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MTBストリートトリックコンテスト2011SUMMER結果発表

2011年8月9日

2011年7月30日(土)に富士見パノラマリゾート MTBファンミーティング2011内で行われたバニーホップコンテスト、ならびにMTBストリートトリックコンテストの結果と動画を紹介させていただきます。(前日のサモの日記と多少被る内容ですが、正式にコンテストをまとめたエントリーとして再度掲載させていただきます)

【バニーホップコンテスト(180 & Normal)】
[vimeo width=”640″ height=”360″]http://vimeo.com/27220752[/vimeo]
バニーホップ180 優勝 95cmクリアー:工藤(TUBAGRA 361local
バニーホップ 優勝 100cmクリアー:アシ(TUBAGRA 361local

小雨縲恂{降りの雨、たまに晴れ、を繰り返す天気の中で行われた、お世辞にも良いコンディションだったとは口が裂けても言えない状況下で、MTBファンミーティングの数多くの出展ブースの目の前の僅かな空間で行われたバニーホップコンテスト。

最初はバニーホップ180で、高さは50cmからスタート。(その時は、まさかあんなに高く飛ぶとは思っていなかったので…)60縲鰀70cmあたりまではほとんどのメンバーはクリアーしましたが、80cmでだいぶ人数が限られて来ました。最終的に残ったライダーはBMXのRYO君と、MTBの工藤君の2人。2人とも90cmは素直にクリアーし、95cmでなかなか勝負が決まらずサドンデス方式に。そこで3回目のチャレンジでRYO君が引っかかった後、工藤君がクリアーし見事優勝!とりあえず、180で95cmという誰もが想像していなかった記録が生まれたのでした。しかも26インチのMTBで。

その次にノーマルのバニーホップをスタート。雨も強くなってきたし、180の段階でレベルが相当高いことは分かっていたので高さ60cmから始めました。80cmくらいまでほぼ全員がクリアーし、90cmでだいぶ限られてきた感じです。そして95cmまでクリアーしたのが、先程180で95cmを飛び優勝した工藤君、アシ君、伊織君、KNS.LoのYushi君でした。ただ、Yushi君は飛んだあとにタイヤをバーストさせ乗れなくなり、パンク修理している最中に、ひとまず3人で100cmをスタート。2回目のチャレンジで工藤君と伊織君が引っかかる中、アシ君1人が見事クリアー。そしてパンク修理から復帰しいざ100cmにチャレンジしようとしたYushi君が飛ぶ前に再度タイヤをバーストさせ、その直後アシ君の優勝が決まりました。

【MTBストリートトリックコンテスト】
[youtube width=”640″ height=”390″]http://www.youtube.com/watch?v=hBeTHDgodDw[/youtube]
1位:Yushi(KNS.Lo
2位:Miya-Gblkmrkt
3位:工藤(TUBAGRA 361local
4位:サスケ
5位:草原(North Shore Products
6位:セイマ(blkmrkt SUK=!
7位(同投票数):KAN(blkmrkt KNS.Lo)、STEM*(TUBAGRA HASHIRIN)、アグネス、ヒビキ
8位:ツカサ
9位(同投票数):Kaiblkmrkt Dimension)、HIROYA(KNS.Lo)、jinken(TUBAGRA)
10位(同投票数):アシ(TUBAGRA 361local)、伊織(TUBAGRA Dimension)ケンタ、ユウマ
11位:水野

雨が断続的に降る絶望的な状況で、一瞬の晴れ間をついて開催された今回のコンテストは、従来の富士見パノラマのパークセクションに、カーブボックス2つ(高さ80cm×長さ3.6mと高さ50cm×長さ3.6m)、マニュアルボックス(高さ15cm×長さ3.6m)を持ち込み追加するカタチで行われました。

コンテストの方式と採点方法は、上記で紹介したセクション内を1人持ち時間1分のライディングを3回行い(2ラウンド目から天気が怪しいので45秒に短縮)、エントリーしたライダー達自身による投票(自分以外の良いと思ったライダー5人をチェックする)で、投票数が多いライダー順に順位を決めていく、というTUBAGRA開催イベントでは恒例となっているカタチです。

11位の水野君はトライアルをベースとしながらも、グラインドなどのストリートトリックやフラットトリックを織りまぜながらライディングを構成していました。

10位のケンタ君、ユウマ君はまだ小学生で小さい身体にも関わらず、大人顔負けの鬼コギでボックスジャンプを飛び、エアートリックをバンバン決め、大人たちを驚かせていました。
アシ君はセクションの全体を流れるように飛び回り、伊織君はグラインドボックスをメインにグラインドのバリエーションで攻めていましたね。

