TUBAGRA(ツバグラ)

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BUNNY HOP CAMPを振り返ってみて

2012年6月15日

BUNNY HOP CAMP(以下BHCと記載)、当初はこじんまりとしたMTBストリートだけのコンテストイベントにする予定でした。
ですが、途中からバンド演奏も加えるという話になり、規模が大幅に拡大したことから、「これはMTBだけのイベントにするのは勿体ない!」と思うようになりました。

そんな折に神戸で「ENJOY BMX CONTEST」が開催され、BMXのコンテストなのにMTBやFGFSもエントリーできることを知り(賞のカテゴリで◯◯部門と分けられていたが)、コンテストの動画を見てとても良い雰囲気だったので、BHCも「BMX部門・FGFS部門を設けたコンテストにしよう!」という考えに。

さらに続いて、四国でFGFSのコンテスト「SHIOKAZE’12」が行われ(規模の大きいイベント運営方法に関して4cog様から多大なご教授をいただいました。ありがとうございます!)、そのコンテスト動画を見させていただき「レベル高い!これならBMXやMTBと完全に同じ土俵で行けるじゃん」と判断。

開催日直前ギリギリに、ストリートバイクのジャンル分けの部門は一切撤廃した、すべてを平等にジャッジをする、完全オールジャンルのストリートトリックコンテストにしたのでした。(関係者のみなさま私の独断ですみません)

 

と、思い切ってはみたものの、セクションはカーブ(グラインド)ボックス主体で、「グラインドが得意なBMX勢の独壇場になっちゃうんじゃないの?」的な危惧は抜けず、正直、終わってみてからライダー達から不満続出だったらどうしよう?とビクビクしていたのも事実です。いや、もうマジで超プレッシャーでした。

そんな状況で臨んだBHC当日、コースセクションを設営し、試走が始まった時点で1つ安心しました。
なんだ、みんなジャンル関係無く乗れてんじゃん!」と。

そして、MTBやBMX、FGFS、TRIALと完全に全てのジャンルが揃っているミドルクラスの予選を見た段階で、「むしろオールジャンルにして良かった!」という考えに変わったんですね。

 

なんて言って良いのか、各ライダーとも、自分の乗っているストリートバイクに誇りを持っていて、もちろん「自分の持ち味を出してやる!」という気合いでライディングしているのは分かるのですが、さらに「自分の好きなこのバイクのジャンルの威信をかけても頑張る」的な部分も多大に伝わってきたのです。
それでいて、それぞれセクションにアタックするライダーを、同じ組合わせのライダー達も観客のみんなも、テクニックの種類は違えどカッコ良いライディングをしたら、別け隔てなく賞賛するんですね。

つまり、他のジャンルに対して排他的でなく、お互いのバイクのジャンルを尊重した良いカタチでのジャンル同士の戦いにもなっていて、その上で「カッコ良いライディングしたら誰だってクール!」という空気で会場が包まれていて、とにかく最高でした。

 

決勝進出ライダーの顔ぶれも面白くて、自分達ジャッジにしても「全ジャンルが漏れなく残るように平等にジャッジしよう」なんて微塵も思わなかったです。いや、思おうとしても、あの詰まったスケジュールではそんな余裕はありませんでした。

そして、予選のジャッジ3人の採点を合計したら、ホントに自然にミドルクラス、ハイクラス共に、MTB、BMX、FGFS、TRIAL全てが含まれた決勝の組み合わせになったのです。これは今考えても面白いなーって思いました。

 

BHCが終わってあと数日で1週間経ちますが、自分の中でBHCをやる前と後で大きく変わったことがありました。

それは、自分が乗っているMTB以外のストリートライダーやバイク、BMX、FGFS、TRIALに対しても、さらに愛情が出たというか、理解を深めることができた、ということです。

ストリートバイクに乗っている理由が「好きな自転車に乗ってストリートでカッコ良いライディングをしたい」という根底の部分はみんな一緒、ということを強く実感できたからなのかも知れません。

