宮城県歌津の伊里前仮設商店街でMTBショーを行ってきました
11日金曜日の夜、自分は行田に行ってTUBAGRAライダー工藤君とアシ君を、そして森田君は宇都宮からわざわざ柏まで行ってSTEM*君をピックアップし、それから宮城県の三陸自動車道唯一のパーキングエリアである矢本パーキングエリアに向かいました。ここまでは東京から500kmくらいあり、結構遠いのですが、眠たくなったら途中のパーキングエリアで仮眠とったので何とかなりました。
手前のAXELAとCR-Zで工藤君、アシ君、森田君、STEM*君は爆睡中です。矢本パーキングエリア、被災地の復興支援関係のクルマが多かったですね。
ここでTUBAGRA伊織君とBTL BikesライダーKai君を乗せたDimension店長の樋口さんのクルマと合流し、一路、宮城県本吉郡南三陸町の歌津に向かいました。
途中、大きな被害のあった南三陸町の防災対策庁舎にも寄ってきました。自分は昨年炊き出しボランティアで福島県相馬市に行き、被災地を観ていましたが、近代的な街並みが軒並み流されているその風景は、それ以上に壮絶でしたね。
歌津を含む南三陸町の東日本大震災の津波による死者数は566名、行方不明者数が310名(2011年12月28日の時点で)となっています。
今回、自分達がMTBストリートショーをする宮城県本吉郡南三陸町歌津に到着しました。歌津ですが、現在、このような状況になっています。高台にある三嶋神社の鳥居付近から撮った写真です。東日本大震災の津波がある前は建物が密集していたそうですが、今は基礎のみが残るだけで見る影もありません。
そんな場所に、今回我々がMTBショーを行う伊里前仮設商店街があります。この地域でちょっとしたサービスエリアというか休憩所みたいな場所になっており、結構、クルマや観光バスが来ていました。自分達が着いた時は外国の方が多数乗った観光バスが止まっていましたし。
伊里前仮設商店街前のステージ前にて、本日のメンバーで記念写真を撮りました。
左から今回MC約のTUBAGRA森田君、SDN*SのメンバーでBTL Bikes Kai君、同じくSDN*SであるTUBAGRA伊織君、TUBAGRA工藤君、TUBAGRA STEM*君、髪の毛がモシャモシャなTUBAGRAアシ君、Dimension店長樋口さん、そしてTUBAGRAサモこと自分です。
伊里前仮設商店街の各店舗には、今回の我々のショーのポスターがたくさん貼ってありました。本当に申し訳ないくらいにたくさんに。
なんか、今回のイベントの本番である、13日(日)開催の「たつがねMTB大会」のポスターより目立っているんですが…(汗
13日(日)の「たつがねMTB大会」は、なんと今回で18回目の開催となる、この地域でとても歴史のあるMTBレースです。いわば、自分達のMTBショーは、このイベントの前座的な役割なんですね。
開催時間までの間、ライダー達はちょっとしたスペースで乗り、ウォーミングアップを行います。
こちらはKai君のウォールtoインバート。
そして、ボチボチMTBショーが始まる時間が近づいてきているのですが、なかなか人が来ない!30分前なのにポツポツしか商店街には人がいなくて、「こんな状況でショーをやって大丈夫なのか?」と猛烈な不安がメンバー全員によぎる訳ですが…
開始15分前くらいになって、あれよあれよとクルマがやってきて、坂の上の高台にある仮設住宅の方から人が降りてきて、あっという間に人がたくさんになったのでした!!よかった~!!(泣)お子様からお年寄りの方々まで、様々な客層になっております。
時間となりMTBショーはスタート!今回、ストリートがメインのショーということで、普段はダートジャンプ専門のライダーである森田君はMC役で登場です。森田君はMCが超がつくくらい上手で(専門的にMCの勉強をしていた訳ではないのに)、ライダーの状況を把握しつつ、どんな状況下でも確実にお客様の心を掴むショー運びをしてくれるので、本当に助かりましたね。
今回MTBショーに出演するのはストリートが得意のライダー達。左から、サスフォーク付きkdMOZUバイクに乗る髪の毛モシャモシャのTUBAGRAアシ君。自らのシグネチャーフレームkdMOZUバイクに乗るTUBAGRA工藤君、trMOZUバイクを超コンパクトなストリート仕様で乗るTUBAGRA STEM*君。仙台を中心に活動するSDN*Sのメンバーであり、brMOZUチームエディションに乗るTUBAGRA伊織君。そして最後はSDN*SでBTL Bikes BIG BUCKSに乗るKai君の、合計5人です。
ショーは、最初はライダー達がどこから来たか?から始まって、バニーホップなど基礎的なトリックから紹介していき、徐々に派手で流れのある複合トリックを行い、観客を盛り上げます。下の画像はバニーホップバースピンをするTUBAGRA工藤君。
観客のみなさまに満面の笑顔を見せながら(横向きならが)マニュアルto立ちこぎウイリーをするTUBAGRA STEM*君。
「それでは何か物を飛び越しましょう」とMCのTUBAGRA森田君のバイクを横にして、それをバニーホップで飛ぶTUBAGRAアシ君。余裕タップリです。
さらにMC森田君が座り、メンバー全員にバニーホップで飛び越してもらいました。写真はBTL BikesライダーKai君。
そして、お客様にも登場してもらい、それをバニーホップでメンバー全員に飛び越してもらいました。
写真はTUBAGRA伊織君。確実に高く飛び越す技術と確信が無ければできない芸当ですね。
注)あまり真似しないようにお願いします!
