MTBストリートトリックコンテストお疲れ様でした!
本日、エントリーされたライダー達、ご来場いただいた皆様、MTBファンミーティング内でこのコンテスト開催の提案をしてくれた小川輪業の小川さん、我々を受け入れてくれたMTBファンミーティング主催の皆様、開催を許可してくれた富士見パノラマ、ご協賛していただき賞品をご提供していただいた企業様(Yuris、TKC productions、peAk co., ltd.、beruf)、本当にありがとうございました。
ぶっちゃけ雨があれだけ降っているのに、全行程を消化できたのが信じられないくらいでした。
本当に胃が痛くなる天気でしたよ。続きはread moreから。大量に画像と文章を追加しています。
金曜の夜(夜中)に富士見パノラマに到着した時は満天の星空でした。それが一瞬にして雲に包まれ雨ザーザーに…
※右下のテントの中で寝袋にくるまって寝ているのはTKCテイスケさんです
朝になってありがたい事に雨は上がりましたが… このあとすぐに降ってきたじゃないですか!しかも結構強いです。
この時、本当に絶望しましたよ。そして胃がメチャ痛かったです。ですが、そうは言ってられません。
多くの人達がこのコンテストを楽しみに来ていて、それらの労力や熱意を無駄にしないためにはどうしたら良いか、この状況下で最善の結果を得られるためにはどう動いたら良いか、を雨宿りしているクルマの中で考えまくりました。
まず、雨が降っている状況下でセクションを使うトリックコンテストは、セクションが雨で濡れて滑り使い物にならないので開催は困難…。
だとすれば、自分達に残された切り札はバニーホップコンテストのみ。バニーホップコンテストなら、多少の雨が降っていても行うことができます。(ライダーには結構なストレスになりますが…)
そしてこの雨ですので、MTBファンミーティングに参加している我々MTBストリートライダー勢以外の、大勢のMTBライダー達も、思うようにコースで乗れなくてつまらない思いをしているんじゃないか?と考えました。
そこで急いでMTBファンミーティング本部に駆け込み、小川輪業の小川さんに話をして、大勢の人達が最も集まるエリア、それこそ出展している各企業ブースや管理事務所前のエリアど真ん中でバニーホップコンテストを行えないか提案させていただきました。(当初行う予定の場所は下の駐車場です)
それであれば、
・雨で退屈しているMTBファンミーティングに参加しているMTBライダー達も楽しんでもらえるのでは?
・出展企業ブースの人達にも見せ物として十分喜んでもらえるのでは?
・トリックコンテストに来ているMTBストリートライダー達にしても、上記の大勢の人達に自分達のライディングを見てもらえることが出来、仮にトリックコンテストが雨で開催出来ないという最悪の状況でも、価値のあるライディングが出来るのでは?
すると、ありがたいことに小川さんからすぐに快諾していただきました。さらに小川さんから本部の方に、午前中のイベントが全て終了して大勢のMTBライダー達が本部付近に戻ってくるタイミングでバニーホップコンテストを開催してもOKのように話をつけてくれました。本当に小川さんに感謝した瞬間でした。
このような経緯で、何とかバニーホップコンテストを大勢の前で行えることになったのでした。
小雨が降り続き、ベチョベチョの路面の状況下でバニーホップコンテストはスタート。
まず最初はバニーホップ180コンテストからスタートしました。このように企業ブースの目の前でバニーホップ計測器が設置されています。
飛ぶライダーはセイマ君。みんな雨でペダルやタイヤがすべりまくりでしたが、メチャ上手いバイクコントロールで難なく飛んでいきます。ホントに凄い!
雨は強くなったり弱くなったりを繰り返しつつ、止むことはなかったですね。その中で参加ライダー達は安定してバニーホップ180で飛んで行きます。基本的に70縲鰀80cmまではみんな飛べていましたね…。
そして、去年105cmを飛んだ工藤君が最終的に95cmを飛び切り優勝しました。(上の画像は高さ70cmくらいです)
■工藤君のバニーホップ180コンテスト 95cmクリアーのシーケンス
しかし、95cmって普通のノーマルバニーホップでも飛ぶの果てしなく大変なのに、それを180で飛んじゃうって凄い!
あまりの高さに、この後、ノーマルバニーホップ大会やりづらくなったもの!(苦笑)
とは言いつつも、続いてノーマルバニーホップコンテストをスタート。一瞬雨が強くなり、そのタイミングで少々観客がいなくなりましたが、とにかくライダー達はどんどん飛んでいきます。60cmからはじめて、一瞬で80cmくらいの高さまで行ってしまいます。それくらい、エントリーしているMTBライダー達のレベルは高いです。
個人的に参加が嬉しいMTBライダーであるノースショアプロダクツの草原さん!今回、メチャ久しぶりに会いました。
おそらく日本のMTBで最も早くノーブレーキスタイルとフリーコースターハブを導入したライダーではないでしょうか。元祖ハードコアMTBストリートライダーです。
TUBAGRAライダー伊織君の高いバニーホップ。たぶんこの時は95cmくらい?
頂点ではフロント下がりになるライダーが多い中、フロント上がりのバニーホップのスタイルです。
KNS.Lo Yushi君はバニーホップしてリアを流して斜めにし、頂点の高さを稼ぐスタイル。
このスタイル、着地で斜めになるのが弱点で、その結果、リアホイール(タイヤのビードかリム)にダメージを受け、このようなことに…
周囲に爆音を轟かせてリアタイヤを破裂させてしまいました。見ている人達の大勢の笑顔がそのアクシデントのインパクトと美味しさ(笑)を物語っています。
新しいチューブを入れたものの、タイヤのビードが伸び、リムも開いてこのようなことに…
Yushi君には笑いの神が付いているのかも知れませんね。これはマジで!(笑)
工藤君はおなじみおしりを横にずらし、頂点でのリアタイヤの高さを稼ぐスタイルです。
バニーホップ180に続き、またこの男の優勝か?と思いきや、伏兵がいました。
同じ361localで工藤君の幼き頃からの盟友であり、最近TUBAGRAに加入したばかりのアシ君です。彼が唯一100cmを飛び越えて優勝!
写真が残念過ぎて本当にすみません!アシ君が飛び越えた場所が自分のすぐ手前で、構図に収まりませんでした。つーか、どうしてバーの端を飛ぶの?センター100cmよりも端の方が数センチは確実に高いのに!しかも、アシ君の頂点でのスタイルは、正直、まだ差し切れていないというか、身体の動きに余裕があります。ということは、突き詰めればさらに高く飛べるということなのでしょうか?
■アシ君のバニーホップコンテスト 100cmクリアーのシーケンス
何はともあれ、アシ君、ライダー人生の中で初タイトル獲得!ということで、本当におめでとう!
あと、今回はFIXED界のカリスマである伯爵にMCをお願いさせていただきましたが、とてもナイスな突っ込み連発の絶妙なトークで、ライダー達や観客達を盛り上げてくれました。伯爵にMCをお願いして心の底から良かったです。本当にありがとうございました!!
本編であるトリックコンテストの様子は、編集した動画と一緒に紹介させていただきます。もう少々お待ち下さい!