 

BHCは、開催まで本当にやることがいっぱいで、普通に会社で働きながらの準備作業は常に家に帰った後でずーっと睡眠不足だったし、その結果乗りたい自転車にもあまり乗れず、責任や重圧で投げ出したくなる時も多々ありましたけど、今となってはそれも良い想い出です。BHCにはとても大きな物をいただきました。正直、まだその大きな物の全貌が見えていない状態ですが…。

そして、仲間たちやサポートしていただいている方達にもたくさんのエネルギーをいただきました。彼ら無しでは絶対にこの規模のイベントは成し遂げられませんでしたね。本当に感謝しています。ありがとうございました!

今回の主役であるエントリーライダー達にはたくさん楽しんでいただけたのでしょうか?もし、楽しんでいただけて、次も出たい!と思っていただけたのなら、それはとても光栄です。
もちろん、悔しい想いをされた方も多々いらっしゃるかと思いますが、もしよろしければ、次も参加していただき、その悔しさを晴らしていただければ、と思います。

それと、この規模のコンテストイベントは初めてのことで問題点・改善点もたくさん見つかったので(BHCが終わってから猛省しまくりです)、それを次には1つでもクリアーして臨みたいです。

 

これも会社の昼休みの僅かな時間に、猛烈な勢いで書いていて、誤字脱字や文法的に変な箇所も多々あるかと思いますけど、これが今の自分の気持ちです。BHCは次回も必ず開催しますので、ぜひ、またご一緒していただけると幸いです。

本当にありがとうございました!

 

BHCも終わり、朝練して爽やかにホッと一息ついている自分。

サモ朝練

じゃなくて、実は、寝起きバニー180したら凡ミスで左足首グリちょして呆然としてる自分…でした(泣

BHC結果!!

こんにちわ!!

さてさて先日10日に行われたBunny Hop Camp、なんと優勝することが出来ました!!

いままで積み上げてきた練習の成果がフルでだせました!!

自分は昔から大きな攻めは怖くて苦手なので、技数で勝負した感じでした!!

一緒に戦った仲間たちです!!

左からKAZY、RYO君、YUSHI、HIROYA!!

彼らのライディングを見るのも久しぶりでしたが、相当成長してました!!

久しぶりに一緒にのったので凄くテンションがあがりました!!

セッション開始時間まで空きがあったので、ノービス、ミドルクラスの方々が乗ってる間に、みんなで会場前で練習したりもしてました!!

そのせいで前半に体力を使い切ってしまったライダーもたくさんいましたが、皆決勝では攻めまくってました!!

とにかく凄く楽しかったです!!

ここでハイクラスの決勝が見れます!!

http://bhcamp.blogspot.jp/2012/06/bhcmovie-street-trick-contest-high.html

写真をいただいたのもココです!!

フォトグラファーの皆様本当にありがとうございました!!

そして最後に、僕が優勝できたのも、自分をサポートしていただいてるスポンサーの皆様、今回協賛で来て頂いた方々、全クラスのライダー達、そして見に来てくれた仲間たち!!

もう全員ですw

そんな方々の応援や支えがあったから優勝できたんだなって思いました!!ありがとうございます!!

また来年が楽しみで仕方ありません!!

BHC!

2012年6月14日

ANARCHY STONE マキさんからサインもらっちゃいましたテヘ(*´ω`*)

さて、バニホキャンプ熱かったですねー!
基本的にMCでしゃべるのがお仕事だったので、体力的にはヨユーヨユー!

のはずが、体中バッキバキ。
原因いまいち心当たりのない左腿のウラ側がずーっとつっぱってて歩行困難やっております。
こまったことにクラッチ踏みにくい事態に陥っており運転ガックガクでございます。
やべえ。

さて、今回のJAMでは一応出場したものの目立った結果を出せず、ションボリでした。
バニホでも90cm飛べなかったしorz

でも、楽しかったからイイ!

