TUBAGRA(ツバグラ)

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MOZU is priceless !!!

2012年9月5日

こんばんは。STEM*です。

昨日はフレーム製作をするということで、岡安製作所に行ってきました。

岡安さんのところには過去にお邪魔したことはあったのですが、岡安さんが実際にフレーム製作をされてるところをみたことはなかったですし、実際にお手伝いさせていただく機会がなかったので、始まる前からとても楽しみでした。(とは言いながら1時間の大遅刻、すみませんでした、、、汗)

サモさんにフレーム製作の大まかな流れを教えてもらった後は、岡安さんに技術的なご指導をいただきながら実際に加工作業のお手伝いをさせてもらったんですが、何せフレーム製作を見るのも人生初だったこともあり、すべてが新鮮そのものでした。

これは、ボール盤でヘッドチューブとBBのシェル部分に溶接用の穴をあけているところです。ボール盤を使うのも実はこの日が初めて。緊張しながらも、慣れてくるとボール盤があると何かと作業は便利で、身近にボール盤が欲しいなあと思ったり。

そして、こちらはエンドのプレートの表面をグラインダーで均一に整えているところです。溶接の着きを良くする効果があるのだとか。

自分が作業をお手伝いさせてもらったのはこの2つの行程のみ。

それも当然そのはずで、見学させてもらっていて実感したしたのですが、フレーム製作はとても高度な技術力を要する仕事で、到底素人にはできないお仕事。

時間の経過とともにだんだん出来上がっていくMOZUフレームは、ただパイプが組み合わさって溶接されて出来上がるプロダクトという単純なものではなく、ひとつひとつの作業工程に作り手の想い、長年の経験、熟練の技、そういう目には見えないものが込められて製作されているということがひしひしと伝わってきます。

これはジグ上で仮溶接をする岡安さんです。

仮溶接が終わり、実際に形となったフレームは、本溶接により完成に近づきます。

こちらは本溶接をする岡安さんです。

溶接する際にはとても直視できないほど強い光が出るわけですが、岡安さんが一カ所一カ所溶接していく姿は、フレームに命を吹き込んでいるように見えると言っても過言ではありません。

これはMOZUフレームの人気の一つである溶接の際にできるこの虹がかった模様です。これも岡安さんの長年の経験により、今ではこの色の出具合をコントロールできるのだとか。

このようにしてフレームが製作されていくわけですが、実際にはもっと数多くの作業行程があり、その一つ一つにかなりの労力がかけられて製作されていきます。

最後の仕上げとして、サモさんがヘッドのフェイシングを施します。

 

自分はなぜか鮮明に覚えているのですが、昨年末の岡安製作所の忘年会のときに岡安さんが「MOZUフレームにはその製作に関わった人の魂が入っている。一生懸命つくったフレームをライダーたちが喜んで乗ってくれていることが、僕は涙が出そうなくらい嬉しいんです。」とおっしゃっていたのを思い出しました。

今回これらの行程を見学させてもらって、改めてその言葉の意味を理解できたような気がしました。

 

今どき、自転車に10万円も出せば申し分のない性能の完成車が買えるような時代ですから、MOZUフレームはやはり高価なフレームです。しかし、MOZUフレームの製作過程を一度でも見てしまうと、値段以上の価値に改めて気づかされます。

また、自分たちが乗るフレームがオーダーメイドで、製作者とコミュミケーションがとれ、かつ作り手側としても作業に参加することで自分のバイクへの愛着が今まで以上に増しました。

効率的な大量生産のモノづくりではなく、自分が使うものは自分でつくり、長く大切に使うという本来の価値観の大切さを気づかせてくれる、消費者参加型のオーターメイド工房的なのが増えれば面白くなるのかなと思ってみたり。とにかく昨日は自分にとってとても有意義な一日でした。

 

岡安さん、サモさん、大変お世話になりました。ありがとうございました。

 

で、まだ続きがありまして。

実はフレームが完成してからすぐ渋谷に移動し、バイクに組み上げてしまうという、またしてもサモさんのバイタリティの高さを垣間見ることに。

そして、完成した例のバイクですが、見た目も乗り味も良く出来すぎていて、なんというか今までのフレームと比較すると嫉妬に似た感情が芽生えるほどんの出来だったのです。

乗り味は、一言でいうと、最高にバランスが良い!という感じ。BMXとMTBの良いところだけをうまく調和できています。

今後、皆さんもそのバイクを実際に見かけるようになるでしょうし、試乗することを強くオススメします。でも一度乗ると、絶対物欲が押さえられなくなりますよ(ステマとかじゃなくてマジで。)

 

僕もサモさんも、帰りは余韻に浸りながら、というかニヤニヤしながらこのバイクがもたらす今後の可能性について話が尽きない状態でした。

今後、要チェックですよ!

