どうしたらMTBストリートでグラインドトリックが定着するのか?
過去に何度も日記のネタにしている「どうしたらMTBストリートでグラインドトリックが定着するのか?」です。
だいたい、「どうして定着しないのか」の答えは分かっていて、世間一般では「MTB = ディスクブレーキ装着」が当たり前となっています。「ディスクブレーキがある故にMTBの存在理由がある」という人が少なからずいることも知っています。
グラインドペグやペダルで行うグラインドトリックは、バイクの側面を障害物に当てて滑らすため、ディスクブレーキのローターを接触し破損する恐れが多々あることがネックとなり、殆どのMTBライダー達をグラインドトリックから遠ざけています。
とはいえ、国内MTBストリートのトップライダー達の間ではグラインドトリックを行うことが当たり前となっていますね。TUBAGRAのストリートライダーの殆ど、KNS.LO、SND*Sなど、みんなグラインドトリックをルーティンの中に組み込んでいます。
彼らはそれらを行うために、ディスクブレーキが付かないストリート専用MTBフレームを使っていたり(代わりにVブレーキやUブレーキ、キャリパーブレーキが付く)、ディスクブレーキを付けないノーブレーキ仕様で乗ることで実現しています。
最初からディスクブレーキ台座が付いていないBMXハブ対応のストリート専用フレーム TUBAGRA DOPEなどBMXハブに対応したMOZUシリーズ
24インチホイールに特化したdrive
it’s not too late bicycleや、
NS Bikes Capital
日本では入手しづらいけど ILLBIKE Peanut
Pride streetなどが存在しています。
まぁ、つまるところ、MOZUやCapital以外のこれらのフレームが極端に入手しづらいことが最大の要因にも思えなくも無いですが…
うーむ… 上で紹介したフレームはどれもBMXハブに対応していますが、別に一般的なディスクローターの付いたMTBハブ対応のフレームでも、ブレーキさえ外せば、ペダルを使ってグラインドを楽しむことができます。
MTBハブでも昨今はグラインドペグを付けられないことも無いようですが、強度面のトラブルをいくつも聞くので、MTBハブ対応フレームをご使用の方は、まずはペダルを使ったグラインドトリック「ペダルグラインド」をマスターされると良いと思います。
今ではdriveのライダーである、MASSANのペダルグラインドを多用した動画です。
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=Jbu5kRbtDUY[/youtube]
また、世界のMTBストリートシーンの中で、例えば世界中のMTBストリート動画のまとめblogを見ると、日本のライダーはグラインドトリックの部分を大きく評価されていたりします。(逆に言えばバースピン系やテイルウィップ系が弱い訳だが…)そう、変な話、世界から見ると、「多彩なグラインドトリック=日本っぽい」という認識されているともとれます。
せっかく世界から認められている特徴なのだから、日本のライダー全員で伸ばして発展させていった方が良いと思うのですよ!
[vimeo]http://vimeo.com/40409538[/vimeo]
グラインドトリックができると、色んなセクションを見る目も変わりますし、トリックのバリエーションも増え、心底ストリートが楽しくなります。
もっとも、グラインドは縁石やレール上を滑るため、場合によっては器物破損に繋がる可能性があるので、グラインドし放題!のスケートパークなどで練習されることをオススメいたします。(と、今度はここでスケートパークで乗るライダーが少ない問題にブチ当たる訳ですが…泣)
自分は10年以上前、MTBストリートを始めてバニーホップの次に覚えたトリックがペダルグラインドで、そこからグラインドトリックの魅力に取り憑かれ続けている古くからの熱狂的なグラインド信者です。1週間に何回もレールなどでグラインドしないと禁断症状に見舞われるくらいグラインドに支配されています。
なので、MTBライダー達にも1人でも多くグラインドの魅力を知ってもらいたいし、興味を持ってトライしてもらえると本当に嬉しいです。
BMXハブが使えるフレームで、先日に紹介したcroMOZUフレームがいつでも納品可能ですので、ご興味ある方はご連絡ください。
このフレームに合うBMXハブやそれに対応したリムなど、できるだけご購入のサポートをいたしますので、お気軽にご連絡ください。