本日開催した2013MTBストリートトリックコンテスト&講習会に参加していただいたライダーのみなさま、スタッフとして手伝ってくれたみなさま、観戦してくれた観客のみなさま、本当にお疲れ様でした。
また、改めて本イベントにご協賛いただいた企業や店舗のみなさまにも、厚くお礼申し上げます。
早速ですが、本日のトリックコンテストのリザルトを公開いたします。
ジャッジ:サモ、washisu、takakuwa
■ノービスクラスリザルト ※太字が決勝進出ライダー
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1位 m-papa TRIAL 37歳
2位 しみ TRIAL 34歳
3位 TAMI MTB 39歳
4位 ユーコン MTB(DSB.Lo)33歳
5位 けんぷっぷ MTB 39歳
6位 PIRO MTB(千葉大学サイクリング部OB)31歳
7位 シゲ MTB 29歳
シゲさんは最後のトリックが格好良く決まったものの、それまでに失敗が多く、このような順位となりました。どうしてもコンテストは緊張してしまい、普段はメイクできるトリックもできなくなる場合が多いので、確実に決まるトリックで足場を固め、その後に冒険するトリックで攻める2本立てで組み立てると良いかと思いました。
PIROさんは基本トリックは上手いものの、審査員達が「勿体無い」と感じる、あと少し感が多々あって、この順位でした。得意のアブバカが決まっていれば、更に順位は上がっていましたね。
けんぷっぷさんは、他の誰もしないロングマニュアルや、バンクを使ってジャンプ系トリックで攻めたオリジナリティを評価されました。
ユーコンさんも、これまた他の誰もしないカーブボックスをグラインドで攻め、オリジナリティを出しました。最後までトライしていたフィーブルグラインドto180アウトをメイクしていれば、順位は更にアップしていたでしょう。
3位のTAMIさんはバンクtoバンクをダイナミックに飛んだり、マニュアルボックスに乗っての180などを、他のライダーよりも速いスピードで攻めたことが評価されました。
2位のしみさんと1位のm-papaさんは共にトライアルライダーで、他のライダーよりもトリックのメイク率がダントツでした。その中で、m-papaさんの方が凝った動きや、レールを攻めるなどのガッツを評価され、見事ノービスクラス最高得点を獲得し、見事1位を勝ち取りました。
■ミドルクラスリザルト ※太字が決勝進出ライダー
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1位 jinken TRIAL(TUBAGRA)34歳
2位 りょうた MTB FLo(船橋ローカル)17歳
3位 Misu MTB(KAIDUKA street)29歳
4位 TAKUMA MTB(KAIDUKA street)23歳
5位 タクマ TRIAL 18歳
6位 RYOSUKE MTB(KAIDUKA street)23歳
7位(同点)ヤマ MTB 22歳 、haruo TRIAL 36歳
今回、TUBAGRAのMC要員である森田君が結婚式の準備で参加できなかったので、本来はハイクラスが当たり前のjinkenさん(TUBAGRAの準MC要員)に急遽ミドルクラスに参戦してもらいました。ノービスとハイクラスのMCを担当してもらうためです。本人も「ここんところ全くストリートでは乗っていないですし」という事も配慮して。とはいえ、jinkenさんがミドルクラスでは貫禄の1位となりました。
そんなことから、実質的な1位は、2位のりょうた君とも言えます。
そんなミドルクラスですが、ライダー全員ダントツにレベルが上がりました。基本トリックはメイクして当然で、それ以上に、決められた時間内でいかに自分の持ち味を出せるか、が順位の決め手となったと思います。
7位同着となったヤマさんとharuoさんは、各自の持ち味は出ているものの、決め手となるトリックが惜しくもメイクならず、という瞬間が多々ありましたね。
6位のRYOSUKEさん、4位のTAKUMAさん、3位のMisuさんは共に注目の新進勢力「KAIDUKA street」からエントリー。みんな基本トリックはとても上手で、各自得意なトリックもあり、大変存在感がありましたね。これでセクションを上手く使ったライディングができ、流れとスピード感を出せれば、さらに上位を狙えると思いました。
5位のタクマ君は、実は予選トップ通過だったものの、決勝直前で足がつって動かなくなり棄権となりました。トライアルが基本でありながら、どのMTBストリートライダーよりも速く高いダイナミックなライディングでセクションを縦横無尽に駆け抜けるスタイルは、将来がとても楽しみです。
2位のりょうた君は、見るからに気合い十分で、速く、キレのあるライディングを見せてくれました。ただ、BHCの時も思いましたが、1つのトリックのメイクに固執するあまり失敗を重ね、審査ポイントを下げる結果にも繋がっていました。なかなかメイクできない場合は清くそのトリックを捨て、他のダイナミックなトリックにスイッチする、という柔軟な考えが、このような勝負の世界では有効なのでは、と思いました。