 

ではまた来週。

 

仮見せ:新たなストリートバイクブランドを立ち上げます

2012年9月4日

TUBAGRAとは別に、新たにストリートバイクブランドを立ち上げることにしました。ブランド名やビジュアルイメージはまだ決まっていません。ただし、ハッキリしているのは、TUBAGRAよりもコアなストリート寄りのイメージを考えています。

今年中には、某ライダー兼ブランドマネージャーに、もう1人サポートメンバーを加え、まずは2名体勢で正式にブランドを始動させていく予定です。最終的にはあと1人加え、3人体勢で固めて行きたいと思っています。

ストリートイベントへの参加や、動画や写真のアップ、海外のライダー達との交流、Tシャツとかソフトグッズのリリースもお願いします。MTBストリートシーンを国内外股にかけて活躍し、面白くして欲しいです。

 

そんなことで、ここ数ヶ月の間に、某ライダー兼ブランドマネージャーと度重なる打ち合わせを行い、検討の末に導き出した完全オリジナルジオメトリのフレーム(プロトタイプ)を、本日MOZUシリーズの制作でお馴染みの岡安製作所で作成してきました。

新フレームを作成する岡安製作所の岡安さん

お昼前にはただのパイプの状態でしたが、岡安さん、TUBAGRAライダーSTEM*君、そして自分の怒涛の作業により、その日の夜には完成し、埼玉県川口から首都高を爆走して(法定速度の安全運転ですが…)都内の某ライダー兼ブランドマネージャーの元に届けられ組みあがり、早くも乗れる状態になりました。

TUBAGRA縲怏ェ安製作所による「禁断のフレーム1日仕上げ」を久しぶりに発動させたのでした。こういうのtrMOZU 3rd以来でしょうか?

 

そんな彼のバイクの画像です。まだ急いで組んだ状態で、今後いくつかパーツ構成は変わる予定とのことです。

新フレームによる24MTB

このプロトフレームの特徴は以下の通り。

・24インチホイール対応ストリートMTBフレーム
・スパニッシュBB
・ヘッドアングル:73度
・BBハイト:+45mm
・チェーンステー長(リアセンター):最短値345mm

TUBAGRAのMOZUシリーズとは大部分が異なるジオメトリの数値となり、自分自身全く想像できない乗り味で、恐る恐る完成したバイクに乗ってみると…

 

衝撃でした。かなり良い方向で。

 

いくら言葉を連ねてみたところで説得力がないので、その某ライダーを見つけてそのプロトバイクに乗ってみてください、としか言いようがないのですが、とにかく良くて驚きました。

もちろん現状のMOZUの乗り味には相当自信がありますけど、この24インチのMTBフレームは別の次元で天井突破しちゃっています。MTBにしてはBBはかなり高いしBMXの乗り味か?というと、そうとも言えない「こういう乗り物」になっています。バニーホップをする度に顔がにやけるフレームに乗るのは、MOZU以外ではかなり久しぶりです。

フレーム形状の見た目の格好良さ、BMXと遜色ないフロントアップの軽さ、マニュアルのバランスポイントの広さ、抜群の回転系トリックのしやすさ、かと言ってクイック過ぎない心地良いコントロール性などなど、とにかくプロトタイプということを考えると、現時点で大成功と言って過言のない仕上がりでした。

新フレームによる24MTB

もちろん、改善すべき点もいくつかすぐに見つかり、それらは年内に作る2ndプロトできっちり良い方向に反映させます。いやー、これさらに良くなるでしょう!

ということで、この新ブランドの情報は、公開できる情報が揃ったら随時TUBAGRAのWebサイトで報告させていただきます。紹介する動画も近々作ります。楽しみにしていてください。

 

それにしても、今回のフレーム制作縲怎宴Cディングで、ジオメトリ次第でまだまだMTBのトリックのしやすさ、ユニークな乗り味を追求することができるんだ!ということを改めて知りました。まだまだMTBストリートは進化・発展の余地がありまくりです。本当に面白いです!

