昨夜は会社帰り、小川輪業 へお邪魔して、Shadowのグラインドペグ1本を購入し、5本折れて31H状態のリアホイール用に新しいスポークを用 意してもらいました。小川さん、いつもありがとうございます!
家に帰ってそのスポークを入れ、晴れて自分のMOZUのリアホイールは36本に戻った訳ですハイ。そうなると早く乗りたくなりますね。
で、早速今夜、新横スケートパークに水野君と一緒に乗ってきてしまいました。いやー、ちゃんとした本数のスポークがあるって素晴らしい!自分は久々に色々チャレンジしましたが、写真撮る際は確実に決まるオーバートゥースハンガーグラインドばかりです。確実に決まらないと撮ってもらう水野君に申し訳ないから… 早速、BHC Tシャツを来て乗っていますよ☆
同じ場所でバニーホップ180からのクリスクロスのフェイキーグラインドを数発試してみたけど、超怖くてまだ無理!下手したらダウンチューブをレールに当てて凹ませそうだし… まーでもたくさん練習しないと駄目だな。
水野君はかなーり高いステアーにアブバカしたり、飛び乗ったりしていました。
なんか、会社終わりに新横行って乗れるって、すごく日常が戻ってきた感じがする!ああ縲鰀BUNNY HOP CAMP 終わったんだなぁ!!でも、まだ緊張感が抜けないのは何故?打ち上げとか一切していないからかな?
さて、本題であるBUNNY HOP CAMP (以下BHCと記載)ストリートトリックコンテストを振り返って、ですが、今回はノービス、ミドル、ハイクラスをそれぞれ書いて行きたいと思います。分量的にライダー全員をカバーすることは出来ないので、強く印象に残った決勝進出ライダーのみ記載させていただきます。すみません…
コンテスト自体はジャムセッション形式となっており、予選で1人ずつ順番にセクションにアタックし(持ち時間は1人当たり20縲鰀30秒)、それを前半、後半毎に2縲鰀3周繰り返してもらい(合計4縲鰀6アタックしてもらった計算で合計ライディング時間は2縲鰀3分)、すべてのライディングの内容をジャッジ3人で審査させていただきました。
そして、ジャッジ3人が出した予選の点数を合計し、その合計点が多かった上位者が決勝に進出し、予選と同じジャムセッション形式でライディングを競い合います。
■ ノービスラクスについて
年齢層で30代が一番多く、MTBとBMXのオッサンライダー(失礼!)だらけのコンテストとなりました。
殆どのライダー達が初めてのトリックコンテストという感じで、普段は簡単に決まるトリックも緊張や慣れないセクションでメイクできない、と言った様相です。そんなノービスクラスで予選を勝ち抜くには「とにかく1つでも多く得意技をキレイにメイクする 」ということのように思えました。
そんな中、最初に抜き出た存在感を放っていたの予選トップ通過のU-TA(BMX)さん。トリックも高度だし、気持よくメイクしていきます。が、決勝ではそれが崩れた印象がありました。
そうこうしている内に、他のライダー達がこの状況・セクションに慣れ始め、本来のライディングを出せるようになっていきます。
ライディング中にこれでもか!とバニーホップ180やバニーホップロックウォークを繰り出し、ボックスでアブバカにトライしたPiro(MTB)さん。
全エントリーライダー中最も肉々しい風貌と、フットプラント180などオリジナリティのある細かいトリックのギャップが印象的だったBob(MTB)さん。
そしてダニエルtoジャックダニエルなどブレーキを駆使したトリックで沸かしたユキチ(BMX)さんが追い上げ、僅差でユキチ(BMX)さんが優勝となりました。
■ ミドルクラスについて
エントリーライダー数が一番多く、BMX、MTB、FGFS、TRIALとすべてのストリートパイクが勢揃いし、明らかに混戦が予想されるクラスとなりました。事実、繰り出されるトリックの難易度も非常に高く、スタイルもあり、メイク率も高いライダーがワンサカいましたね。とてもジャッジが難しかったです。
中でも、カーブボックス(グラインドボックス)を様々なグラインドトリックで攻めるBMXライダーが多く、その攻め方のバリエーションの数々に驚かされました。
ただ、それ故に予選を勝ち抜くためには、メイク率やオリジナリティで抜き出る必要があり、グラインドトリックにこだわり過ぎることで埋没していくライダーが多かったのも事実…。また、ライディングのスピードが遅めのライダーも多く、そこで、ガッツやダイナミックさのポイントを落としていましたね。
結果、予選通過を果たしたのは、順当にバリエーション豊かに高度なトリックを安定してメイクし、さらにオリジナリティがあり、迫力のあるトリックを繰り出したライダー達となりました。
やんちゃな走り屋風フルフェイスメットが特徴的で、最初こそメイク率の低さに悩まされていたものの、後半以降息を吹き返し、マニュアル系トリックや、レール超えの180をメイクしたWASHISU(BMX)さん。
前後のブレーキを駆使して、セクションを誰にも似ていないトライアルとストリートが融合したトリックで攻め、カーブボックスをペダルグラインドもするし、障害物でしかなかった柱をまさかのカタチで攻めたharuo(TRIAL)さん。
グラインドトリックや高度な回転系トリックをバランス良く安定メイクしていたKTRさん(BMX)やrice man(BMX)さん。
フリーコースターハブを駆使したライディングが特徴的だったロサンジン(BMX)さん。
そして、バースピンやフェイキーからのトリックを終始安定メイクしていたWoody(FGFS)さん。普段見慣れないFGFSのトリックの数々はテクニカルかつ新鮮で、強烈に印象に残りました。結果は3位です。
Woodyさんのこのライディングで、FGFSもBMXやMTB、TRIALと全く遜色ないレベルで戦えることが証明されたんですね。
そしてそして、普通はペグが付けることができないMTBで(MOZUなどのBMXハブに対応していないMTBフレームはペグを付けることが難しい)、ペグに頼らないペダルグラインドの応用トリックを繰り出し、安定して回転系トリックや、フェイキーからセクション飛び越えなど難易度の高いトリックを連発したRyota(MTB)さんが勢いがあり凄かった!
