MTBの競技やイベントは、基本的にレースという形式が多いです。「レース=速いライダーが格好いい、強い 」となります。
一方、MTBのストリートやダートジャンプなどのフリースタイル競技は、つまるところ、「誰が一番格好良かったか 」を競います。いわゆるフィギュアスケートみたいな感じですね。
ただ、フィギュアスケートみたく現時点で厳密な採点方法はありません(っても、フィギュアだって曖昧な場合が殆どですが…)。なので、1人の審査員だけに頼ると、その審査員の好みで採点が偏る可能性があるので(審査員がぶっ飛び系が大好きな場合だと、大きく飛ぶライダーが極端に点数が高くなってしまう恐れがある)、好みに偏りがないよう、たいてい好みが異なる複数の審査員を用意して採点してもらい、その合計点で順位を決める場合が多いです。
また、「誰が一番格好良かったか 」の「格好いい 」という言葉はかなり曖昧な表現なのですが、要は、「トリックの難易度と成功率」「ライディングの迫力(スピードや高さ、気合いの度合)」「ライディングのオリジナリティ」「見た目の格好良さ」などが複雑にからみ合って構成されていたりしますね。
それで何度か周知させていただいた通り、この度、3月17日(日)にMTBストリートトリックコンテストを開催させていただくのですが、とにかく多くのMTBライダー達に参加していただきたいのです。
そこでは、ノービスクラス、ミドルクラス、ハイクラスとライダーのレベルに合った3クラスを用意しており、それぞれレベルが近いライダー達で競い合えるよう考えています。
ちなみに、MTBストリートをやってらっしゃる方は、「レースなどで人と競い合う 」ことが苦手で、このスポーツを選んでいる場合もあるかと思います。
この手のコンテストで「競い合う」と言っても、多くのライダー達の場合、「他のライダー達(他人)と競い合う 」というよりかは、緊張感に打ち勝ち、最高の自分を出すための「自分との戦い 」がメインになるように思います。
※その結果で人と競い合うカタチになる訳ですが…
その点において、「人と競い合うのは苦手で…」というコンテスト未経験者の方にこそ、今回の様なフリースタイルのコンテストにはこぞって参加して欲しいのです。
ノービスクラスは、コンテスト参加が始めての初心者や、基本的なトリックをメインに行うライダー達を対象としています。
コンテストの直前に講習会を行いまして、そこではご希望するトリックのコツを伝授するのはもちろん、講師がそのライダーがコンテストに活かせるトリックを見つけ指導させていただきますので、
「思い切って参加したものの緊張して訳が分からず時間が経ち、気づいたらコンテストは終了 」
ということには絶対にしないようにします。
「自分なんてコンテストにはまだ早いし… 」なんて言わず、積極的にご参加いただけると嬉しいです。
ハッキリ言ってコンテストに出ると、一緒にエントリーしたライダー達と一気に打ち解けるし、仲間も増えます。そして、どういう訳かコンテスト後には「もっと上手くなりたい」と強く思うようになり、上達速度も上がります。
結果として、このスポーツがさらに面白くなります。
という観点から、もちろんメチャ上手い人から初心者の人まで、積極的に今回のコンテストに参加していただきたいです。
コンテスト(&講習会)の参加者募集は、もう数日したら開始いたしますので、よろしくお願いします!