チェーン引き(チェーンテンショナー?)を作っていただきました
今日は岡安製作所で水野君と一緒にMOZUフレーム制作をしてきた訳ですが、その際に岡安さんに自分のSHAKA(Ashi MOZU)に合うチェーン引き、というかチェーンテンショナー?を作っていただきました。
チェーン引きをご存知ない方に簡単に説明します。
MOZUみたいなフレームは、エンドを後ろに引いてチェーンを張り、リアハブを固定するトラックエンドタイプとなります。一般的にトラックエンドタイプのフレームは、効率良くチェーンを張るために、チェーン引きを使用します。
■チェーン引き
チェーン引きの使用例です。
ナットを締めるとリアハブが後ろに下がり、それでチェーンを張ります。
ただし、それはトラックエンドのスリット(リアハブシャフトがハマる溝)が長いフレームのみに使用することができます。
SHAKAや最近のBMXフレームはトラックエンドのスリットがとても短いため、上で紹介するようなナットを締めて引っ張るチェーン引きが(スリットが短すぎて)使えない場合が殆どです。
■フレームのトラックエンド(SHAKAフレーム)
実際、SHAKAに乗る自分もフレームがトラックエンドにも関わらず、永らくチェーン引きを使わずにきていました。
おかげで、グラインドペグを使って激しいグラインドトリックをし続けていると、下の写真の通り、リアハブのナットを凄くきつく締めているにも関わらず、ハブシャフトがスリットを滑ってズレてきて、タイヤがフレームに干渉するようになっていました。
本当にグラインドばかりやっていると20〜30分に一度はタイヤがズレてフレームに干渉し、その度に工具使って位置を直す必要があり、猛烈に手間だったのです。
そのことを話すと、岡安さんがあり物の材料を組み合わせ、以下の物を作ってくれました。
これだけ見ると何がなんだか、という感じですが、ワッシャーの上に溶接された黒い小さな円柱は直径8mm、少し大きな円柱は直径10mmとなっていて、下の写真のように使います。
リアハブシャフトに通し、この上からナット(グラインドペグ)を締め込みます。
上の写真だけだと機能的な部分が良く分からないかと思いますので、下に分かりやすく記しました。
エンドのスリット奥とハブシャフトの間に円柱が挟み込むことにより、ハブシャフトがスリットの内側にズレることを物理的に防ぐのです。(内側にズレるのを防げればそれでOK)
スリット奥とハブシャフトとの距離はチェーン種類、チェーンの伸び、スプロケットの種類などでわずかに異なるため、円柱は8mmと10mmという2種類を用意し、その隙間の量によって円柱を入れ替えOKとしたのでした。
しかし、こうなると「チェーンを引いてないじゃん」となりまして、むしろ「チェーンテンショナー」と呼んだ方が機能的に合っているように思いますが、実際のところどうなんでしょうね?
何はともあれ、これでリアハブがズレることなくガンガンにグラインド練習ができるので、猛烈に嬉しいです。早速明日試してみます!
特に意味もなく愛車であるMAZDA CX-5の写真でも。今現在、どういう風にカスタムするか迷っているところ。
ホイールのシルバーをつや消しブラックにスプレーで塗り替える、というのが有力となっています。安い値段で誰もが分かるくらいイメージが変わり、格好良くなると思うんだよなー。