ということにしておきます。
そんなMCでの様子が
BUNNY HOP CAMP特設サイトのコチラにて確認できます。

オファー頂ければこんなMCをお届けに伺います!
お気軽に!お声掛け下さい!まし!いえあ!
しっかし、みんなのアタックやばかったです。
いやー、アドレナリンどっばどっば出てたからウォー!!!!
って見れてたけど、冷静に見るとう・・うわぁってコケ方の連発。
ちょいちょいダメージ負っていましたがそれでもチャンレンジする姿はゾンビ!じゃなかった漢!
漢とかいてオトコと読む!ですよ。
あいやー、しびれた。

さて、そんな余韻に浸りつつ今日は時期フレームの加工についてspincityで相談して参りました。
今回は素地のフレームにちょっとした処理加工を施して使用しようとしております。
どんな姿になるかお楽しみに!

BUNNY HOP CAMPの写真や動画の紹介

今回のBUNNY HOP CAMP(以下BHCと表記)では、自分はコンテストのジャッジや現場の運営に関わっていて、常に会場内を動きまわっていたため、写真や映像を殆ど撮ることができませんでした。(一眼デジで撮った写真はたったの5枚)

そういえば、去年の自分主催のイベントまでは、カメラとビデオを両手に会場を動きまわり、画像の公開からビデオ編集まで、殆ど自分でやっていたんですね。今思えば超ハードだった…

 

今回のBHCでは一眼デジのRAW現像ソフトSILKYPIXさんの全面協力の元で、SILKYPIXさんがサポートする若手フォトグラファーチームVLamb(ブイラム)Photographer’s Crewにより会場の様子を撮影していただき、SILKYPIXのBHC特設ページに、SILKYPIXでRAW現像され次第、次々と高品質な写真画像が公開されているんですね!いや、もう凄いですよ。みなさま、ぜひともチェックしてください!!動画もアップされています!

下の画像をクリックしていただければ、SILKYPIXのBHC特設ページを見ることができます。見所満載です!

SILKYPIX BUNNY HOP CAMP Special blog

まだまだ公開されていない写真はたくさんあるそうで、今後もしばらく更新され続け、写真が追加されていきます。なので、自分は数時間毎にチェックしているくらい(笑

 

ただ、これだけの写真を撮って公開するのは、本当に大変な作業です。

BHCは早朝から夜までの凄い長丁場でしたから、そこでずっとライダー達の輝いている瞬間を追い続け、重たい一眼デジを片手に会場を動きまわってくれ、イベント後も膨大な量の写真の中からライダー達の良い写真をピックアップし、キレイにRAW現像(細かな色調補正などを施して)して写真をアップするのは、大変以外の何者でもありません。それを今、リアルタイムで行なってくれているVLamb(ブイラム)Photographer’s Crewの方達には本当に感謝です。

 

改めて、彼らの紹介を以下にさせていただきます!!

VLamb PhotographersRAW現像ソフトSILKYPIXがサポートする若手フォトグラファーチーム
VLamb(ブイラム)Photographer’s Crew

遠藤 真人遠藤 真人
2012年度日本大学芸術学部写真学科卒業
現在はフリーランスカメラマン
分野:鉄道
http://rail-on-time.cocolog-nifty.com/blog/
旭 里奈旭 里奈
東京工芸大学在学中
在学中ではあるが様々なミュージシャンのアーティスト写真などを手がける。
分野:LIVE,SNAP
SEELAYSEELAY
イギリス系水中映像会社にてビデオグラファーを経験
ドキュメンタリーのビデオ撮影技法を取り入れ、たストロボ・ポージングを控えた、究極のナチュラルフォトを提供するフリーランスカメラマン。
http://seelay.blog137.fc2.com/
SILKYPIX横山SILKYPIX(Software for Photographey)STAFF 横山
http://www.isl.co.jp/SILKYPIX/japanese/

本当にありがとうございました!!

