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カンタン!汚れたナイロンバッグを洗う方法(ポリエステルも含む樹脂製生地)

2013年10月16日

去年の10月から高い頻度で愛用しまくりの(ちょうど一周年でした!)beruf baggageSTROLL BODYPACKですが、夏に汗だく状態で背負うことが多々あったため、最近、なーんか塩が付いた感があるというか、汗臭いというか、触ると微妙にヌルヌルした感がありました。

汗が染み込んだバッグ

とはいえ、樹脂製生地(ナイロンやポリエステル)のバッグの手洗いの仕方とか良く分からないし、洗濯機で洗うと生地を痛めて致命的になるとも聞くし、洗いたくても洗えない…

と悩んでいた際、ちょっとした打ち合わせでberuf baggageのオフィスに行く用事があり、デザイナーの佐野さんに相談したところ、なんとバッグの洗い方を直接伝授していただけることになりました!

ホント、この手の自転車系スポーツをやっている方は、汗だくになるのにも関わらず、バックパックやこのようなショルダーバッグみたいに上半身に密着するバッグを使用している場合が多く、生地の汗や汚れの染み込みで悩んでいる方も少なくないのではないでしょうか。

ということで、せっかくの貴重な情報を自分だけが独占するのも忍びないので、beruf baggageデザイナー佐野さん直伝の樹脂製生地(ナイロンやポリエステル)のバッグをキレイにする方法を、写真と文章でできるだけ分かりやすく紹介したいと思います!

それでは行ってみましょう!!

 

1)中性洗剤を用意する

中性洗剤

特別なモノでなく、どこにでも売ってそうな中性洗剤を使用します。中性洗剤以外ですと、生地を痛めたり、生地に残った洗剤が皮膚に悪い影響を与える恐れがあります。ですので、必ず中性洗剤を使いましょう。ただし、中性製剤でも芳香性のある洗剤は控える、とのことです。

 

2)洗い用のぬるま湯とゆすぎ用の水を用意する

洗い用のお湯とゆすぎ用の水

バッグがすっぽり収まるサイズの入れ物(樹脂製バケツ)を用意します。右の青い入れ物にはぬるま湯が入っていて、黄色には普通の水が入っています。
今回は撮影用に分かりやすく2つの入れ物を用意しましたが、別に2つに分ける必要はなく、1つので先に洗ってから、それから中身を流し、それからゆすぎ用にしてもOKです。このような入れ物を使用せず、シンクに水(お湯)を張っても、もちろんOKです。

 

3)分解できるところまでバッグをバラバラにする

カバンをバラします

細かくした方が、1つ1つを丁寧に洗いやすくて良いです。

 

4)ファスナー類をすべて空けて中身をチェック

ファスナー類をすべて空けて危険物がないかのチェック

バッグの中に洗ったらいけない物が紛れ込んでいるかも知れないので、ファスナー類は全部空けて中身を確認しましょう。中に何も無ければ、ファスナーは開けたままにしておいてください。水洗いをする際に、ファスナーを閉じてしまうと、中が洗えないのはもちろんのこと、入った水が外に出づらくなります。

 

5)中性洗剤を適量入れる

中性洗剤を適量入れましょう

入れる洗剤の量は、適量と言うよりも、さらに気持ち少なめで大丈夫です。

 

6)手荒れが気になる方はゴム手袋を付ける

手あれ防止ゴム手袋

薄い中性洗剤で洗うので、素手でも大丈夫かとは思いますが、万が一の手荒れが気になる方はゴム手袋を付けましょう。

 

7)洗剤を入れて溶かす

洗剤を入れて溶かします

ぬるま湯に洗剤を入れてしっかりかき混ぜて溶かします。軽く泡立ちが確認できたら準備はOKです。

 

8)バッグを浸して手もみ洗いをする

手もみ洗いをします

最初はストラップなどの細かいパーツから行うことがオススメ。しっかり洗剤が溶けたぬるま湯に浸し、手もみ洗いをします。あまり力よ込めてゴシゴシ洗わず、軽くもみ、撫でるようにしましょう。

 

9)汚れが目立つ部位はスポンジを使う

スポンジを使って洗います

汚れが目立つ部位は食器を洗うようなスポンジを使って洗いましょう。もちろん柔らかい面で、生地を軽く撫でるように。

 

10)バッグ本体をぬるま湯に浸す

カバンの本体を浸します

ストラップなど細かいパーツで洗う感じを掴んだら、次はバッグ本体です。完全にぬるま湯に浸るように押し込みます。

今回の表面の生地はポリエステル製(場合によってはナイロン製)で、表面にteflonR加工が施されていて、あまり強くこすると表面加工の劣化を早める恐れがあります。

ということから、基本的にこのようなバッグ(ポリエステル製 or ナイロン製)の表面は、何かしらのコーティングが施されている場合が多いので、スポンジの柔らかい部分で無理な力は入れず、軽く、生地を痛めないように洗いましょう。

 

11)バッグの内側も洗う

カバンの内側も洗います

このバッグの内側の素材はターポリン(ポリエステル系の繊維を合成樹脂で挟んで作られている、運動会等で設営するテント屋根の白い部分の様な材質)で作られているので、ゴシゴシ洗っても問題ありません。

ですが、他の製品も全部そうとは限りませんので、ひとまずは軽い力で優しく洗うと間違いないと思います。

 

12)洗ったバケツの水

洗ったバケツの水

洗剤が入っていた、バッグを洗った方のバケツの水です。こんなに汚い… 凄く濁っています。たった1年でこの汚れ!
みなさんのバッグもこうなっているかも知れませんよー!!

 

13)しっかりすすいで生地の洗剤を落とす

すすぎ用のバケツに入れて洗剤を落とします

十分に洗った後は、すすぎ用の水が入った入れ物(樹脂製バケツ)に浸し、しっかりもんで洗剤を落とします。中性洗剤なので生地に残っていてもそれ程身体に問題はありませんが、できる限りキッチリと洗剤を落としましょう。

 

14)すすぎ終わったら陰干しする

すすぎ終わったら水を切って陰干しします

すすぎ終わったら水を切って陰干しをします。日光が直接当たると生地が変性したり日焼けするので、風通しの良い日の当たらない場所を選んでください。事前に裏地などの水分は拭いた方が、多少は早く乾きます。

ポリエステルやナイロン製の化学繊維の生地全般に共通して言える事ですが、ドライクリーニングや乾燥機、そして乾燥を急ぐあまりドライヤー等で温風を直接当てるという行為は厳禁です。熱による生地の硬化や予期せぬ伸縮等が発生します。

 

15)キレイになったバッグ

キレイになったバッグ

すっかり乾燥し、キレイになったバッグです。装着してみると、なんと言いましょうか、洗濯し終わったシャツみたく、爽やかな風合いがありました。

 

ということで、今回紹介したような樹脂製生地(ナイロンやポリエステル製)のショルダーバッグ、バックパック、メッセンジャーバッグなどをお持ちで、ボチボチ汚れが気になっている、という方は、ぜひこの方法で洗ってみては如何でしょうか?(もちろん自己責任でお願いします!)

洗い始めから陰干しまでかかった時間はわずか30〜45分程度なので、どなたでもちょっとした時間にササッと行うことができます。特別な技術、道具などは一切必要無いですし。

また、ご愛用しているバッグを洗ってキレイにすることにより、さらにバッグに愛着が湧くと思いますよ!

 

今回の洗濯方法を教えてくれたberuf baggageのデザイナー佐野さん、本当にありがとうございました!

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