広大な水たまりでカービングターンを試してみた
今日はしっかり朝5時に起床。外を見ると、一瞬たじろぐくらいの強い雨が降っています。と思ったら、弱くなって、また強く降り出して、を繰り返している模様。
何はともあれ、こんな天気の時こそ乗りに行かなきゃ!!ってことで、beruf baggageのショルダーバッグにストロボ2灯、自撮りリモート機器、傘ブランケットをマウントした一眼デジとミニ三脚を入れて身体に装着。その上からMont-bellのレインジャケットを羽織り、YAMADORI 1st 26に乗って雨の中、近所の多摩川河原に走り出します。
河原に着いた直後はこんな感じで(↓)まともに前が見えないレベルの強い雨。
一応、安全確認のために多摩川の水位をチェックすると、自分がいる河原の高さに達するには水位上昇があと1.5mは必要で、ひとまず安全と判断。万が一、氾濫しそうな場合は大変危険なので、当然ライディングや撮影は中止します。
こんな雨の中、急いでカメラや防水対策を施したストロボ2灯、自動リモート機器を設置。
すると、傘ブランケットを装着して雨の心配が無いバズの一眼デジがあっという間にズブ濡れになっているじゃないですか!「何故だ?」と思って見てみると、何と地面からの水ハネが思い切りカメラにかかっていることが判明しました。これは完全に想定外で、三脚をギリギリ延ばして地上高を上げて対策。ホントは地面ギリギリからの構図が欲しかったのにな…(T_T)
そうそう、結構な強い風もありましたが、傘付きの一眼デジ+ミニ三脚はビクともしませんでした。やはり自重があるので、ちょっとやそっとの風では影響は無いみたいです。
激しく降り続いていた雨が弱くなると、目の前に広大な水たまりが出現しました。
「これは面白そうな写真が撮れそう!」と、その水たまりの前でカメラやストロボのセッティングを済ませてようやく撮影開始です。
前から一度は試してみたいと思っていた、大きな水たまりでの急角度のカービングターン・コーナリング(マッターン)にトライしてみたのです。
と、ここで再び問題が発生。自撮りリモート機器のセンサーが時おり降り注ぐ大粒の雨に反応してしまい、狙ったタイミングでシャッターが切れてくれないのです。これは何回トライしても駄目で、結局自撮りリモート機器の使用はあきらめて、セルフタイマー(ボタンを押した後に10秒でシャッターが切れる)撮影に切り替えました。
セルフタイマー撮影、これがまた、泣けるくらいタイミングが合わなくて、シャッターのボタンを押しては頭の中で10秒数えてマッターンをひたすら繰り返しました。そんな感じで30回以上はトライして、「まぁ、何とかこれで…」という撮れた写真が下になります。(↓)
当初イメージしていた写真は、上のような構図に、水しぶきがバシャ!!と高く上がっているものでしたが、現実はそうは上手く行きませんでした。
30回くらいトライして良く分かったのですが、水たまりの底は滑らかなタイルとなっていて濡れていれば基本滑り、さらに水深2〜5cmほどの水たまりになるとわずかでも浮力が生まれるため、タイヤのグリップが著しく低下します。そのため、ちょっと速い進入をしてバイクを傾けたコーナリングをしようものなら、いとも簡単にフロントタイヤが滑ってしまうのでした。
そんな中で試行錯誤し、フロントタイヤが滑り始めるギリギリ手前の角度が以下になります。
ヘボい角度で大変恐縮ですが、この試行錯誤がスリルがあってとても面白かった!
ちなみに、YAMADORIのサドルは高めにしてあるため、普通にカービングしようとすると腿の間にサドルが引っかかってバイクが深く傾きません。そこで、マッターンの際にはサドルを左腿の横に逃がし、斜め刺しの状態でコーナリングに入ります。下の写真ですと分かるでしょうか?
それほどスピードはありませんが、このスタイルで水をシュワーと切りながらのカービングは快感でした。
雨は強くなったり弱くなったりを繰り返して止むことは無く、そんな中で、結局45分くらい水たまりで急角度のカービングターン(マッターン)をしていたでしょうか?帰る頃には手足がふやけてましたね。
さて、明日の朝も雨っぽいので、今度は何にトライしようかな?