ちなみに、今回彼らが撮影してくれた写真の数々は、どなたでもご利用いただいて結構ということです。本当にありがとうございます!
そのかわり、引用したページのアドレスや、可能ならフォトグラファーの名前も一緒に掲載してくれると、それが彼らの活動をサポートすることになります。

ぜひ、バンバン色んなblog、Webサイトで彼らが撮影した写真を公開していただけると嬉しいです☆

BUNNY HOP CAMPストリートトリックコンテストを振り返って(各クラス編)

昨夜は会社帰り、小川輪業へお邪魔して、Shadowのグラインドペグ1本を購入し、5本折れて31H状態のリアホイール用に新しいスポークを用 意してもらいました。小川さん、いつもありがとうございます!
家に帰ってそのスポークを入れ、晴れて自分のMOZUのリアホイールは36本に戻った訳ですハイ。そうなると早く乗りたくなりますね。

で、早速今夜、新横スケートパークに水野君と一緒に乗ってきてしまいました。いやー、ちゃんとした本数のスポークがあるって素晴らしい!自分は久々に色々チャレンジしましたが、写真撮る際は確実に決まるオーバートゥースハンガーグラインドばかりです。確実に決まらないと撮ってもらう水野君に申し訳ないから… 早速、BHC Tシャツを来て乗っていますよ☆

サモのオーバートゥースハンガーグラインド

同じ場所でバニーホップ180からのクリスクロスのフェイキーグラインドを数発試してみたけど、超怖くてまだ無理!下手したらダウンチューブをレールに当てて凹ませそうだし… まーでもたくさん練習しないと駄目だな。

水野君はかなーり高いステアーにアブバカしたり、飛び乗ったりしていました。

水野アブバカ

なんか、会社終わりに新横行って乗れるって、すごく日常が戻ってきた感じがする!ああ縲鰀BUNNY HOP CAMP終わったんだなぁ!!でも、まだ緊張感が抜けないのは何故?打ち上げとか一切していないからかな?

 

さて、本題であるBUNNY HOP CAMP(以下BHCと記載)ストリートトリックコンテストを振り返って、ですが、今回はノービス、ミドル、ハイクラスをそれぞれ書いて行きたいと思います。分量的にライダー全員をカバーすることは出来ないので、強く印象に残った決勝進出ライダーのみ記載させていただきます。すみません…

コンテスト自体はジャムセッション形式となっており、予選で1人ずつ順番にセクションにアタックし(持ち時間は1人当たり20縲鰀30秒)、それを前半、後半毎に2縲鰀3周繰り返してもらい(合計4縲鰀6アタックしてもらった計算で合計ライディング時間は2縲鰀3分)、すべてのライディングの内容をジャッジ3人で審査させていただきました。

そして、ジャッジ3人が出した予選の点数を合計し、その合計点が多かった上位者が決勝に進出し、予選と同じジャムセッション形式でライディングを競い合います。

 

ノービスラクスについて

年齢層で30代が一番多く、MTBとBMXのオッサンライダー(失礼!)だらけのコンテストとなりました。
殆どのライダー達が初めてのトリックコンテストという感じで、普段は簡単に決まるトリックも緊張や慣れないセクションでメイクできない、と言った様相です。そんなノービスクラスで予選を勝ち抜くには「とにかく1つでも多く得意技をキレイにメイクする」ということのように思えました。

そんな中、最初に抜き出た存在感を放っていたの予選トップ通過のU-TA(BMX)さん。トリックも高度だし、気持よくメイクしていきます。が、決勝ではそれが崩れた印象がありました。
そうこうしている内に、他のライダー達がこの状況・セクションに慣れ始め、本来のライディングを出せるようになっていきます。
ライディング中にこれでもか!とバニーホップ180やバニーホップロックウォークを繰り出し、ボックスでアブバカにトライしたPiro(MTB)さん。
全エントリーライダー中最も肉々しい風貌と、フットプラント180などオリジナリティのある細かいトリックのギャップが印象的だったBob(MTB)さん。
そしてダニエルtoジャックダニエルなどブレーキを駆使したトリックで沸かしたユキチ(BMX)さんが追い上げ、僅差でユキチ(BMX)さんが優勝となりました。

