理想的なストリートライディング用スニーカー・シューズを考える
理想的なストリートライディング用のスニーカー・シューズは、自分の中では以下の内容を網羅している物と勝手に考えています。
1. 着地で足を付いた時の衝撃をしっかり吸収する
ストリートライダーの持病であり、天敵でもある、「かかと病(造語:トリック失敗して足を付いて着地した際にかかと部分を痛めること)」をいかに防いでくれるかが、個人的にこの手のシューズの良し悪しを決める上で重要な部分だと思っています。本当に高いところから落ちて足をついたら仕方ないですけど、ちょっとしたことでかかとを痛めちゃうようなソールは、ライディング用にはツライと思います。
2. ペダルとの食付き、相性が良い
ソールのパターン、ゴムの固さなどでペダルとの食付きや相性が決まってきます。VANSに代表されるワッフルソールが食い付きの面で最強ではありますが、インバートなど空中で足をスライドさせる場合は、食付き過ぎると逆に困るケースもあるので、そこはライダーの好みが出てきます。
ゴムの固いソールだとパターンが細かくあってもペダルは滑りやすくなり、柔らかく薄いとパターンが粗くてもペダルを足で掴めるので滑りづらくなります。
3. ソールの耐久性がある
上でVANSのワッフルソールが最強と書きましたが、唯一の弱点がゴムが柔らかいが故にすぐにソールパターンが削れ、かかと部分が磨り減り、ソールから崩壊しやすい耐久性の低さがあります。そこそこの期間を乗ってもソールパターンが崩れず、安定したペダルとの相性、着地の耐衝撃性を備えたソールが望ましいです。
VANSのソールはペダルとの相性は非常に良いのですが、耐久性が低いのが唯一の弱点でしょうか。
4. ボディが強い
縫製が簡単にほつれて縫い目から崩壊しやすいと最悪です。また、シューズ・スニーカーの生地が薄すぎるとクランクやペダルがちょっとヒットしただけで足を痛めるので、そこそこのボディの強さのあるシューズが望ましいです。
5. デザインが格好いい
どんなにソールが良く、ペダルとの相性も最高で、ボディが強くても、見た目のデザインが最悪だと履きたくなくなります。カラーバリエーションがそこそこあることも大事ですね。くるぶしをガードしてくれるミドルカットが好き、という方もいれば、ローカットの方がシンプルで好き、という人もいるので、そこは人それぞれでしょうか。
ストリートライダー達に人気のあるVANS Half Cab。この手のミドルカットのスニーカーデザインの原点ですね。いつ見てもやっぱり格好いい!
6. いつでも買うことができる
日本においては、自分が知る限り26.5cm(8 1/2)前後のサイズがすぐに欠品します。せっかく欲しいシューズがあったのに、自分の足に合うサイズが無くて買えない、という経験をされた方も少なくないでしょう。ちょっとマニアックなブランドのシューズの場合、目当てのモデルが入荷したら(春先?年始め?)すぐに買わないと、それ以降は手に入れることは難しくなります。
とはいえ、シューズの買い換えるタイミングなんて人それぞれだったりするので、どのサイズもいつでも安定して買えることが望ましいですね。
7. 値段が高過ぎない
ザラザラのデッキテープを貼った板をシューズに擦り付けて飛ぶオーリーというトリックの特性のため数ヶ月で崩壊し買い替えが必要なスケートボードと比較すると、ストリートバイク用途のシューズはかなり長持ちします。とは言え、安いに越したことはないので、そこはやはり1万円以下、7〜8千円で買えることが望ましいのではないでしょうか?
8. 気軽に水洗いができる
ストリートだけ乗っている分にはそれ程ボディは汚れませんが、ダートジャンプをすると一瞬でボディは泥まみれになります。ソール内にも土が入ります。ということから、簡単に水洗いができるシューズが好ましいです。殆どのシューズは合皮やキャンバス地でできているので、一応自宅で水洗いは可能です。(生地によっては撥水加工が取れたり、型崩れや変性が起きる危険性もあるが…)
スウェード・キャンバス地のスニーカーの洗い方はこちらをご覧ください。
「シューズの重さ」についても考えましたが、軽いのが好きな人もいるし、ある程度の重さがあった方が安心する、という人もいるので、そこには触れないでおきました。
以上の内容を考えて、今まで自分が履いてきたシューズ・スニーカーの中で、Tevaがかなりイイ線行っていました。けれど、2014年初頭にTevaはバイクシューズから撤退しちゃったので、それがもう残念過ぎましたね。
いまだに愛用者の多いTeva Crank Mid。何足もまとめ買いをした方も何人か知っています。ソールの耐衝撃性とペダルとの相性が最高でした。
今、自分が愛用しているサーフシューズブランドのSanuk(サヌーク)。貧弱そうに見えてソールの耐衝撃性があり、それでいて薄くて柔らかくペダルを掴む感覚が強くてバイク向きですね。デザインが格好いいのでどんな服にも合うし、基本キャンバス地なので、ガシガシ洗えるのも魅力です。
あえてスカスカなスリッポンタイプでライディングを楽しんでいます。
2008年から徳島県で毎年開催されていたFGFSの全国大会”SHIOKAZE“の映像「SHIOKAZE FINAL」です。文字通り今回が最後の開催ということで非常に残念ですが、FGFSライダー達の熱いライディングを観ることができます!ちなみにTUBAGRAとして大会に協賛させていただきました。
SHIOKAZE FINAL from DEVOURFILMS on Vimeo.
中国で開催されたMTBスロープスタイルのコンテスト「FISE World Chengdu-China 2014」の上位3ライダーの動画です。みんなメチャ上手くてスムースで驚きました。
昨夜から木枯らしが吹き、今朝はいきなり寒くなりましたね。布団が温かくて普段は早起きの自分もなかなか起き出すのに時間がかかりましたが、いつも早起き一番を誇っていた息子もなかなか起きないという珍しい事態に。
目覚めの息子はまぶたが腫れぼったいです。いつパッチリふたえになるのかな?