KOASTAL SPRING JAM 2019を観戦してきました
3月30日(土)に鵠沼海浜公園スケートパークで開催され、TUBAGRAも協賛させていただいた「KOASTAL SPRING JAM 2019」を観戦してきました。
この日は奥さんが終日仕事で、育児は自分が担当だったので、このJAMも息子同伴です。なので、うろちょろ落ち着きがない息子を制止しながらの観戦となり、正直かなり疲れてしまいましたが。
今回、鵠沼スケートパークに着いて度肝を抜かれたのが、キッズBMXライダーの多さ。その場にいた殆どが小学生〜中学生のBMXライダーだったのではないでしょうか?しかもみんな凄まじく上手です。
自分のご近所ライダー(多摩川の対岸に住んでいる)シュン君のライディングを久しぶりに観たのですが、もう別人でした。写真は360テイルウィップです。バックフリップやバースピンは当たり前のようにメイクするし、今回のコンテストでは720(横2回転)にトライしていました。
このキッズも中学生1年生くらいでしょうか?フレアも当たり前にメイクです。
ここ最近のBMXシーンを見てきて、高校生くらいから始めるライダーが少なくなっていると感じていましたが、その原因の1つに小学生〜中学生ライダー達に上手いライダーが多すぎることがあるんじゃないかと。(憶測ですけど)それくらいその年代のパワーというか、勢いを感じずにはいられないのでした。
そんな中でも圧倒的なオーラと存在感があったのが、現在の日本のTOP3に入るBMXライダー高木聖雄さん。
エアーとメイク率の高さでバースピンやテイルウィップを気持ちが良いくらい決まりまくりのライディングを魅せてくれます。
まさかのバンクtoバンクでのフロントフリップもメイク。これは迫力満点でしたね。
今回のKOASTAL SPRING JAM 2019から主催者Miya-G君の意向でMTBクラスが新設されました。
ということで、Miya-G君と一緒にMTBシーンを盛り上げたいTUBAGRAからAKIRA君とYAMATO君もエントリー!
AKIRA君が乗るSHAKA24バイク。ステムとサドルが新しくなりました。近々バイクチェックをしてもらおう。
YAMATO君が乗るSHAKA26。実はテストフレームで、ヘッドがテーパード対応になっているのです。それにしても、YAMATO君の乗るフレームはブラックのイメージが付いていたので、このクリアーカラーはとても新鮮!こちらも近々バイクチェックをしてもらいます。
KOASTALの代表で本イベントの主催者であるMTBライダーMiya-G君(右)と元幕張ローカルのYuki君(左)。
MTBクラスはエントリーライダーが5人でコンテストスタート!
TUBAGRAライダーYAMATO君はいつも通りのバースピンを絡めたストリート寄りのライディングで攻めます。実はYAMATO君、かれこれ5年以上もこのパークで乗っていなくほぼ初見に近い状態とのことで、相当な戸惑いがあったようです。
鵠沼〜横須賀のキッズBMXライダーとも顔見知りなので、わざと視線を送りながらのロングマニュアルをしてアピール。
BOXジャンプではトラックドライバー(360しながら最中にバースピンをする技)もメイク。
難を言うなば、セクションが大きな鵠沼スケートパークを乗り慣れていなく、ダイナミックさやオリジナリティあるライディングに欠けていたことでしょうか。
続いてAKIRA君のライディングです。
BOXジャンプでの彼の得意技であるトボガン。
AKIRA君もこのパークを乗るのは4〜5年ぶりということで、その頃とセクションも変わっているし、ほぼ初見に近い状況。試走時間も決して充分とは言えなかったので、とにかく今やれることを必死にトライしたと言うことでした。
AKIRA君の良かった点は、他のライダーが殆ど使わないバンクtoバンクにかかるレッジを積極的に攻めたことでしょうか。グラインドペグが当たり前のBMXライダーも殆ど本コンテストでグラインドを行わない中(ぶっ飛び系ライダーが多いので、どうしてもBOXジャンプがメインになる)、唯一色んなバリエーションでグラインドしていたのがMTBライダーのAKIRA君というのが興味深かったです。
バンクtoバンクのレッジに180フィーブルや、スミスグラインドtoバニーホップ180ドロップなど複合トリックをぶっつけ本番でバンバン繰り出し、しっかりメイクするのはAKIRA君のテクニックの分厚さがあるから。
今回の「KOASTAL SPRING JAM 2019」で初めて会ったMTBライダーのハルキ君。13歳の中学1年生。
バースピンがとても上手くて、色んなセクションで躊躇なくハンドルを回しています。
スパインでのモトウィップ。
大きなBOXジャンプで540度(横1回転半)に何度もトライしていましたが、あと少し回転が足りなくてメイクならず。
AKIRA君と同郷、幕張ローカルのYuki君のバックフリップ。
最後はKOASTAL代表で本イベント主催者のMTBライダーMiya-G君のライディング。
Miya-G君のBOXジャンプでのガッツリ入ったアンターンダウン。高度なライディングスキルに加え、このパークのセクションを熟知した攻めを見せてくれました。
バックフリップも慣れたものです。
MTBクラス表彰式の様子。
優勝はMiya-G君。2位は同ポイント数でAKIRA君、Yuki君でした。おめでとうございます!入賞できなかったライダーたちもお疲れ様でした!
イベント後半にはバニーホップコンテストも。
YAMATO君は上位を狙いますが、まさかの凡ミスで中盤に脱落!
一方、AKIRA君は屈強なBMXライダーたちの中、MTBにも関わらず最後の方まで残り、90cmをクリアーして3位入賞となりました。
優勝は一人だけ1mをクリアーした山下さん(ニックネーム:きょーじゅ)。とても軽やかで柔らかい伸び上がりは他のライダーとの次元が明らかに違いましたね。おめでとうございます!
ここではMTBクラスメインで紹介していて、会場の8割を締めていたスーパーキッズたちのライディングの写真はあまり掲載していませんが、彼らの凄まじいライディングの数々を目撃した息子は居ても立ってもいられなかった模様で。
一応、積んでおいたヨツバサイクルをクルマから取り出し、ミニランプやバンクを立ち漕ぎで走り回っていました。明らかに一皮剥けた感じのライディングスタイルになっていて、このためだけでも息子を連れてきて良かったです。
息子、MTB界隈では有名なトレイルドッグ君と初対面。