SPECIALIZED Turbo LEVO SL Comp Carbonを購入しました
いつもお世話になっている小川輪業でeMTBのSPECIALIZED Turbo LEVO SL Comp Carbonを購入しました。
MTBインストラクターという立場上、色々なMTBに触れる機会があるのですが、ここ数年の中で最もインパクトがあったバイクがLEVO(リーヴォ)です。(TUBAGRAのバイク以外で)
「どうしてアクション系MTBがメインのTUBAGRAの人間がeMTBに?」
と思う方もいらっしゃると思いますので、ここで購入に踏み切った理由を書かせていただきます。
スマイルバイクパークや小田原フォレストバイクで頻繁にMTBインストラクター業をしていて、ここ最近eMTBに乗る方が明らかに増えてきていることを実感していまして、そうこうしている内に実際にレッスンする機会も増えていました。
今後はもっと増えるでしょう。
レクチャーする立場で考えると、そういった流れから自分もeMTBに乗る必要があるのでは?と強く思うようになりました。
あと純粋に「乗り物として面白そう!」「可能性を探ってみたい!」という気持ちも後押しして、高価でしたが思い切って購入に踏み切った理由となります。
eMTBなのにペダル込で実測18.08kgと軽く(ちょっとパーツを変更すれば余裕で17kg台)、乗り味は良い意味で【普通のMTB】←この【普通】は最大の褒め言葉
フレームのトップチューブ上部にECO/TRAIL/TURBOの3つのモードやバッテリー残量を示すLEDインジケータが配置され、ハンドルの左側には「+」「-」ボタンがあり3つモードを切り替えます。
従来のeMTBのようにバッテリーはダウンチューブにボコッと取り付けられておらず、内蔵されていて外からは見えません。そのことでパッと見eMTBっぽさを感じない外観になっていますね。
しかも一般的なeMTBのバッテリーより容量は半分以下?そしてモーターも通常の半分程度のサイズとのことで、それでこの軽量化を果たしているとも。
ただバッテリーはユーザーが交換したりできず、それらを行う場合はSPECIALIZEDの提携ショップにお願いすることになります。
LEVOを購入してまず行うことは、スマートフォンにSPECIALIZEDのアプリ「Mission Control」をダウンロードし、自分の身長や体重などを入力・設定すること。
するとアプリでバッテリー残量、走行距離、走行時間、平均速度、最高速度、消費カロリー、獲得標高など諸々をスマートフォンで見ることができます。
さらにECO/TRAIL/TURBOの3つのモードの実際に出るアシストパワーの値をスマートフォンで設定することも!すごい時代になりましたね〜(汗)
そんな訳で、購入した次の日に近所のトレイルにLEVOのシェイクダウンをしてきました。
アシストのパワーがどれほどのレベルなのか確かめるのに、ひたすら激坂登りを繰り返します。
先日紹介したYAMAHAのeMTB YPJ-MT Proの様に激坂をハイパワーでグイグイ登っていくようなアシストではなく、ライダーがこまめにシフトチェンジしていかないとパワーが足りず登れないマイルドアシストということがハッキリ分かりました。
ぶっちゃけ、最初は適当なギア比で登ろうとしたところ、アシストパワーがそれ程強くなく簡単にペダリングが止まり、急斜面で横転する羽目に。一番パワーがあるTURBOモードでも適切なギア比にしないと登れませんでした。
という訳で、通常のMTBと同じように激坂を登る際はすばやくシフトチェンジして最適なギア比にし、登り専用フォームでしっかりペダリングをしていくと、あら不思議!過去にcroMOZU275で1度しか登頂したことがない激坂をECOモードで楽々登りきったではありませんか!
そこでコツを掴んだことで、さらに激坂登りを繰り返した結果、さすがに汗だく&身体がヘロヘロになってきました。ハイ、eMTBでもやりすぎると普通に疲れます(汗)
続いてトレイルライディングで自分が大好きな飛び走るバニーホップの応用トリック、ファイアークラッカーにLEVOでトライ。
小さな地面の凹凸を活用しバニーホップ(ファイアークラッカー)で飛び走るスタイルはズバリ苦手でした。
croMOZU275だと軽く50〜60cm飛べる障害物もLEVOだと頑張って数十センチ。
まー、そこはバイクの特性が違うので仕方ないですね。その分、登りに絶大なメリットがある訳ですし。
移動中に程よいウォールを見つけたのでバニーホップからのウォールライドを試してみました。
助走して程よいスピードでウォールにアプローチし、ウォール直前にバニーホップ!するも前後サスで喰われてフロントが思うように上がりません。結果、超絶低いウォールライドになって終了〜(泣)。
トレイルの後はお馴染みスマイルバイクパークへ移動。まずはLEVOでスラロームコースを走ってみると…
コースの下りはeMTBっぽくない【普通のMTB】のような挙動を楽しめます。eMTBは重量があるので走行ラインが膨らんだりしますが、LEVOだとそういった傾向はなく、ちゃんと狙ったラインをトレースしてくれますね。
スラロームコーススタート地点までのコース脇の登りも当然楽チンではありますが、YPJの様な迫力の加速はなく、しっかりシフトチェンジし、ライダーがちゃんとしたフォームでペダリングして何とか楽チン… という感じでしょうか。もちろん完全人力よりは比較にならないほど楽ですが、全く疲れないなんてことはなく、回数を重ねればそれなりに疲れます(汗)
そして4連ジャンプも飛んでみました。
最初のコギ出しだけアシストがかかるだけで、2つ目のコブを飛ぶ頃には速度がアシストが切れる24km/hを超えるため、完全に人力で普通のフルサスMTBのように飛ぶことができます。アシストOFFにしていても気が付かないくらい。
アシストが無ければただの重たいMTBになるので、ライダーのジャンプテクがそのまま出ますね。
今後はしばらくLEVOを徹底的に乗り込んで、その特性や効果的な使い方を模索していきたいと思います。
スマイルバイクパークから帰宅し、近所の多摩川をBIKE&FISHするためハードテイルのcroMOZU275に乗ったら、ダイレクトさ、軽快さ、簡単に飛び走れるその特性に心の底から感動しました。
eMTBに乗りまくった後は、遊べるHTバイクの楽しさが倍増されてヤバいです。eMTBはeMTBで楽しいけど、HTは楽しさのベクトルが違うというか…。
かつてDHブームの頃はDHバイクとプレイバイク(と呼ばれていた26HTバイク)の2台持ちをする方が多かったですが、eMTBが普及したら、26の遊べるHTバイクの2台持ちする人が増えるんじゃないかと。
今は路面の良いMTBパークやパンプトラック増えているので、26HTバイクの出番は多いですよ。
今晩の夕活BIKE&FISHは初めて狙うスポット!
水位が下がって新たな流れ込みが出現していたので、シーバスいるんじゃないかとエリテンで細かく打っていたら、着水してワンアクションした瞬間にボコッと派手な水面爆発!
まさかのとても大きなナマズで何とか釣り上げたら今季最大の75cm!嬉しい〜!!