土曜日は午前中、朝一でお客様のSHAKAフレームの仕上げ作業と、自分のSHAKAフレームにサンドブラストをかけに、岡安製作所に行きました。
そそくさとSHAKAフレームの仕上げを終え、自分のSHAKAフレームのサンドブラストに取り掛かります。
まず、サンドブラストをご存知ない方に、簡単なサンドブラストの説明をします。
表面に砂などの研磨材を吹き付ける加工法で、錆取り・塗装剥がし・下地処理を行うことができます。
以上で、詳しくは「サンドブラスト wiki」で調べてくださいね!
まずは1年間乗り込んだフレームでボロボロなので、センターが狂っている可能性もあり、センター出し作業を行います。
おかげ様で、殆どセンターの狂いはありませんでした。あれだけ日々、酷いことをしていたのに…(汗)
それにしても、このSHAKAフレーム、錆がスゴイですね。薄いクリアーを自家塗装で吹いたのみなので、殆ど無塗装で乗っていたようなものですから。グラインド失敗による凹みもたくさんあるし。
この錆… 人によっては、「この錆具合が格好いいんじゃないですか!」という方もいらっしゃいましたが、やっぱりナシですよねー。
サンドブラストをかけるには、フレームの塗装はちゃんと剥離して(自家塗装のすっごく薄い塗装ならそのままで大丈夫)、ヘッドやBB、溶接用の開口部はすべてテープなどで蓋をし、すレーム内部に砂が入るのを防ぐ処理をします。
サンドブラスト機器のキャビネットの蓋を空ける岡安さん。
そこからフレームを入れます。MOZUシリーズはコンパクトなので、キャビネットのサイズ的に余裕があるかと思いきや、意外とそうでもなかったですね。
これがブラストガン。この先から細かい砂を吹き付け、フレームの錆などを落としていきます。
吹き出た砂はキャビネットの底に貯まり、コンプレッサーで巡回され、再びブラストガンで吹き付けるようになります。
キャビネットの蓋はしっかり閉まっていても、作業中縲恁繧ヘ周囲に大量の砂が舞うので、防塵マスクは必須です。
結構、目にも細かい砂が入りショボショボになるので、ホント言うとゴーグルなどもあった方が良かったかも知れません。
ブラスト作業をしている岡安さん。傍から見るとこんな感じです。蓋にある大きな窓を覗き込み、両腕を突っ込んで、片手でフレームを動かし、もう片手でブラストガンを吹き付けます。
吹き付ける砂のコントロールは足元にあるスイッチを踏んで行います。
蓋にある窓から覗き込んだ絵がこちら。キャビネット内でフレームを動かそうにも壁に当たって思うように動かせず、ブラストガンが大きくてフレームの細かいところに入りづらく、この特殊な作業に慣れるまでは結構苦労しそうです。
それでも、錆がどんどん落ちていく様は快感そものもでした。
あと、キレイにブラストかけ終えたと思っても、蓋から出したらブラストかけ残しがあったりと、そんなこんなを繰り返したら、ようやく作業完了です。
45分くらいかけたら以下のようになります。キメの細かいサラサラな表面処理が施されたサンドブラスト後のSHAKAフレームの出来上がり。
あの酷い錆錆フレームが、こんなスッキリになるとは!
この状態になると、塗装の乗りがとても良くなるそうです。 まー、自分はこの状態でクリアーを拭いて仕上げましたが。薄く塗ってあるので(というか途中でスプレー缶の中身が無くなった)、錆びたらまたサンドブラストかけて違う色にする予定です。
SUZUKI HUSTLERの大ヒットから、その波に乗っかれと、DAIHATSUも軽のSUVをリリースしてきました。
その名も「DECA DECA」です。
全高が1.85mもあるのが特徴でしょうか。立体駐車場など入らないですけど、MTBは立てたままそのまま入るから便利そうです。
軽のSUVシーンも数年は各社より色々なモデルが発売され、競争が激化しそうで、アウトドア向けの内容も充実し、MTBをする私達にとっては選択肢が増えて楽しみですね。