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akaMOZU 2nd White *組むまで編

2020年3月17日

以前のポストでお話していたバイクが遂に完成。 ※ブレーキ関係がまだですが。
0317_bike
今回はakaMOZU 2nd WhiteTBリム26を使用した完組ホイールを提供いただいております。
akaMOZU 2nd WHITE
TB-RIM 26" 32H 26インチ完組ホイール前後セット
サモさんいつもありがとうございます!

 

メインの用途はパンプトラック(とダートジャンプ)。
コースでのプッシュのしやすさやコーナーでの安定性なんかの要素が大事になってきます。
その為、Shakaよりもマイルドな味付けのジオメトリをもつakaMOZUがいいのではと思った次第。
限定カラーのホワイトも落ち着いた艶消し調で、
パッと見た時のインパクトを持たせつつもキレイ目に組み上げられるのでお勧めのカラー。

akaMOZUに関しては、
このブログでも様々な組み上げ例が掲載されていたかと思いますが、
僕の場合は結構ニッチな(シムや互換アダプタ大活躍な)組み方をしたので、
今日はそのあたりをフォーカスしてご紹介。

 
そもそもakaMOZUは変態的なフレームばかりのTUBAGRAにあって、
スペックや各部規格が良い意味で普通寄りのフレーム。

そんなakaMOZUを組まれるライダーやショップの皆さんは、
諸々拝見する限り完成車からの載せ替えを含め、
当然のことながらmtb的パーツアッセンブルが多いと思います。

一方、僕はサスフォークやユーロbb、10mmリアエンド、当時の32hリム等の脆弱さに嫌気がさして、
10年間ほどbmx規格の中でmtbを組んできたある意味変態なライダーの一人ですので、
昨今のmtb規格に則ったakaMOZUを組むのに大変な労力を要したわけです。

 

組むにあたって、
①テーパード対応のヘッドチューブにストレートコラムをぶちこむ
②ユーロbbのフレームなのに22mスピンドルの2pcクランクを使う
③φ25.4mmのピボタルシートポストを使う
④15mmスルーのハブをリジットフォークにつける

というように問題が山積していました。
まぁちゃんと規格に則ったパーツ購入してつけろよって話なんですが…

 

①はストレートコラムにIS52のベアリングをのせられる下玉押しを圧入すれば解決です。
0317_headset
ネットにも安価で転がっていますし、ショップさんで相談すればすぐに手に入るはず。
ただテーパードコラム対応フレームにはサスフォークのほうが似合いますね。

 

②については、bmx系ユーロbbなんて現代ではほぼ入手困難&壊れやすい&高価ですが、
クロモリクランク至上主義の僕としてはなんとしてでも2pcや3pcクランクを使いたいわけです。
その為、TUBAGRAライダー森田さん発案のシマニッシュbbで乗り切ることに。

0317_bb
シマニッシュbbはこのブログを読んでいる方ならご存じかと思いますが、
ホローテックのbbシェルからベアリングを打ち抜いて、
そこにスパニッシュbbのベアリングを圧入するという例のアレです。
厚さは違うので元のベアリングのようにシェルとツライチにはなりません。

ちなみにミッドやスパニッシュ歴が長かった僕からすると、
左右ベアリング間に金属カラーをいれなくていいホローテックはなんか不思議な感じ。

0317_bb2
とはいえakaMOZUの73mm幅のbbにホローテックのシェル幅をプラスすると、
2pcクランクの限られたスピンドル長で適切な勘合幅を確保できるかが本当に微妙でしたが、
コーンスペーサーを諦めればギリギリ許容ラインでした。

シマニッシュbb作成に際しては、
ぶっちゃけゴムハンマーがあればなんとかなると思ってたんですが、
やはりベアリングプーラーとかあると変な苦労をせずに出来ます…
圧入は叩けば余裕です(ダメ。ゼッタイ。)

※パンプトラックでは基本的に漕がないのでこのぐらいのラフ感でも大丈夫でしょう。

ちなみに最新のbmxクランクは24mmスピンドルなんてのも出てきているので、
もしかしたらシマニッシュ化せずにホローテックbbに装着可能かも。
誰か検証した人がいたら教えてください。

 

③はもっと簡単。
偶然手持ちの25.4→27.2のシムがぴったりだったので即解決。
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でもTripodとか使いたいって思ったらinspired以外これしか方法ないですよね、現状。
Pivotalならφ27.2もなんとかありますが、国内の正規の流通だと選択肢は多くありません。
シム噛ませるとトリック中にシートに脚とか当たるとズレやすくなったりしますが、気にしないことにしましょう。

※パンプトラックでは座らないし固定力微妙でもこのぐらいのラフ感でも大丈夫でしょう。

 

④がなかなか問題でした。
ボルトで留めないと不安な僕としてはQRは固定力的に問題外なわけです。
一応peAkさんにこんなのありますけど。
上のと同様に15mm→9mm変換アクスルの端にタップを立てる等の加工することも考えましたが、
とりあえず変換アクスル+クロモリ製スキュワー+ワッシャーでがっちり留めてみました。
0317_fhub2
0317_fhub
不要なバネとかは全部外してます。
固定力はこれから使ってみてってかんじですが、さらっと乗った感じは大丈夫そう。
サスフォークにしたくなったら、この変換アクスル抜けばいいだけなので便利かも。

※パンプトラックでは540とかに挑戦しないからこのぐらいのラフ感でも大丈夫でしょう。

 

というわけで、
素直にテーパードコラムで15mmスルーのサスフォークや、
Shimanoをはじめとするmtb用クランクセットを使えば、
ほぼ解決する問題を面倒な回り道をして解決してみました。
相変わらずニッチすぎて参考にならないかもしれませんが。

次回はなぜ僕がこんなへそ曲がりな組み方をしたのかを含めて、
提供いただいたフレーム・ホイールのインプレとバイクチェックを掲載します。
それまでにRブレーキもインストールできればいいんですが…
それでは!

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