぐらいで、ストリートライディングに於いてはデメリットだらけである。

ヘッドセットはMTB用の幅広いラインナップから選択する。


Tonic 「Fall Guy 1st」とKing 「Threadless Headset」


NS bikes 「08 Capital(Cane Creek規格)」のヘッド周り

前者はロードレーサーのパーツメーカー「カンパニョーロ」が推奨する規格で、後者はパーツメーカー「Cane Creek」推奨規格。シェア的には前者が圧倒的である。両者はベアリングのサイズに若干の差があるのみで酷似しているため、まとめて述べるが、両者には 若干の差とはいえ互換性がない点に注意が必要である。またカンパニョーロ、Campy、インテグラル、Integrated、Internal等々様々な 言い方が入り乱れているため、最終的にはベアリングの角度で規格を特定したい。

BBの進化と同じで、両者はベアリングを直接ヘッドチューブに埋め込むタイプである。BBと違って、圧入するのではなく乗せるだけなのでメンテナンス性が 高い。ヘッドチューブ及びステム位置を無駄に高くする必要がなくなり、ワンの排除もあいまって軽量且つルックス的にもシンプルに仕上がる。また、内部でコ ロに角度を持たせたアンギュラーコンタクトベアリング採用により強度も大幅に上がっている。

ヘッドセットはロードレーサー/BMX用から規格に注意して選択する。また、ロード用でカーボン製のものなどは強度が不足するので使用すべきではない。


Wethepeople 「Integrated Headset(カンパニョーロ規格)」


FSA 「IS-2(Cane Creek規格)」

24インチMTBストリートライドのフォーク

サスペンションフォークとリジットフォークという二つの選択肢がある。肩下(サスペンションの場合はストロークも)はなるべく短いほうが良く、重量も軽い 方が良いが、強度との兼ね合いが重要である。エンド仕様は9mmと20mmスルーアクスルがある。前者はBMX規格の3/8ハブとほぼ互換性があるため流 用可能で且つ場合によってはペグが使用できるメリットがある。後者はMTB DH/FR向けの20mmハブが使えるメリットがある。尚、通常のMTBに比べると概して短めの肩下となる場合が多いため、肩下長に反比例してハンドルハ イト(3インチ以上)を稼ぐべきである。

A、サスペンションフォーク

MTBの特徴的装備の一つがフロントサスペンションである。ストリートライディングをするにあたっては、諸刃の剣となりがちであるが、適当な製品を適切な セッティングで組み付ければ、その恩恵を大きく享受することが出来る。ただ、リジッドフォークに比べてどうしても高コストになる。

大体の要件は下記表の通りだが、モデルによって当たり外れが大きいため、事前にクチコミや評判を調べておきたい。XC向きの軽量モデルがガンガン通用する こともあれば、ダートジャンプ向きと銘打っている重いモデルが数ヶ月で壊れたりする。手に入りやすいストリート用途のモデルはいずれも重量が2500g前 後もあり、日本人には重過ぎと言え、そこそこの重量のものから良質なモデルを探し出してくるのが現実的だ。人力ベースなだけに、出来るだけ軽量に仕上げら れなければならない宿命のMTBフロントサスペンションを取り巻く状況はこのようにシビアなのである。

ストリートの場合、基本的に着地の衝撃を吸収するのみの用途となるため、クイックなレスポンス及びヘッド角を稼ぐ観点からしても、ストローク量は 40mm~80mmが理想だ。モデルにもよるが簡単な改造でショート化出来ることが多いため、若干長めのものを買ってから短くしていくのも手であり、肩下 の調整も兼ねられる。スプリングはエアタイプのほうが軽く仕上がり、セッティングも出しやすいが、他と比較して高価である。

ペグの使用については、9mm/20mm共に基本的に自己責任の改造が必要であり、改造してさえも併用が不可能に近い場合も多い。

■ストローク100mm以上のサスフォーク想定フレームもしくは26インチ設計フレームの場合

肩下は460mm程度に留めておかないと、BBが下がりすぎて乗りにくいバイクとなってしまうため、80mm~100mmストロークのサスフォークを使い たい。ただ、brMOZUのように短めのフォークを使っても違和感が少ない場合もあるため、現物合わせ(比較想定)が基本である。

