MTB Street no Susume
お久しぶりです、
子どもでもないのにプール熱くらってバッドな今日この頃なカイです。
さて、本日は学問のすゝめならぬ、
MTBストリートのすすめのお話を。
でも、その前にまずMTBストリートってなんぞやと。
人によって様々な定義があるでしょう。
で、僕個人の定義としては「MTBを使ってストリートで技をすること」
そうです、ストリートって名乗るからにはやはり街とは不可分であるべきです。
翻って、僕を含めて現在の国内シーンは?
MTB公園?
MTB広場?
MTB駐車場?
MTB河川敷?
責任ある立場にある大人のライダーが多いMTBストリート界隈、
道交法等の自転車を取り巻く様々な問題、
これらを考えれば乗るフィールドが固定化されるのも仕方ないのかもしれません。
それに公園も駐車場も広義ではストリートの範疇かもしれませんが…
更にここ数年常々思っていることが。
我がTUBAGRAを含め国内の多くのmtbストリートライダーが平面で乗りすぎじゃありませんか?
バニーホップは僕らを3次元のラインに誘う様々な使い方・遊び方があるのに、
身体やバイクへダメージを与えるばかりの刺しバニーにのみ傾倒してしまったり…
いつもと同じで変化のない所で乗るばかりでは、応用力は培われません。
いざ別の場所でトリックを決めようとしても路面のグリップが違って出来ない、
なんて冗談のようなことが起きてしまうかもしれません…
さて、ここでMTBストリートのすすめへと話を戻します。
街路で乗る事を勧めること自体が非難される昨今ですが、
批判を恐れず敢えて言いたいと思います。
街でも乗ろう。と。
僕らは再びMTBストリートの本質に立ち返ってみるべきです。
最初は技はしなくても大丈夫です。
でも想像力を働かせて、
あそこならこう乗れるなとか、
こういうライン取り面白そうだなとか、
そういったことを考えて街の中を走るだけで楽しく乗れると思います。
少し慣れてきたら、近所に買い物に行くついでにストリートしましょう。
ちょっとした段差をバニーホップで上り下りしたり、
白線の上だけバランスを取りながら走ったり、
アスファルトの色の違うところだけマニュアルで流してみたり。
つまりバニーホップとマニュアルさえできれば、ストリートは楽しめるのです。
そしてストリートを流す上で、バニーホップは高さなんかよりも精度が大事です。
こうした動きが山などでのライディングへも良い影響をもたらすはずです。
180やバースピンなどのトリックはこうした動きがある程度出来て、
自転車のコントロールについてある程度理解した上で練習し始めるといいのではと。
そうすれば身体もバイクも必要以上に壊さず、且つスムーズにトリックを会得できると思います。
勿論、他のスポーツと違って、好きな順序で好きなことをやっていいのがこのジャンルの醍醐味ですから、
「なにがなんでもまずバースピンだけやりたいんだ!!!!」って人はこの限りではありませんけど。
フリースタイルと呼ばれるこのジャンル、様々な楽しみ方があっていいと思います。
だから前述のように仲間とどこかで集まって乗ることも楽しみ方の一つだと思いますし、
僕はそういったノリが大好きです。
でも、それだけでは気づけないリアルな技術や楽しみがきっとたくさんあります。
ジャンルとしてストリートの名を冠するからには、クローズド空間でバースピンや180を練習するだけではなく、
BMXライダー達のようにそれをどうストリートで活かせるか考えることも大事なのでは?
たまにはみんなで夕涼みがてら街中を流してみてはいかかでしょう?
では!