過去にバニーホップ講習会などで参加者の方たちの多くのバイクをチェックさせていただき、フロントアップしづらいセッティングのまま乗っていて、バニーホップで大変苦労されている姿を数多く見てきました。
その都度、フロントアップが軽い=バニーホップしやすくするためのセッティング方法を日記に書いていましたが、今回はそのまとめ版を書いてみたいと思います。
超大雑把に書くと、MTBでフロントアップを軽くするには、ハンドルが高く・近く・リアセンター(チェーンステー長)を短くすることです。あくまで大雑把に書くと、です。(実際はジオメトリの関係上、ただそうすれば良い訳では無い…)
サスフォークのMTBと、リジッドフォークのMTBで若干異なるので、分かりやすくそれぞれ別に書いていきますね。現状でフロントアップのしやすさに満足している場合は、無視していただいて結構です。現状調子が良いのに、下手にポジションいじってスランプに陥る場合もありますので。
サスフォークが付いたMTBの場合
1 ハンドルのライズ
最近のMTBはローライズバー(1インチちょっと)が流行っていて、最初からそれが付いている場合が多いです。もし現状でフロントを上げづらいのであれば、2インチライズあたりをチョイスしハンドル位置を上げてみてはどうでしょうか?さらに上げやすくするには3インチライズのハンドルバーとなりますが、サスフォークに3インチはハンドル位置が高すぎてしまう場合があります。(ショートストロークしていたら別)
2 ステムの突き出し
ストリート系やダートジャンプ系のMTBには最初は突き出し50mmが付いている場合が多いですが、BMXフラット用の30mmを切るようなショートステムに付け替えてみましょう。20mmハンドルが手前に来るとフロントアップの軽さは十分体感できるレベルとなります。
ハンドルに関係する内容ですが、ハンドルの角度を少し手前に傾けると、わずかですが手前に来るので、フロントアップが楽になる場合があります。
3 サスフォークのストローク長
ストリートやダートジャンプ用のMTBは最初は100mmの場合がありますが、さらにフロントアップしやすくするには長くしてみましょう。120mmとか。あまり長すぎるとフロントアップはしやすくなり
ますが、バランスが悪くなるので注意です。
4 フロントタイヤ
もしあなたのMTBが履いているフロントタイヤが800g以上するのであれば、600g台のタイヤに替えてみましょう。200g違うとフロントアップの軽さに影響があります。タイヤのチョイスはTUBAGRAの過去のこのページをご覧ください。600g台がだいたい使える軽さになります。
5 リアタイヤ
フロントに同じく、タイヤの重さが800g以上するのであれば、600g台のタイヤに替えてみましょう。ずっと繰り返し練習していると、この200gの差は大きくなります。
6 チェーンステー長(リアセンター長)
チェーンステー長が短ければ短いほどフロントアップは軽くなります。もしあなたのフレームがトラックエンド(リアハブ位置を後ろに引いてチェーンを張るタイプ)で、まだ隙間があるのなら、半コマチェーンなどを用いてリアハブの位置を手前にしてみましょう。
リジッドフォークが付いたMTBの場合
一部、上で紹介したサスフォークが付いたMTBの内容と被るのはご了承ください。
1 ハンドルのライズ
最初から2インチライズが付いている場合は、3インチライズにしてみましょう。それでも上げづらい場合は、FGFS用の4インチライズを試してみるのもアリです。
2 ステムの突き出し
最初は突き出し50mmが付いている場合が多いですが、BMXフラット用の30mmを切るようなショートステムに付け替えてみましょう。
ハンドルに関係する内容ですが、ハンドルの角度を少し手前に傾けると、わずかですが手前に来るので、フロントアップが楽になる場合があります。
3 フォークの肩下長
もし400mmなど短い肩下のフォークを使っているのなら、430mm前後の物に替えてみましょう。とはいえ、ストリート用は最初から430mm前後が付いている場合が多いです。
