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2017ハンドメイドバイシクル展に参加してきました

2017年1月22日

東京都千代田区北の丸公園内にある博物館「科学技術館」で1月21日(土)22日(日)に開催された2017ハンドメイドバイシクル展岡安製作所ブースに間借りするカタチでTUBAGRAも参加してきました。今回で3回目になります。

岡安さん、お誘いいただき本当にありがとうございました!

科学技術館で開催される2017ハンドメイドバイシクル展に参加してきました

土日とも快晴で比較的暖かく、来場者数も去年の1.2倍と大好評でした。

 

2017ハンドメイドバイシクル展に参加してきました

科学技術館の1階エントランスをくぐってすぐ左側にハンドメイドバイシクル展の会場があります。

 

入り口には昭和20年代の競輪バイクが展示されていました。

2017ハンドメイドバイシクル展に展示されていた昭和20年代の競輪バイク バレット

1台目は「バレット」と言って昭和20年代に活躍していた競輪選手「弾丸熊坂」の愛称で活躍していた熊坂克己選手が乗っていた自転車になります。リムは何と木製!

 

2017ハンドメイドバイシクル展に展示されていた昭和20年代の競輪バイク エヴァレストチャンピオン

戦前からトラック競技用自転車を作成していた「エヴァレスト」というブランドの「エヴァレストチャンピオン」というモデル。シートに座るお尻を後ろにズラすとリアブレーキがかかる仕組みになっています。こちらもリムは木製。

 

そしてこちらがエントランスを入って突き当りにある岡安製作所ブース。今回、TUBAGRAとしてはcroMOZU275(完成車)とYAMADORI(フレームのみ)の2つを展示させていただきました。

2017ハンドメイドバイシクル展の岡安製作所ブース

どういう訳か「街乗り用自転車」カテゴリーのエリアにあり、まぁ「ストリート」という意味では間違ってないな…なんて思いながら来場していただいた方たちに接していました。

 

2017ハンドメイドバイシクル展に展示されている岡安製作所のグラベルロード

今回、岡安さんがハンドメイドバイシクル展に持ち込んだのは、ホイールに27.5インチ(650B)ホイールを使用したここ数年話題のグラベルロード。

 

土曜日には24インチホイールのMOZUに乗る50代バニーホップバースピンの使い手オオタさん(左)と、日本の24MTBストリートの始祖の1人である髭坊主さんが遊びに来てくれました。

2017ハンドメイドバイシクル展に遊びに来てくれた髭坊主さんとオオタさん

髭さんは過去に岡安製作所で作成してもらった24MTBストリート専用車で来られていて会場外でパーツやトリック談義。

 

髭さんの24MTB、今スゴイことになっていました。元々、10年前から激太・激重なストリートタイヤであるフックワームがトレードマークでしたが、現在、フロントリムがファットタイヤ用になってさらに太さがパワーアップ。それを装着するために、何とフォークの内側をガッツリ削ってクリアランスを確保していたのでした。

2017ハンドメイドバイシクル展に遊びに来てくれた髭坊主さんのバニーホップ

そんな髭さんの24MTBストリートバイクはタイヤが激重でも恐ろしくバニーホップがしやすく、数年前に膝を痛めて以来ライディングから遠ざかっていたにも関わらず、とても高いバニーホップを披露。

今でも十分イケるじゃないですか!ぜひとも復活してもらいたいです。

 

 

会場内には話題の国内ビルダーが作成した特徴的なオリジナルフレームが盛りだくさん。

2017ハンドメイドバイシクル展に展示されているSunrise cyclesのMTB

こちらはSunrise cyclesの新作ATB。相変わらず造形が凝りまくりのヘッドチューブ、シートチューブとトップチューブの接合部など、見どころがありすぎです!パニアバックなども装着可能。