9位のjinkenさんはトライアルベースとは思えない、パークセクションを360や多彩なリップトリックで流れるように乗り、ストリートセクションではトライアルテクニックを駆使して魅せていました。
HIROYA君はマニュアルボックスを、バニーホップ360や180、バニーホップバースピンの複合トリックを駆使していました。
Kai君はボックスジャンプやエアターンでエアートリックを入れつつ、ボックスジャンプをストリート的に攻めようとしてクラッシュしたり(それらが決まっていたら順位がかなり変わっていたかも知れない)なかなか激しいライディングを繰り広げていました。

8位のツカサ君も小学生で小さい身体にも関わらず、鬼コギでボックスジャンプを飛びきり、エアートリックをバンバン決めちゃうのが凄かったです。リップではディザスターとかメイクしているし(笑)

7位のヒビキ君もツカサ君同様、身体のサイズからしたら相当大きなボックスを軽々飛んでいき、エアートリックを入れていくが凄かったですね。
普段はBMXライダーであるアグネス君はMTBで参戦。基本的にボックスジャンプをエアートリックで見せつつ、クォーターパイプでバースピンテイルタップに何度もトライしていました。個人的にはぶっ飛んだエアートリックを見てみたかったですね。
KAN君はパークセクションからストリートセクション全体をバニーホップを主体とするストリートトリックで構成していました。フェイキーからの戻りのフロントタイヤをスライドさせるスタイル、フラットバニーホップから深くテーブルトップ(インバート)を入れるライディングが格好良かったです。
STEM*君は異色のノーブレーキトライアルスタイルで、時折ペダルグラインドを織りまぜながら主にカーブボックスを攻めていきます。ノーブレーキというだけで、ボックス上で異様な緊張感が生まれるのはメリットなのでしょうか?(笑)

6位のセイマ君は、パークトリックとストリートトリックを上手く組み合わせた彼独特の攻め方をしていました。特にミニランプのコーピング際でメイクしたフットジャムテイルウィップがスピーディで格好良すぎです。

5位の草原さんは、元祖ハードコアMTBストリートライダーが未だに健在であることを証明してくれるライディングを見せてくれました。高いボックスにサスフォークのレッグ下とクランクの肩をかけて滑る精度が必要なバニーホップからのグラインドだったり、高いクォーターからのフリーコースターハブを駆使した長距離フェイキーなど、過去に衝撃だったシーンを再び見れたことが最高に嬉しかったですね。新たなる進化を希望しています!

4位のサスケ君は、ボックスジャンプもエアターンも華麗なエアートリックでこなしつつ、十八番である高いところからのバニーホップノーハンドドロップで、コテコテストリートの部分もしっかり体現していました。最後の雨で滑りやすくなったクォーター(高さ1.8m以上?)に飛び乗り、そこからすかさずバニーホップノーハンドでドロップして他のライダー達を湧かせていましたね。

3位の工藤君は、バースピンやテイルウィップ、バニーホップ180や360を駆使し、カーブボックスやマニュアルボックスを回転系やグラインド系トリックで多用し、ボックスジャンプもストリートトリックでこなし、そういった意味では一番ストリート的に今回のセクションをライディングしていました。途中、チェーンが切れノーチェーンになっても、ボックスを使ってトリックを決める熱意は凄かったです。

2位のMiya-G君は、自身がダートジャンパーという特性を活かし、ジャンプランプをメインに構成していました。完璧に入ったワンフットアンターンダウン、3D気味の360、超安定したバックフリップ、そしてエアターンでのアンターンダウンなど有無を言わさずカッコイイです。最後に繰り出したバックフリップノーハンドで着地でバイクに絡まり、足首を剥離骨折してしまったのが残念でしたが、その熱さがみんなの票を集めたのだと思います。

1位のYushi君は、前に行われたバニーホップコンテストの勢い(笑い的な意味で)を持ち込みつつも、全てにおいて高く速いダイナミックなライディングで見る者を魅了しました。セクションの使い方としてはパークセクションがメインで他のライダーと比較してシンプルだったのですが、なんですかね、理屈じゃない格好良さがありました。そして一番票を集め優勝です。本当におめでとう!!

とまぁ、こんな感じで主催者である私サモの各ライダーの総評を述べさせていただきましたが、何はともあれ「無事にコンテストが開催できて良かった!」というのが一番の感想でした。Miya-G君が負傷してしまったのは本当に残念でしたが…。

次回も当然行います。今回、いくつか改善しないといけない点も発見したので(開催してみないと分からなかったことが多々ありました)、とにかく参加したライダー達が全てを精一杯ぶつけることが出来る楽しいコンテストを作りたいと思います。

参加してくれたライダー達、参加ライダー達をサポートしてくれた皆様、本コンテストにご協賛いただいた企業の皆様(Yuris様、TKC様、beruf様、peAk co., ltd.様)、MCをしてくれた伯爵、セクションを運搬してくれたけんぷっぷさん、場所を提供してくれた富士見パノラマリゾート様、今回の機会を作ってくださった小川輪業の小川さん、観戦してくれた皆様、本当にありがとうございました!

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