 

ミドルクラスについて

エントリーライダー数が一番多く、BMX、MTB、FGFS、TRIALとすべてのストリートパイクが勢揃いし、明らかに混戦が予想されるクラスとなりました。事実、繰り出されるトリックの難易度も非常に高く、スタイルもあり、メイク率も高いライダーがワンサカいましたね。とてもジャッジが難しかったです。

中でも、カーブボックス(グラインドボックス)を様々なグラインドトリックで攻めるBMXライダーが多く、その攻め方のバリエーションの数々に驚かされました。
ただ、それ故に予選を勝ち抜くためには、メイク率やオリジナリティで抜き出る必要があり、グラインドトリックにこだわり過ぎることで埋没していくライダーが多かったのも事実…。また、ライディングのスピードが遅めのライダーも多く、そこで、ガッツやダイナミックさのポイントを落としていましたね。

結果、予選通過を果たしたのは、順当にバリエーション豊かに高度なトリックを安定してメイクし、さらにオリジナリティがあり、迫力のあるトリックを繰り出したライダー達となりました。

やんちゃな走り屋風フルフェイスメットが特徴的で、最初こそメイク率の低さに悩まされていたものの、後半以降息を吹き返し、マニュアル系トリックや、レール超えの180をメイクしたWASHISU(BMX)さん。
前後のブレーキを駆使して、セクションを誰にも似ていないトライアルとストリートが融合したトリックで攻め、カーブボックスをペダルグラインドもするし、障害物でしかなかった柱をまさかのカタチで攻めたharuo(TRIAL)さん。
グラインドトリックや高度な回転系トリックをバランス良く安定メイクしていたKTRさん(BMX)やrice man(BMX)さん。
フリーコースターハブを駆使したライディングが特徴的だったロサンジン(BMX)さん。

そして、バースピンやフェイキーからのトリックを終始安定メイクしていたWoody(FGFS)さん。普段見慣れないFGFSのトリックの数々はテクニカルかつ新鮮で、強烈に印象に残りました。結果は3位です。
Woodyさんのこのライディングで、FGFSもBMXやMTB、TRIALと全く遜色ないレベルで戦えることが証明されたんですね。

そしてそして、普通はペグが付けることができないMTBで(MOZUなどのBMXハブに対応していないMTBフレームはペグを付けることが難しい)、ペグに頼らないペダルグラインドの応用トリックを繰り出し、安定して回転系トリックや、フェイキーからセクション飛び越えなど難易度の高いトリックを連発したRyota(MTB)さんが勢いがあり凄かった!

が、小さなバンクをまるでRのあるジャンプの如く速いスピードでダイナミックに飛び、ノーフットキャンキャンなど派手なジャンプ系トリックの数々を安定して連発し、かたやボックスを使った難易度の高いストリートトリックもしっかり織りまぜてきたナオト(MTB)さんが、すべてのポイントを高い点数で獲得して優勝となりました。ダートジャンパーであるナオトさんが、ストリートにおいても自分のスタイルを貫き通して優勝を勝ち取ったのは、とても面白い展開でした。

ただ、2位のRyota(MTB)さんとのポイントは僅差で、彼がナオト(MTB)さんのような印象に残るぶっ飛び系トリックをあと1つでも繰り出していたら、その結果はひっくり返っていたかも知れません。

 

ハイクラスについて

数々の難易度の高いトリックをメイクするのは当たり前で、それをさらに速く、高くダイナミックに、誰もやっていない方法で、そして確実にメイクするライディングをしないと予選突破できない、とてもレベルの高い戦いとなりました。ジャッジ3人も採点が難しく、いかに粗を探して点数を引くか、に注力することになったくらいです。

