AREth(アース)BULITをMTBシューズとして使ってみる
2001年から日本でスケートボード用シューズブランドを展開しているAREth(アース)のBULIT(NAVY/BLACK)をネットで購入し、ようやくシューズが家に届きました。サイズは、本当は26.5cm(8 1/2)が欲しかったのですが、どこのショップも無く、仕方なしに27cmをチョイス。
梱包用紙を開けてビックリ。箱のデザインが格好いいです。凹凸加工で渋くロゴが入っていますね。
開けてみるとこんな感じ。箱だけでそこそこコストかかっていると思うんだけど、こだわっているなぁ…
箱からシューズを出してみました。このBULITは、プレーントゥ、チャッカブーツといった伝統的な靴製法から生まれたモデルということで、どんな服にも合いそうなオーソドックスなデザインですね。
ソールパターンはスケートボードシューズでは一般的なタイプ(?)。ペダルとの相性はどうなんでしょうか?(下の方でインプレあり)
上から見た図。非常にシンプルなデザインで、縫製も少なめです。
ボディは、つま先の部分と、かかと部分がスェード素材で、中央のかかと部分が厚手のキャンパス地で構成されています。
白いソール部分は厚手に見えますね。
くるぶしをガードするパッとはかなり集めで、クランクなどのヒットからだいぶ守ってくれそう。
という訳で、早速、このシューズを履き、朝練バンクで乗ってみました。
見ての通り、どんなボトムにも合いそうです。27cmということで、ちょっと大きいかと思いましたが、くるぶしのパッドが厚くホールドされている感が強いので、あまりサイズは気になりません。
自分の樹脂製ペダルはグラインドでだいぶ削れてピンが殆ど無いのですが、バンクでバニーホップ180など回転系トリックを主体とするライディングを15分程繰り返しても、ソールが滑って足を踏み外すということはありませんでした。一方、ダートで乗ったらどうなるか、非常に気になります。
それより、とても良かったのが、ソールの衝撃吸収性です。例えば、VANSの(プロモデルじゃない方)ワッフルソールだと一発で「かかと病」レベルの足つき着地をした時も、信じられないくらい衝撃がありませんでした。
正直に言うと、かつて絶賛していたTevaのソールを超える縲怩サれに近い耐衝撃性、とでも言いましょうか。「振動吸収素材PORONを使用」とAREthの商品説明ページにありましが、これは予想外というか、本当にすごい!と思ったところでしたね。
当初は、衝撃吸収用のインソールを別で買って入れようかと思っていましたが、どうもその必要はなさそうです。
現時点でのマイナス面は、ふくらはぎのパッドがまだ固く、足首を激しく曲げると皮膚に当たってちょっと痛い、という点ですが、それは数日履いて馴染み、柔らかくなれば改善されることでしょう。
あと、マイナス面と言えるかは分かりませんが、AREthのシューズは軒並み1万円オーバーが多く、このBULITもスケートボードシューズとしては少々高価な11,550円という価格です。
世界で売る大量生産の他のシューズブランドと比較すると、AREthは主に日本国内マーケットで戦っている手前(海外展開しているかは現時点で不明)多少の価格アップは仕方がないのかも知れませんが、シューズの買い替えサイクルが極端に短いスケートボード用としては(スケートボードシューズはオーリーでシューズのサイドがすぐに擦れて破けるため)、厳しい戦いを強いられているのかも…なんて勝手に思ってしまいました。
ですが、スケートボードと違い、シューズの買い替えサイクルが比較的長い自転車用(MTBやBMX)と考えれば、価格に見合った使い方ができるように思います。
何はともあれ、こういったシューズは、1ヶ月後、3ヶ月後、半年後縲怩ナソールなどの使用感が大きく変わってきますので、引き続きレポートしていきます。
バルセロナのダートジャンプトレイルでの、とてもキレイで多彩シーンの動画です。
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