2017ハンドメイドバイシクル展に展示されているSunrise cyclesのMTB

ヘッドチューブのアップ。肉抜きとかそういう概念を超えたトラス構造。ヘッドバッジも兼ねた造形ですね。

 

福島県のあぶくま自転車工房のオリジナルATB。美しく落ち着いたフレームの造形とカラーリング。

2017ハンドメイドバイシクル展に展示されているあぶくま自転車工房のアドベンチャーバイク

こんなステキな設計イメージ図も。

2017ハンドメイドバイシクル展に展示されているあぶくま自転車工房のアドベンチャーバイク

こんな設計図と、完成したフレームを見せられたら、お客様の満足度はさぞ高いだろうなぁ…。

 

お次は東京都新宿区にある自転車製作レンタルスペースBYOB Factoryのブース。BYOBは最近ここを利用しているビルダー達でチームを組み、他社ではできない小ロットから対応するOEM生産をスタートさせています。

2017ハンドメイドバイシクル展に展示されているBYOB FactoryのMTB

展示されているこの26+タイヤのMTBフレームは、京都の自転車ショップ 空井戸サイクルからの依頼で作られた物とのこと。シートステーの造形が美しいです。

 

2017ハンドメイドバイシクル展に展示されているBYOB FactoryのMTB

こちらの黄色いフレームは広島の自転車ショップ Grumpyからの依頼で作られた物。バイクパッキング用のフレームバッグを装着しやすいように、フロント三角が広く取られていることが特徴です。

 

TUBAGRAのハンドメイドバイシクル展のレポートではお馴染みの高性能折りたたみ小径車「PECO」をリリースしているオーエックスエンジニアリングのブース。

2017ハンドメイドバイシクル展に展示されているオーエックスエンジニアリング

手前のブロックタイヤを履いたPECO Bucchoは(テストとして)ダートもちゃんと走れる優れもの。※メーカーとしては「悪路走行禁止車」となっていますのでご注意ください。

秋ヶ瀬の森バイクロアBIKELORE6 ジャンプ台設置

既に何度も秋ヶ瀬の森バイクロアのレースにも(フィールドテストとして)参加していて、恐らく秋ヶ瀬の森バイクロアのレース史上もっとも小径のバイクだと思われます。

 

以上が、僕目線の2017ハンドメイドバイシクル展レポートでした。紹介したのはほんの一部で、たくさん話したのに紹介できなかったところは大変申し訳ありません!全体像を知りたい方は、専門のメディアが必ず取り上げるハズですので(取材の方たちが何組もいた)、そちらをお待ちください。

 

そうそう、2日目の終わりには息子と奥さんも遊びに来て、2人が手作りしたアンパンマン風アンパンを僕と岡安さんに差し入れてくれました。

2017ハンドメイドバイシクル展に遊びに来てくれた叶大

もっとも、僕が食べるハズのアンパンマン風アンパンは息子に食べられてしまったのですが…

2017ハンドメイドバイシクル展に遊びに来てくれた叶大

一口ももらえませんでした…(泣)

2017ハンドメイドバイシクル展に遊びに来てくれた叶大

 

今回も大勢の来場された方たちと話をして、とても充実していましたし、得られる物も大きかったです。

特にTUBAGRAのフレームみたいなMTBのアクション系はこの会場でニッチで、そもそもこのジャンルに興味の無い方が圧倒的に多く、「熱心にフレームを見ているから興味があるのかな?」と思って声をかけてみると、全くそうじゃなくてすぐ他に行かれてしまうケースもチラホラありました。

そんな中だからこそ、興味のある方はたっぷり質問してくれたり、話す内容は湯水の如く湧き出てきて、振り返ってみると常に誰かと話していたように思います。おかげで終わる時間には2日とも喉がカラカラでグッタリでした。

 

それに大勢の方と話して意見をもらえると、次に展開したいフレームの方向性がより明確になってきます。いやー、とても貴重な一時でした!

ご来場いただいたみなさま、本当にありがとうございました!!

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