ダイナミックにセクションを飛んでいくKai(MTB)さんは、前半にそつなく難易度の高いトリックをいくつかメイクし、後半に大技を持ってきたものの、それがなかなか決まらず大きくポイントを落としていました。

ボックスを使ったバースピンドロップやハンドレールのグラインド、フェイキーからのバースピンのバリエーションの豊かさと、それを安定的にポンポン繰り出していくHIRO NAKAJIMA(FGFS)さんのライディングも素晴らしかったです。個人的には、あと1つぶっ飛び系のトリックがあれば、さらに上位に食い込めると思いました。

難易度の高いストリートトリック(グラインドやテイルウィップ)と、フラットトリックをルーティンで見事に融合させ、ダイナミックさと高いメイク率を誇っていたりょう(BMX)さんのライディングは相当ヤバかったです。最後のバンク飛び出しのダブルテイルウィップも頑張りましたが、残念ながらメイクならず…

jinken(TRIAL)さんは走りだしから壁からのドロップインとオリジナリティ満載。さらにはカーブボックスを積み上げそこからヘリコ降りなど、1つ1つは基本的なトライアルトリックですが、あの状況で実行するのが神がかっていました。そして、最後の携帯ジャンプランプを使った壁へのアブバカは、完全メイクしていたら順位はさらに上がっていたと思います。

基本的に速い進入速度が特徴的だったYushi(MTB)さんは、最初にカーブボックスにマニュアルボックスを立てかけ飛距離5m近いぶっ飛びバニーホップをメイク。最後にその状態のボックスでバニーホップ360に何度もチャレンジするも、惜しくもメイクできませんでしたが、ダイナミックさではこの日一番でした。

バースピンとテイルウィップ、グラインド、マニュアル系と全てのモダンなストリートトリックを高い次元で完全に
使いこなしていたうみひこ(BMX)さんのライディングはどれも安定し素晴らしいものでした。が、最後にチャレンジしたバンクからのバニーホップ540が惜しくもメイクならず…

うみひこさんに負けず劣らずバースピンやテイルウィップ、グラインドトリックを駆使し、ダイナミックさと高いメイク率を維持していた工藤(MTB)さんが最後に見せたのが、バンクでのノーズマニュアルバースピン(?)とカーブボックスに飛び乗りドロップテイルウィップというルーティン。これを何度かのチャレンジで見事にメイクし、優勝を勝ち取りました。

ハイクラスは、決勝2本走る内、1本目で各自の持ち味の出た確実なライディングをし、2本目で思い切ったチャレンジをする、という流れがライダー達に自然と生まれました。その2本目の出来次第が、今回のコンテストの結果に大きく影響するカタチになりましたね。

事実、決勝1本目では、自分の採点ではりょう(BMX)さん、うみひこ(BMX)さんが拮抗していて、それにわずかに低く工藤(MTB)さんという順位になっていました。2本目のライディングでりょうさん、うみひこさんが大技をメイクできず、かたや工藤さんはメイクした、ということで、一気にその順位がひっくり返りましたね。これは誰もが納得の行くところだと思います。

今回のハイクラスのライディングを見て、このクラスで勝つには、当然かも知れませんが、難易度の高いトリックを速いスピードで安定してメイクする技術(結果ダイナミックさもついてくる)と、予選→決勝2本で徐々に観客を魅了するトリックを見せていく作戦(ライディングの構成力)が大事に思えました。

 

何はともあれ、無事にコンテストを終えることができた今、エントリーしてくれたすべてのライダー達に本当に感謝しています。

次回のBHC開催が許されるなら、「なるべくセクションは動かないようにする(グラインドからの回転系トリックに影響出まくり)」「もっとコンテストエリアを広くとる(FGFSライダーにはセクション間が近くて足合わせが大変だった)」「トータルな時間の短縮化(朝から晩まで長かったので…)」などを実践していきたいと思います。

本当にありがとうございました!!

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