■ハイクラスリザルト ※太字が決勝進出ライダー
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1位 KUDO MTB(361Local / TUBAGRA)21歳
2位 kengo MTB(361Local / drive)21歳
3位 KAZY MTB(KNS.Lo / blkmrkt JPN)20歳
4位 ゆうし MTB(KNS.Lo / blkmrkt JPN)22歳
5位(同点)Ashi MTB(361Local / TUBAGRA)21歳 、Kai MTB(SND*S / fatG.)21歳
7位 kenta MTB(KAIDUKA street)15歳
8位 Mory MTB(CRUNK.)19歳
9位 AKIRA MTB(DSB.Lo)20歳
10位 Seima MTB(KNS.Lo / blkmrkt JPN)22歳
11位 ひろや MTB(KNS.Lo)22歳
12位 Junji MTB(KAIDUKA street)27歳
13位 Tomo MTB(KAIDUKA street)21歳
ミドルクラスよりはるかにレベルが高く、複合トリックも多数繰り出され、そして、いかにエグくセクションを使えるか、も注目点となりました。
KAIDUKA streetの13位のTomoさんや12位のjunjiさんはかなり上手く、高度な複合トリックにチャレンジしていました。それのメイク率が高くなり、スピードやセクションを上手に使えるようになれば、さらに上位に狙えると思いました。
11位のひろやさんは、随所に彼らしいスタイルあるライディングを見れました。ただ、トリックを失敗するシーンも多く、それが惜しいところでした。
10位のセイマさんは、高度なグラインドトリックやバースピンを上手く織り交ぜて、とてもクリーンなライディングを見せてくれました。それにスピードやダイナミックさが加われば、さらに良くなると思いました。
9位のAKIRAさんは、ひたすらグラインドにこだわったライディングを披露。フィーブルto180や180toフェイキーダブルペグなど…。それが功を奏して予選突破となったのですが、予選最後のランで足首を痛め、決勝進出辞退となりました。とても残念です。
8位のMory君は勢いあるライディングで、バンクtoバンクでジャンプトリックの数々をメイクし存在をアピールしていました。そして何度もチャレンジしていた、連続回転系トリックと締めのバニーホップバースピン。これがメイクできればさらに高得点を狙えましたね。
7位のkentaさんは、本コンテスト最年少の15歳にも関わらず、得意のバニーホップバースピンを要所要所に織り交ぜた、ゆったりとしたライディングが特徴でした。ただ、希望としては、時にはもっと速くダイナミックなライディングが見られれば、さらに上位に食い込めたな、と思いました。
同点5位だったAshiさんとKaiさんは、細かいトリックと、ダイナミックなトリックをキッチリこなし、さすがのライディングだったと言えます。ここでさらに大技のメイクがあればー!
4位のゆうしさんは、ダイナミックなぶっ飛びライディングの数々を見せてくれ、会場を盛り上げてくれました。前半の失敗が響き、このような順位となりましたね。また、そろそろ新しいトリックを織り交ぜて欲しい、という願望もあります。
3位のKAZYさんは、数あるセクションを速くダイナミックにこなし、さらにダイナミックの中に細かいトリックも織り交ぜたりと、失敗も少なく、見応え充分なライディングを見せてくれました。
2位のkengoさんはセクションを上手く使い、バースピンやグラインドを織り交ぜ効果的に見せていました。失敗も少なく、まさか彼がここまでやれるとは自分は思ってはいなく、衝撃を受けました。
そんな2位のkengoさんをはるかに上回る得点を獲得し、ダントツだったのがKUDOさんでした。セクションを上手く使い、バースピンやテイルウィップなどモダントリックの数々を盛り込み、それらを常に高くダイナミックに見せ、クリーンメイクさせる安定感が素晴らしかったです。もう、誰もが認める納得の1位でした。
そんなこんなで、審査員としてみなさまの熱いライディングをキッチリ観ていましたけれど、誰もかれも最高に格好良かったです!感動しまくりでした。
また、「病院直行」レベルの怪我人も出なくて安心しました。
自分が撮った写真を少しだけ公開します。講習会の様子と、最後のスペシャルトリックコンテストの様子です。
本イベントを最初から最後まで撮影してくれた、SILKYPIXのヨコチンこと横山さんです。講習会に参加し、バニーホップ180や、セクションを使ったバニーホップtoマニュアルを練習されていました。
こちらも同じく講習会に参加するPIRO君。安定してバニーホップtoマニュアルをメイクしています。
講習会に参加するTAMIさん。この後にコンテストにもエントリーされるので、バンクの感触を確かめるように飛ばれていました。
同じく、バンクの感触をつかみ、そこでインバートを入れる練習をされるけんぷっぷさん。
という訳で、この度は本当にありがとうございました!!次回も必ずやりますので、楽しみにしていてください!!