スマイルバイクパークでSPECIALIZEDのeMTB Levo SLに乗りました
スマイルバイクパークでSPECIALIZEDの最新eMTB Levo SL Expert CarbonにSBPスタッフや常連ライダーたちと乗ることができました。
Levo SLの最大の特徴は、何と言っても17.3kgという驚異的な軽さです。他のメーカーのeMTBは重量20kg超えが当たり前の中(ハードテイルでも)、29インチホイール、フルサスという条件でこの軽さは信じられないレベル。
今回我々が乗ってみたSPECIALIZEDのLevo SL Expert Carbonは、SPECIALIZEDのeMTBの中でも中堅モデルに位置づけられています。
価格は¥869,000と一見高価ですが、世界限定250台の最上位モデル S-Works Levo SL Founder’s Editionは¥1,870,000と比較してだいぶ安いですね。
Levo SLシリーズのラインナップと価格はこちら。
・S-Works Levo SL Founder’s Edition ¥1,870,000(世界限定250台)
・S-Works Turbo Levo SL ¥1,320,000
・Levo SL Expert Carbon ¥869,000(今回の試乗車)
・Levo SL Comp Carbon ¥682,000
・Levo SL Comp ¥572,000(アルミフレーム)
という訳で早速、スマイルバイクパークのスタッフ、常連ライダーたちと代わる代わるLevo SL Expert Carbonに乗ってみました。
スラロームコースをLevo SL Expert Carbonに乗って走る常連ライダー激速レベルのコッシー君。
同じく常連ライダー鈴木雄大君もLevo SL Expert Carbonでスラロームコースを走ってもらいました。
自分はスラロームコースの他に4連ジャンプを5本くらい飛ばせてもらいました。
Levo SL Expert Carbonで走った後のみんなの感想は「思っていたよりも自然」というもの。
自分も含めスマイルバイクパーク常連ライダーたちはeMTBに乗る機会が結構あり(SBPにはYAMAHAのeMTB試乗車も常備されていますし)、その良さもしっかり認めつつ、その電動ユニットの味付けなどには敏感だったりします。
そんな自分たちが走った感想は「思っていたよりも自然」つまり、スラロームコースや4連ジャンプを飛ぶ範囲では「普通のエンデューロ系フルサスバイクと変わらない」のでした。
もちろんスラロームコースをスタート地点まで上る際は電動アシストが入ります。ただ、このアシストも「自然」で、悪く言うとeMTBっぽいパワーで押されるような加速感に貧しく(電動パワーをMAXにしたとしても)、良く言うとライダーのペダリングの補助に徹している、という感じでしょうか。
つまり、結構斜度のあるスラロームコースをダル〜く上るとそれなりにしかパワーが出ず、ギアを軽くしないとキツめのペダリングとなり、一方やる気満々で上るとそれに応えるような強いパワーのアシストが入ってモリモリ上ってくれる、ライダーの繊細な動きにとても敏感な味付けなのでした。
これは、アシストパワーで爆走したいライダーにとっては不評かも知れませんが、eMTBでありながら人馬一体を目指したいライダーにはかつてないほどの最適な一台になるとも言えます。
ちなみにLevo SL Expert Carbonのこういった電動アシストの味付けですが、Levo SLのスマホ専用アプリで細かく変更・調整が可能なんです!ですので、オーナーにとって完璧な一台に仕上げることももちろん可能。
そうそう、「バイクの画像を見てもバッテリーがどこにあるか分からないんだけど?」と思われる方もいらっしゃるかと。バッテリーは何とダウンチューブに内蔵されていて、取り外しはSPECIALIZED専門店(もしくは提携ストア?)に持ち込まないと行えません。とはいえ、だからこそこの軽さを実現していることもありますね。
そんなこんなで、ひょんな機会からスマイルバイクパークで世界的に最新のeMTB Levo SL Expert Carbonに試乗することができて興奮し、正直かなり良いバイクで欲しくなりました(笑
今後、フルサスeMTBでも17kg台というが重量が、eMTBを扱う他メーカーにとっても1つの目標値になるかと思います。そして、17kgを目指しつつ低価格化も…という方向に今後数年で進むのも間違いないかと。楽しみですね!
MTB系YouTuberのたち兄さんもLevo SL Expert Carbonに乗って動画で紹介していますので、どうぞご覧ください。