MTB用の肩下460mm前後のラインナップからのチョイスが現実的。

Marzocchi 「09 4X WC (ストローク100mm、肩下不明、20mm thru axle)」

■ストローク80mm以下のサスフォーク想定フレームもしくは24インチ専用設計フレームの場合

コアな24インチ専用設計フレームだと40mm~60mmという極短ストロークのサスフォークすら使用可能なことがある。サスペンションフォークであるこ とを意識させないクイックでBMXライクな感覚が得られる。ただ、フレームによってBBハイトその他の条件が変わってくるため、現物合わせ(比較想定)が 基本である。

MTB用の肩下460mm前後のラインナップから好みでチョイスし、必要に応じて短ストローク化改造をすると良い(※改造はリスクも伴うため個人の責任の範疇で行う)。


Manitou 「07 R7 Comp 80mm(ストローク80mm、肩下460mm、ショート化改造可)」を45mmストローク&ペグ取り付け改造(ペグのスリット切削)をした状態

B、リジッドフォーク

身体が許せるのであれば、リジッドフォークを使用した方が安価であり、且つよりクイックでダイレクトなアクションが出来、概してフォークそのもののトラブ ルが激減する。しかし、なんと言っても手首をはじめとした身体へのダメージが大きく、ヘッドチューブや周辺パーツの劣化を早めることもある点に注意が必要 だ。購入後の肩下の調整がほぼ不可能である。

物によって細部が異なるため、用途によって選択したい。サスフォークと違い、ペグ対応を謳っている製品もある。

■ストローク100mm以上のサスフォーク想定フレームもしくは26インチ設計フレームの場合

肩下440mmを切るようなフォークを使うとBBが下がりすぎて乗りにくいバイクとなってしまうため、80mm~100mmストロークサスペンション代替 用の長めのフォークを使いたい。ただ、brMOZUのように短めのフォークを使っても違和感が少ない場合もあるため、現物合わせ(比較想定)が基本であ る。

MTB用の肩下460mm前後のラインナップからのチョイスが現実的。

ARESTIC 「PIC(肩下460mm)」

■ストローク80mm以下のサスフォーク想定フレームもしくは24インチ専用設計フレームの場合

コアな24インチ専用設計フレームだと420mmという極短肩下のフォークすら使用可能なことがある。最高にクイックでBMXライクな感覚が得られる。ただ、フレームによってBBハイトその他の条件が変わってくるため、現物合わせ(比較想定)が基本である。

MTB用の肩下460mm未満のラインナップから好みでチョイスする。

NS bikes 「NEW RNS FORK(肩下420mm)」

24インチMTBストリートライドのリアハブ

フレームのエンドタイプ(幅)が、MTBハブかBMXハブのどちらかを使うべきか決定する。前者のメリットは、ディスクブレーキとマルチスピードで組める可能性がある点であり、概して後者の方がよりストリート性能が高い。

A、MTBハブ(135mmエンド)

■マルチスピードハブ
DH/FRに対応した強度の高いものから選択する。フリー部のラチェットノッチもある程度数が多く且つ深くてしっかりしたもの(概して音がうるさい)を選 びたい。是非購入前に実物を手に取るか、評判を調べておきたい。MTBハブはシャフトとフリー体が長いため、重量の割に強度が稼ぎにくいため、重量と強度 のバランスが重要である。シャフトの固定方式は、BMXエンドタイプの場合、乗車中に前後にずれないようボルト締めが必須である。

尚、マルチスピードをシングルスピード化するキットも売られている。

Da bomb 「9to1」

ハブは、MTBフリーライド以上用の強度の高いものがターゲットである。

Hadley [Rear Freehub」(426g、ボルト締めorクイック締め、36ノッチ)

■シングルスピードハブ
フリーの横幅を縮小するか、外部別体フリーホイール化して左右のフランジ幅を稼いだ、より強度の高いシンプルなハブ。当然多段化は不可能。用途からしてボルト締めがデフォルトであることが殆ど。135mmエンド幅/14mmシャフト径という珍しい製品も存在する。

Profile Racing 「MTB Single Speed Hub(135mm幅、10mm径、カセット式、ボルト締め、48ノッチ)」

DMR 「Single Speed Rear Hub(135mm幅、10mm径、フリーホイール式、ボルト締めorクイック締め)」


B、BMXハブ(110mmエンド)

