TUBAGRAオリジナルMOZUフレームシリーズ BMXエンドについて
TUBAGRAオリジナルのMTBフレームMOZUシリーズ、kdMOZUとbrMOZUで若干のマイナーチェンジが行われましたので、それぞれのフレームの紹介がてら報告させていただきます。
まず、こちらがkdMOZUフレームです。TUBAGRAのストリートを得意とするライダー工藤君の意見を取り入れて作成された、彼のシグネチャーフレームとなっています。これは26インチホイール対応のBMXエンド仕様です。
特徴は何と言っても最短355mmの短いチェーンステー(リアセンター)長と、高いBB位置(肩下420mmのフォークを入れた状態で15mm上がり)。MTBでここまで高いBBのフレームはまずありません。これにより、バニーホップの踏み切りをクイックに行うことができます。
そして、MOZUシリーズにしては高めのトップチューブ。これは後ほど分かりやすく紹介します。
そして、TUBAGRA MOZUシリーズのベストセラーであるbrMOZUフレームです。これは24インチホイール対応のBMXエンド仕様です。
当初は(今でも)世界中でも稀少とされたリジッドフォーク専用MTBフレームとして設計され、後に60縲鰀80mmにショートストローク化したサスフォークでもストリートやダートジャンプが超調子がイイ!ということが判明し、幅広いスタイルのライダーに愛用されています。(自分もbrMOZUをサスフォークで乗っています!)
※kdMOZUもサスフォークで乗れますが、推奨ストロークは60mmとなります。
特に上で紹介しているbrMOZUは24インチホイール対応バージョンですので、リアセンターが最短335mmと、下手なBMXよりも短く、マニュアルやバニーホップ、回転系がとにかくやりやすいです。
kdMOZUとbrMOZUの違いですが、まずは以下の画像をご覧ください。赤く着色してあるのがbrMOZUです。
brMOZUの方がトップチューブが低く、kdMOZUの方が高いですね。そして、BB位置がbrMOZUの方が10mm低いです。(それでも通常のMTBフレームの中ではかなり高い)この辺りがkdMOZUとbrMOZUの主な違いとなります。それ以外のジオメトリはほぼ同じです。
こちらはMOZUシリーズのBMX専用ハブ(軸径14mm)に対応したエンドです。※通常のMTBは軸径10mm。
14mmのBMXハブを使用することにより、BMXやトリックピストバイクで当たり前のように使用されているグラインドペグの装着が可能となります。(10mmのMTBハブでグラインドペグを付けたら大抵一瞬で曲がります)
当初、殆ど人気の無かったMOZUのBMXエンド仕様ですが、ここにきてオーダーが目立ってくるようになりました。まぁ、自分を含め、ストリート系TUBAGRAライダーはほぼBMXエンド仕様のMOZUに乗り、グラインドトリックを多用していますからね。
そして、MOZUシリーズのBMXエンドバージョンにおいて、今回のロットからのマイナーチェンジとなるシートステーのブリッジ部分を説明します。下の画像を見るとブリッジの真ん中に穴が空いていますね。
この穴に、簡単に着脱が可能なダイアコンペのキャリパーブレーキを取り付ける事ができるようになりました。
元来、MOZUのBMXエンドバージョンはオプションでVブレーキ台座(プラス¥5,000)を取り付けないとブレーキを取り付けることができませんでしたが、新しいMOZUシリーズのBMXエンドバージョンは最初からこの穴が付くことにより、公道移動の際はブレーキを取り付け、フィールドに着いたら取り外す、などが容易になりました。
以上となります。何かMOZUフレームについてご不明な点がありましたら、CONTACTよりお問い合わせください。
最後に次の工藤君が使うMOZUフレームのBB下の刻印です。
TUBAGRAメンバーが使うMOZUフレームには、全てこのように名前とTUBAGRAメンバーになってからのMOZUの使用本数が記録されているのです。
現時点でTUBAGRA内で一番激しいライディングを行い、ダントツでフレームを壊していた工藤君が一番この数字が多いのですが、今回、初めて工藤君がフレームを壊していないウチでのフレームスイッチとなります。それだけMOZUフレームの完成度も上がったんですねぇ…