大変なフレーム制作を1日で仕上げてくれた岡安製作所の岡安さん、今日1日作業を手伝ってくれたTUBAGRAライダーSTEM*君、バイクの組み上げを一緒に行なってくれたみなさま、本当にありがとうございました!!心より感謝いたします。

そして、このジオメトリを割り出してくれた某ライダー兼ブランドマネージャー、最高の刺激物をありがとう!今年もまだまだ楽しくなりそうです。

Howtoページ用にスミスグラインドを撮ってみたのだけど

2012年9月3日

カタチが格好悪くてスミスグラインドのページのアップは断念しました(泣

いやー、今日は1日激しい雨が降ったり止んだりで、路面は基本的に濡れているもんだから「こりゃあ自転車乗れたもんじゃないな」ということで、屋根がある新横スケートパークに水野君と一緒に行ったのですよ。

で、現地に着いたら、スケートボードのスクールをやってたり色々あって混んでいて、さらに大雨過ぎて屋根があるパーク内ですら雨が吹き込んでいて半分くらいまともに乗れず、という状況だったので、パークセクションでガッツリ乗るのは諦め、水野君と2人して「Howtoページ用の動画を撮ろう」ということになりました。

それで、自分は雨で半濡れになりながらフィーブルグラインドスミスグラインドを撮ってみたのですが…

自分のスミスグラインドのスタイルが余りにも格好悪くて愕然としてしまいました。シーケンス画像をご覧ください。

サモのスミスグラインド01

問題はこの画像(↑↓)のペグをかけた直後。バランスを取るために付いたクセっぽいんですけど、上半身が立っていて、腰の位置が前気味で、メチャクチャ格好悪いのです。ちなみにかけた直後、フロントペグだけでグラインドする時間が思いのほか長いのもどうなんですかね?スミスグラインド的にアリなのかな?

サモのスミスグラインド02

しばらくグラインドしてバランスポイントを見つけたこのくらいでは(↑)腰の位置も下がり、上半身も覆いかぶさるようになって問題ないんですけど… かけた直後からこのカタチになれば一番良いんだよなぁ。

サモのスミスグラインド03

という訳で、ちゃんと動画を撮ってみたら問題アリアリなことが判明した自分のスミスグラインドなのでした。
スミスグラインドのHowtoページへの追加はもうちょい先だな…

 

やっぱり普段から動画を撮影し、フォームをチェックしないと駄目ですね。次回からは格好いいカタチになるように意識してトライしてみます。

あ、フィーブルグラインドはもうアップしてあります。どうぞご覧ください。動画付きです。

水野君には、トライアルの基本テクであるステアケース(低縲恍・jウイリージャンプ(低縲恍・j当てポン付きウイリージャンプ(低縲恍・jステアドロップ(低縲恍・jをお願いしました。近日中に公開しますので、初歩的かつ実践的であるトライアルテクをマスターされたい方は楽しみに待っていてください。

 

あと、明日は会社から有休をいただき、朝から岡安製作所にうかがい某ライダーのシグネチャーフレームを作成します。
以前、trMOZU 1stテストで行ったことのある「気合いのフレーム1日仕上げ」を行うのです。

trMOZU制作実況#1
trMOZU制作実況#2
trMOZU制作実況#3
trMOZU制作実況#4
trMOZU制作実況#5

速報的なこと、進捗状況は自分のTwitterで随時報告していくので、楽しみにしていてください。午前中はパイプの状態だけど、夜には完成車になっているハズです。

世界一のストリート24MTBフレームを作ります!!(あ、言っちゃった…)Ill◯ikeや◯S C◯pi◯alなんて◯◯◯だぜ!!

ちなみに、これはTUBAGRAのブランドではありません。正確に言うと、新しいブランドを立ち上げることになるのですが…(この件の詳細はいずれかに)

 

新横の帰りった後の昼食は、昨日の日記に公開した打首獄門同好会の新曲PV「私を二郎に連れて行って」の影響から、水野君宅近くにある二郎インスパイア系ラーメン屋であるラーメン陸で食べることにしました。

ラーメン陸

二郎インスパイア系だけあり量が凄まじいんですけど、陸はとにかく麺が美味しいので、全く苦もなく完食。もう大満足でしたよー

岡安製作所でMOZU制作

2012年9月2日

あと数週間で自分のMAZDA AXELAのフロントマスクが変わることになりました。なのであと少しの時間でこの顔ともオサラバです。寂しいか?と問われると、早く変えたいので一向に構わない、という感じ。

AXELA

水野君と一緒に岡安製作所にTUBAGRAのオリジナルフレームであるMOZUの制作をしに行きました。到着したら岡安さんは既にMOZUの細かいパーツを下ごしらえしてくれていました。

