工藤シグネチャーフレームを発売に際しまして
ついに、工藤シグネチャーフレームを販売する運びとなりました!
ちなみに、工藤シグネチャーMOZUって長い名前だし、開発ネームはkdMOZUと言いますけど、現在新しい名前を考えている最中です。なんと言いますか、「MOZU」にこだわらない名前にしようかなーって思っていますね。ちょっと遊び心があるような。まぁ、どうやってもMOZUはMOZUですし。
TUBAGRAがMOZUシリーズを発売するに至るまでには、当然の如く、複数のライダーによる入念なテストライドを行ってきました。
実は、工藤MOZU発売に至るまでは、実はBBハイトが一番の課題となっていました。続きはread moreから
通常のbrMOZUでさえ、肩下420mmのリジッドフォークを装着してBB上がり5mm(フロントハブ軸とリアハブ軸を結んだラインより5mmBBの軸が高い、ということ)となっていて、一般的なMTBフレームとしたら結構高くなっています。一般的なMTBのジオメトリだと、BBハイトは0か下がっている場合が多いですから。(BBが低い方が高速なダート走行においては安定する、という特性で)
ですが、工藤MOZUはそのBB上がりが15mmと、これまた格段に高くなっています。そうなると、当然の如く乗り味は一般的なMTBとはかなり異なってくるんですね。
実は、このBB15mm上がりのフレームは2年近く前から存在していました。前に工藤君が使っていたチーム用brMOZUで初めてBB15mmアップを採用していたのです。これが当初は賛否両論でした。特に一般的なMTBに乗り慣れているライダーからすると、重心が高くなりフラフラする縲怎Nイックになる、など違和感を覚えることが多々あったためです。
ですが、それに乗り慣れた工藤君から「最高です。これ以外考えられないです」という意見をもらえるくらいになり、更にそのBB15mmアップの工藤君の brMOZUに乗せてもらったチームメイトのレオン君や伊織君までもBB15mmアップを望むまでとなり、チームライダー専用brMOZUに留めることなく、真剣にBB15mmアップ化したMOZUの製品化を考えるようになりました。
当初、「一般的なMTBに乗り慣れているライダーからすると違和感を覚える」と書きましたが、逆に言えば、既にMOZUのような特殊なMTBに乗り慣れたライダーからすると、このクイックさ=バランスがたまらないみたいです。
再三強調しておきますが、工藤MOZUは必ずしも万人受けするジオメトリではありません。実際、自分はまだ乗って多少の違和感があるくらいですし、安定して評判良いのは普通のbrMOZUだったりします。
(※brMOZUのジオメトリさえ一般的なMTBと比較すると相当特徴的ではありますが)
それでも、TUBAGRAの考える、現時点でのMTBストリート専用フレームMOZUの最終進化形態が工藤MOZUです。MTBストリートをコアな部分まで突き詰めた、また、突き詰めたいライダーにぜひ乗ってもらいたいフレームとなっています。
もし、工藤MOZUに興味のある方は、TUBAGRAライダーの工藤君、レオン君(BB15mmアップのチーム仕様brMOZU)、伊織君(BB15mm アップのチーム仕様brMOZU)、アシ君が乗るMOZUに乗ってみて、BB15mmアップの感覚をしっかり確かめていただけると幸いです。
※そういやtrMOZUはBB30mmアップです。STEM*君のtrMOZUバイク、これまた相当BBの高いバイクに仕上がっていますが(静止状態からのコギ上げがメインのトライアルではこの高さは一般的)、こちらは果たしてどのような乗り味なのでしょうか?興味あります!!
実際問題、BBが高ければ良いってもんじゃないですしね。
一方、悲しいお知らせもあります。現在、良く出ているbrMOZU、trMOZUに隠れて、元祖MOZUであるcroMOZUは殆どオーダーがない状況にあります。最近ではbrMOZUにもサスフォーク(60縲鰀80mmにショートストローク化は必須ですが)を装着して使う流れも定着した今、croMOZU の存在意義が大きく問われていたことも事実。常に時代は動いているんですよね。その辺で思うことは次の機会にでも…
それはそうと、blkmrktの大ヒットFIXEDフレームNSFの26インチバージョン「Street Fiend」を見て改めて思いました。
◯◯◯◯◯の◯◯◯の◯◯◯と方向性が◯◯なんですねぇ…。興味深いなぁ!!(伏字ばかりで訳分かんない)
あと気付いたんですけど、これを普通のフリーハブで乗ったら、面白い26インチ(MTB?)ストリートバイクになるんじゃないの?って思いました。