もし、もっと肩下を長くしたい場合は、ちょっとマニアックですが、ヘッド下に入れるスペーサーを使うのもアリ。
4 フロントタイヤ
リジッドフォークを使用の場合、フロントタイヤの空気圧を低めにすると、ボヨンボヨンとなり、若干ですがサスフォークに近い感触を得られます。(あまり低くし過ぎるとパンクします)すると、タイヤの反発を使え、わずかにフロントアップが楽になるのでオススメです。※着地もわずかに衝撃を吸収してくれます。600g台で、なるべく太くエアボリュームのあるタイヤをチョイスすると良いと思います。
5 リアタイヤ
フロントに同じく、タイヤの重さが800g以上するのであれば、600g台のタイヤに替えてみましょう。ずっと繰り返し練習していると、この200gの差は大きくなります。
6 チェーンステー長(リアセンター長)
チェーンステー長が短ければ短いほどフロントアップは軽くなります。もしあなたのフレームがトラックエンド(リアハブ位置を後ろに引いてチェーンを張るタイプ)で、まだ隙間があるのなら、半コマチェーンなどを用いてリアハブの位置を手前にしてみましょう。
ちなみに、
「フロントアップしやすいセッティング=小〜中くらいのバニーホップが軽くできる」
は当てはまりますが、
「フロントアップしやすいセッティング=高くバニーホップが飛べるセッティング」
とは限らないのでご注意ください。
実際、ハンドル位置が高すぎたり、手前過ぎたり、フォークが長すぎたりすると、フロントアップはし易いですが、ハンドルが近すぎてフロントアップで腕がすぐに膝に当たり高く飛べない、すぐにまくれてマニュアルが全然できない、ストリートトリックがとにかくやりづらい、などの弊害が出てきます。
ということで、あくまでフレームのジオメトリに合ったセッティングの範囲内で、フロントアップがし易いセッティングを突き詰めることが大事となります。
※その辺のバランスが最初から上手く考えられているのが、ストリート〜ダートジャンプ専用フレームだったりする訳ですが。上記で満足行かなければ、最終的には専用フレームへの変更が考えられます。
とはいえ、現状フロントアップがしづらく、殆どバニーホップができない人が、いったんバニーホップが超やりやすいセッティングにし、バニーホップのカタチや楽しさを覚えた後、少しずつ最適なセッティングを探していくのが良いと思います。
あと、実はBBハイト(BBの高さ)もすっごく重要だったりしますが、それこそその人が乗っているMTBのフレームのジオメトリ次第となり、一概に言えないので、今回は省かせていただきました。
もしあなたのMTBでフロントアップ〜バニーホップがやりづらければ、ぜひ上記のことを試してみてください。
最近、夏でアウトドアに身を投じたいせいか、クルマもアウトドアを意識した物ばかりに興味が湧いてしまいます。
三菱 デリカD5のリフトアップバージョンが格好いい。このカーショップのblogより引用です。
昔はこういう無骨なクルマに乗りたかったんですよ。実は今でもそうですが、D5は全長が長すぎてウチの駐車場に入らなくて断念したのでした。愛車のCX-5より200mmも長いですし。
それで、色々とアウトドアっぽいクルマをチェックしていて行き着いたのがコレ。
ルーフテント!
文字通り、クルマの上部(ルーフ)に取り付けるテントです。このサイトで見つけました。
ペッタンコの状態からわずか2分で使える状態になる優れ物で、色々調べてみると中も広いみたい。
子供が産まれた今、家族全員でこういうテントでオートキャンプ場とか、行ってみたい熱が激しく燃え上がっていますね。
このルーフテントの神奈川県のディーラーが家の近所にあるので、近々現物を見て話を聞いてこようと考えています。一応、奥さんも興味を持ってくれたし。
今朝、生まれて初めて息子がトマトを食べました。おそらく人生初の酸っぱい食べ物です。
一口食べたら想像通りこの表情。けど、何とか全部食べてはいました。この後、普通のお粥を美味しそうに食べること食べること。
こうやって、色んな味を覚えていくんですね。面白いなぁ!