110mm幅/14mm径のBMXハブは、自転車のハブの中では最強の部類に属し、ストリートライディングに最適である。軽量を謳ったものからヘビー デューティーなものまで、スタイリッシュなラインナップから選択できる。ストリート用のハブとしての基本要素はどの製品も押さえているといえるため、デザ インや特色で選べば良い。

Odyssey 「Hazard V3 Cassette hub 9T」

Proper 「Magnalite IB Female Cassette Hub」

C、フリーコースターハブ(MTBハブ/BMXハブ)

フェイキーで後進してもクランクの回転を伴わないという魔法のようなハブ。選択するかしないかはスタイルの違いだが、独特な面白さがあることは事実だ。概 して重くなってしまうが、ラチェット音のしないスムーズなライディングをもたらし、市街地での夜練をひっそり行うお供ともなりうるが、反面歩道を併走する 女子高生チャリ軍団や、フラフラ走るママチャリ中年女性を追い越すにはその場でバニーホップするなどして音で気づかせる工夫が必要となる。基本はBMX仕 様のラインナップだが、一部MTB仕様も存在する。通常のハブに比べ、強度の割には重量があり、バックスライド構造の部分を中心に、マメなメンテナンスを 必要とする。

KHE 「Reverse Hub(BMX仕様)」

KHE 「Geisha Free Coaster MTB Hub(MTB仕様)」

24インチMTBストリートのリム/タイヤ/チューブ

<リム>
24インチのリムは、26インチMTB/BMXと比較して発売メーカーとモデルが限られる。好みで選べばよいが、やはり重量と強度のバランスは重要だ。下記に2009年11月現在の国内正規流通品の一部を掲載する。

DMR 「DV Rim」


SPANK 「Subrosa Rim 24」


Atomlab 「Pimp Lite」

Atomlab 「Pimp」
Atomlab 「General Issue」
Halo 「Tornado」


<タイヤ>

24インチのタイヤは、26インチMTB/BMXと比較して発売メーカーとモ デルが限られる。好みで選べばよい。下記に2009年11月現在の国内正規流通品を網羅する。

Kenda 「K-rad(24×1.95、24×2.3)」
DMR 「Transition (24×2.2)」
DMR 「Moto (24×2.2)」
DMR 「Moto Digger(24×2.35)」


KHE 「Mac Folding (24×2.1)」

Maxxis 「Holy Roller(24×2.4)」
Primo 「Dirt Monster(24×1.85)」
IRC 「Siren(24×1.75)」


Halo 「Twin Rail(24×2.2)」

<チューブ>
24インチのチューブは、26インチMTB/BMXと比較して発売メーカーとモデルが限られる。重量と強度をファクターとして好みで選べばよい。下記に2009年11月現在の国内正規流通品を網羅する。

Panaracer 「24×1.75/2.0 AV」
Kenda 「bicycle tube(24×1.9/2.125 AV)」
Schwalbe 「24×1.5/2.5 AV」

【完】

All text by fukajyawa(TUBAGRA)

 

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2 Responses to “24インチMTBでストリートライド”

初めまして。記事のことなんですが、カンチブレーキはVとは関係ない別のブレーキです。

こんにちは。
執筆者ではありませんが、補足させていただきます。
確かに現在一般的な用語法では、本文中の「Vブレーキは別名カンチブレーキ」は誤解を招く表現だとは思います。

※ただし、「Vブレーキ」はShimanoの商標名で、元々の一般名称は「リニアプル・カンチブレーキ」であって、Vブレーキはあくまでカンチブレーキの一種(発展系)です。

フレーム側の台座はVブレーキもカンチブレーキも同一です(ただし、Vブレーキはフレーム側にアウター受け小物が必要ありません)。
とはいえ、ブレーキレバーの選択において重要なレバー比(引き率)は、旧来のカンチブレーキとVブレーキ(リニアプル・カンチブレーキ)では異なりますので、ブレーキレバーは共用できません。
そのため、一般的な区別としては、通称「カンチブレーキ」と通称「Vブレーキ」とば別のブレーキシステムと考えるのが理にかなっています。
引き率で言えば、ロード用のキャリパーブレーキ=カンチブレーキ=Uブレーキ(フレーム側に必要な台座はそれぞれ別)であり、それとは別にVブレーキ=機械式ディスクブレーキ(一般的なMTB用のもの)となっています。

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