同じくお客様を余裕タップリのバニーホップで飛び越すTUBAGRAアシ君です。
さらに3人のお客様に横になってもらい、それを全員でバニーホップで飛び越してもらいました。こちらもアシ君です。
実力のあるこのライダー達だからできることなので、実は結構危険です。良い子(大人も!)は真似しないようにしましょう。
さらにさらに、MCのTUBAGRA森田君の機転で会場近くにあった長椅子を持ち出し、それを3人一緒にバニーホップ!
ライダー達も笑顔で、楽しんでショーをやっているのが分かりますね。
5人並んで一気にバニーホップ!右端のSTEM*君がちょっとはみ出気味でしたが、なかなか観客のみなさまに喜んでいただけました。
上記の応用編で、バニーホップ180でTUBAGRA伊織君(左)とBTL Bikes Kai君(右)の仙台勢であるSDN*Sコンビで飛び越してもらいます。ライダー達は確実に技を決めるので安心して観ていられます。
MTBが今まで見たこともない動きをするので、観客のみなさまも、本当に老若男女関係無く喜んでいただけました。
前半が終了し、メンバー達は軽くエネルギー補給をします。今回もTUBAGRAをサポートしてくれているBEAST EYEがドリンクを提供してくれました。
前半と後半の間にはメンバー達のバイクに試乗してもらう機会を作ったのですが、これが大盛況で、お子様からオジサン、おばさままで、みんなライダー達のMTBに乗ってみては「どうやったらあんなに飛べるんだ?」って驚いていましたね。
中にはメンバーのレクチャーで、その場でバニーホップできるなる方もいらっしゃったり、なかなかの盛り上がりでした。
そしていざ後半スタートです!
後半は、ちょっと趣向を変えて、自分達も初めての試みであるMTBで縄(プラスティックの鎖)跳びを飛んでみました。片方の縄を回すのは観客のお子様とそのお父様です。
これを飛ぶのはTUBAGRA伊織君。チャレンジ一発目、プラスティックの鎖が顔面を直撃して痛そうでした。
縄をバニーホップ180で飛ぶTUBAGRAアシ君です。
結構飛ぶタイミングを取るのが難しいのに、みんな上手くやります!
それにしてもこの縄跳び、ある意味、TUBAGRA MTBストリートショーの新境地って感じでしたね縲怐B
そして最後はショーのメンバー達でバニーホップコンテストを行いました。最初はひざ上くらいから始めましたが、みんな全く失敗しないので、みるみる高さは90cm台へ。
頂点でバイクをひねって高さを稼ぐバニーホップのBTL BikesのKai君です。
ちょっと余裕がなくなってきたTUBAGRA STEM*君です。
そろそろ高さを稼ぐバニーホップのスタイルを研究した方が良いかもですねー。
こちらはまだまだ余裕のあるTUBAGRAアシ君のバニーホップ。頂点では完全に身体をズラして高さを稼いでいます。
さすがバニーホップコンテスト上位常連なだけはあり、すでに貫禄があります。
そしてこちらはバー高100cmをバニーホップで飛んだTUBAGRA工藤君。凄い空中姿勢だ。
ここまで来ると高いバニーホップで別の技みたいですね。
そして、最後にやってくれたTUBAGRA伊織君。1人バー高103cmをバニーホップで飛び越して優勝です。
空中でバイクを斜めにして高さを稼いでいます。飛んだ後、観客のみなさま達とハイタッチ!ショーの締めとしては、最高の盛り上がりとなりました!!
商店街の方に優勝賞品としてビールを1ケースプレゼントしていただいたTUBAGRA伊織君です。
ショーの終わりには現地のおばさま達と仲良くなったライダー達。みんなで記念撮影をします。
そして、先程いただいたビールで乾杯!!ライダーのみんなお疲れ様でした!!
多くの人達の笑顔が見ることができた、最高に盛り上がって楽しいショーでした☆
これらの写真は全てRAWで撮影し、SILKYPIXで現像縲恊F調補正をしています。
帰りは仙台に戻り、Dimension近くの牛たん炭焼利久で、みんなで夕飯を食べました。
自分達の中で、牛たんと言えば薄くてペロッとすぐ食べ終わってしまうイメージがありましたけど、さすが本場は違いました。ここの牛たんは肉厚で、されど柔らかく簡単に噛み切れるのです。そしてとにかく美味しい!
自分は牛たんカレーを食べたんですけど、肉厚な牛たんがこれでもか!と入っていて、食べ終わるくらいには、かなりお腹が苦しい状態になっていましたね。もう凄い満足!
そして仙台勢と別れ、我々関東勢は帰路へつくのでした。帰り、眠たくて高速のサービスエリアで仮眠を取りまくったので、自分が東京の家に着いたのは朝7時でしたとさ。1日ちょっとでクルマで1,050km走って足とお尻が痛いです。何はともあれ無事に帰宅できて良かった!
今回は多くの人の手助けがあって可能となった歌津のMTBストリートショーでした。
まず、今回のショーの話しを持ってきてくださったマミ犬さん。
現地の方と話をまとめていただき、当日は色々と案内してくれたDimension店長樋口さん。
ポスターの印刷で大変お世話になったWanpaku Dreamの加藤さん。
多額の交通費を提供してくれた橋爪運送店、橋爪社長。
支えてくれたみなさま、本当に感謝しています。ありがとうございました!!
そして、多くの方達に喜んでいただけて本当に嬉しかったです。ライダー達はどのように感じたのでしょうか?
この後のTUBAGRA日記で彼らの考えを聞けたら嬉しいですね。