HiTaka mk2.1組んだよの話
はい、どうもKaiです。
いつもどおりの不定期連載コラムみたいな本記事ですが…
今回は僕が開発に携わるHiTakaフレームの3本目のプロトタイプを組んだお話。
ちょうど前のポストでサモさんが当フレームについて触れていますね。
開発経緯やバイクチェックは以下をご覧ください。
新フレーム開発プロジェクト開始
HiTaka Bike Check
さて、3本目となるとかなりいい感じに仕上がりつつあります。
SNSなんかでは書きましたが、ジオメトリ―はほぼ完成の域。
あとはフレーム各所のしなりなどを含めた剛性感であったり、
ガセットの入れ方を工夫してより高い強度を求めたり、
所有欲と実用性の双方を満たすハードウェアの実装だったりと、
フレームとしての完成度を上げるべくテストを実施中です。
(やりたいこと・やるべきことはたくさんあるんです…!)
mk2(2本目)の仕様のものは販売しているようなので、
完成が待ちきれないよ!という方は先行しているmk2を楽しんでいただくのも◎。
何度も書いていますが、特筆すべきは汎用性の高さ。
乗れば乗るほどに、特定フィールドの専用機というよりも次世代の万能フレームといっても過言ではないと感じております。
よく五角形や六角形のチャートで各領域での得意不得意をあらわしたりしますが、
あれでいうと高い水準で全てのバランスが取れていると言えば伝わりやすいでしょうか。
Sagae Skatepark Photo by Naoki Gaman
ストリートやパークではShakaやMozu系列と比べても特に遜色ありませんし、
(WTPのケイリョウがBMXからでも違和感なくトリックが出来るとのこと)
Shinchi Pumptrack Photo by Naoki Gaman
バームやリップでの粘りが必要なDJやパンプなどのバイクパーク的なフィールドでは完全に上位互換な性能を誇ります。
(これはTUBAGRAの森田さんをはじめ、信頼できる実力派ライダーの皆からの声)
まぁ要するにどこで乗っても最高に気持ちがいいってことですね。
最後に…HiTakaは敢えてBBを低くし、リアも伸ばしています。
誤解を恐れずに書きますが、BBが高くリアが短ければ、一事が万事乗りやすくなるわけではありません。
例えばフロントアップやバニーホップの動作についても平地で簡単に上がる=限界値が低い(許容量が少ない)ということなので、同じ動きをより高い速度域や多様なシチュエーションでやろうとする場合にはこの限界値(許容量)が高く設定されていることが肝要です。
当然、プッシュ・ロール・コーナリングといったバイクコントロールに必要な普遍的かつ基礎的なスキルの習得についても、
設計的に懐の深いフレームのほうがその本質を掴みやすいのです。
高い速度域でのフロー感、すなわち「いつものライドのその先」を見据えるのであれば、HiTakaが間違いなく皆さんを遥かなる高みへと誘ってくれることでしょう!
勿論ストリートトライアルやBMX的なストリートライディングなどアップBBが有利なシチュエーションは依然として存在するので、ご自身の目指すライディングスタイルやフィールドにあわせたTUBAGRAフレームをお選びいただけばと!
それでは!