が、小さなバンクをまるでRのあるジャンプの如く速いスピードでダイナミックに飛び、ノーフットキャンキャンなど派手なジャンプ系トリックの数々を安定して連発し、かたやボックスを使った難易度の高いストリートトリックもしっかり織りまぜてきたナオト(MTB)さんが、すべてのポイントを高い点数で獲得して優勝となりました。ダートジャンパーであるナオトさんが、ストリートにおいても自分のスタイルを貫き通して優勝を勝ち取ったのは、とても面白い展開でした。
ただ、2位のRyota(MTB)さんとのポイントは僅差で、彼がナオト(MTB)さんのような印象に残るぶっ飛び系トリックをあと1つでも繰り出していたら、その結果はひっくり返っていたかも知れません。
■ ハイクラスについて
数々の難易度の高いトリックをメイクするのは当たり前で、それをさらに速く、高くダイナミックに、誰もやっていない方法で、そして確実にメイクするライディングをしないと予選突破できない、とてもレベルの高い戦いとなりました。ジャッジ3人も採点が難しく、いかに粗を探して点数を引くか、に注力することになったくらいです。
ダイナミックにセクションを飛んでいくKai(MTB)さんは、前半にそつなく難易度の高いトリックをいくつかメイクし、後半に大技を持ってきたものの、それがなかなか決まらず大きくポイントを落としていました。
ボックスを使ったバースピンドロップやハンドレールのグラインド、フェイキーからのバースピンのバリエーションの豊かさと、それを安定的にポンポン繰り出していくHIRO NAKAJIMA(FGFS)さんのライディングも素晴らしかったです。個人的には、あと1つぶっ飛び系のトリックがあれば、さらに上位に食い込めると思いました。
難易度の高いストリートトリック(グラインドやテイルウィップ)と、フラットトリックをルーティンで見事に融合させ、ダイナミックさと高いメイク率を誇っていたりょう(BMX)さんのライディングは相当ヤバかったです。最後のバンク飛び出しのダブルテイルウィップも頑張りましたが、残念ながらメイクならず…
jinken(TRIAL)さんは走りだしから壁からのドロップインとオリジナリティ満載。さらにはカーブボックスを積み上げそこからヘリコ降りなど、1つ1つは基本的なトライアルトリックですが、あの状況で実行するのが神がかっていました。そして、最後の携帯ジャンプランプを使った壁へのアブバカは、完全メイクしていたら順位はさらに上がっていたと思います。
基本的に速い進入速度が特徴的だったYushi(MTB)さんは、最初にカーブボックスにマニュアルボックスを立てかけ飛距離5m近いぶっ飛びバニーホップをメイク。最後にその状態のボックスでバニーホップ360に何度もチャレンジするも、惜しくもメイクできませんでしたが、ダイナミックさではこの日一番でした。
バースピンとテイルウィップ、グラインド、マニュアル系と全てのモダンなストリートトリックを高い次元で完全に
使いこなしていたうみひこ(BMX)さんのライディングはどれも安定し素晴らしいものでした。が、最後にチャレンジしたバンクからのバニーホップ540が惜しくもメイクならず…
うみひこさんに負けず劣らずバースピンやテイルウィップ、グラインドトリックを駆使し、ダイナミックさと高いメイク率を維持していた工藤(MTB)さんが最後に見せたのが、バンクでのノーズマニュアルバースピン(?)とカーブボックスに飛び乗りドロップテイルウィップというルーティン。これを何度かのチャレンジで見事にメイクし、優勝を勝ち取りました。
ハイクラスは、決勝2本走る内、1本目で各自の持ち味の出た確実なライディングをし、2本目で思い切ったチャレンジをする、という流れがライダー達に自然と生まれました。その2本目の出来次第が、今回のコンテストの結果に大きく影響するカタチになりましたね。
事実、決勝1本目では、自分の採点ではりょう(BMX)さん、うみひこ(BMX)さんが拮抗していて、それにわずかに低く工藤(MTB)さんという順位になっていました。2本目のライディングでりょうさん、うみひこさんが大技をメイクできず、かたや工藤さんはメイクした、ということで、一気にその順位がひっくり返りましたね。これは誰もが納得の行くところだと思います。
今回のハイクラスのライディングを見て、このクラスで勝つには、当然かも知れませんが、難易度の高いトリックを速いスピードで安定してメイクする技術(結果ダイナミックさもついてくる)と、予選→決勝2本で徐々に観客を魅了するトリックを見せていく作戦(ライディングの構成力)が大事に思えました。
何はともあれ、無事にコンテストを終えることができた今、エントリーしてくれたすべてのライダー達に本当に感謝しています。
次回のBHC開催が許されるなら、「なるべくセクションは動かないようにする(グラインドからの回転系トリックに影響出まくり)」「もっとコンテストエリアを広くとる(FGFSライダーにはセクション間が近くて足合わせが大変だった)」「トータルな時間の短縮化(朝から晩まで長かったので…)」 などを実践していきたいと思います。
本当にありがとうございました!!