岡安製作所でMOZU制作

自分も早速、MOZUをオーダーしていただいたお客さまのオーダー内容に合わせて、パイプをカットしていきます。

MOZUのパイプをカットするサモ

このパイプは福島県のカイセイ(競輪のフレームのパイプを作っている会社)で作られているMOZU専用のダブルバテッドチューブになります。とても高価です(泣)
このパイプをMOZUのタイプ(brMOZU、kdMOZU、trMOZUなど)によってパイプの長さ、パイプ同士の接合部の角度が違うので、図面を確認しながらミリ単位で慎重に削っていきます。ここで角度を間違えたり短く切りすぎたりすると、貴重なパイプは元に戻らないので大変なことに…

MOZUのパイプをカットするサモ

カットしたパイプは各MOZUフレームのジオメトリの数値に合わせたジグ(基盤)に合わせて行き、接合部がピッタリと合ったところでようやくフレームの前三角のカットが完了します。

パイプのカットが終わったフレーム前三角

この段階でどれくらいピッタリ合わせるかと言うと、これくらい(画像下↓)です。

パイプをカットしてここまで合わせます

だいたいこれくらいの精度で接合部を合わせるのですが、これが結構大変です。ですが、ここまでピッタリ合わせることで、溶接作業を効率的に行なえ、パイプの持つ性能を隅から隅まで使い切るフレームの下地が整うのです。

ちなみに、MOZUシリーズの前三角のパイプのすべてのカットはライダーでもある自分が行なっています。

 

そしてMOZUライダー(brMOZUベースの水野カスタム)でもある水野君はフレームのリア三角の曲げや潰しなどの加工を担当してくれています。

膨大なMOZU関連の図面から、今回加工する内容だけを抜粋し、作業効率が良いように分かりやすくメモにまとめて書き留めています。複数の複雑な工程を、如何に効率良く、間違えないようにするために。この作業もミスをしたら貴重なパイプが犠牲になってしまうので(ミスしたパイプは販売するフレームには使えません)、とても慎重な作業が要求されます。

MOZU制作のため図面をチェックする水野君

MOZUフレームのリア三角を構成するチェーンステーに曲げ加工をするに当たり、水野君はパイプの中に砂を詰めています。均等にキッチリ詰めないと、後々大変なことになるのです。それにしても、何故に砂を詰めるのでしょうか?

パイプに砂を詰める水野君

MOZUのチェーンステー曲げ専用のジグ(専用工具:岡安さん制作)でチェーンステーを曲げます。

砂を詰めたパイプを専用工具を使って曲げます

この作業をする時にパイプの中に砂を詰めておかないと、力がかかった部分が単純につぶれるだけでキレイに曲がりません。また、砂の詰まり具体に偏りがあると、それだけでキレイに曲がらず歪んだりするので、かなり難しい作業だったり。

このような工程を経て(ってもまだ全体の1/3くらいの作業ですが…)MOZUフレームは作られています。

kdMOZUフレーム

そんな訳で、MOZUはアクション系のフレームの中では極端なまでに手がかかっていると言えますね。それでも、ライダー達が長く・快適に・安心して乗ることができる、技を繰り出せるフレームにするためには、これらの作業は必要不可欠なのです。

 

作業がひとまず終わってみんなで談笑します。(まだフレームは完成しません。この後、膨大な小物パーツの加工作業、岡安さんによる仮溶接縲恂{溶接作業、歪み矯正作業、塗装工程、切削作業、検品工程などを経て、ようやくMOZUフレームは完成します)

ひとまず作業が一段落して談笑します

BEAST EYEを飲んでホッと一息☆

BEAST EYEとジャガビーを食べます

 

今日の不味い飲み物シリーズです。「コーラなのに無炭酸」という存在の意味が分からない無炭酸コーラ乳酸菌飲料です。パッケージからして見るからに不味そうだったのですが…

無炭酸コーラ乳酸菌飲料

飲んだらかなり美味しかった!!ちょっと癖になりそうです。またコンビニで見つけたら買っちゃうかも知れません。

【生産中止】里山アクションライド用MTBフレーム【YAMADORI】¥138,000(税抜)

TUBAGRA YAMADORI frame
2012年9月1日

一見クラシカルな形状に最新のアクション系ジオメトリを盛り込んだクロモリ製の里山アクション用マウンテンバイクフレーム。
TUBAGRAがMOZUシリーズで培ってきたアクションのしやすさを、里山でも存分に発揮できるようにジオメトリやチュービングを最適化したのがこのフレームです。重量2.5kg、Mid Fatの24インチホイール対応。エンド形状はMTB規格(135mm/10mm)、ユーロBB採用、リアセンターは最短363mm(最適値は370mm)、フレームカラー選択可。ヘッドチューブやBBなどは切削済で出荷。
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