改めてMURAMASA BARの紹介
かつて日本のMTBストリートシーンを支えていたパーツに、古のブランドblkmrkt(ブラックマーケット)の MOLY HATCHET BAR (通称「モリハチ」)というクロモリ製ハンドルバーが存在していました。ライズは2インチと3インチの2種類がラインナップ。クランプ径は22.2mmでBMXのステムが使えます。
しなやかで軽量な(2インチは423g、3インチは453g)とても良いバーで、当時の日本人MTBストリートライダーのほとんどが一度は装着したことがあるほど。
欠点と言えばハードに乗り過ぎると折れることでしたが、このバーは日本中MTBプロショップに行けば大抵置いてあってすぐ新品を買え、しかも安価だったため(6,000円前後)、折れることに文句を言う人はほとんどいなかった覚えがあります。
もちろん私も何本も2インチライズバーにお世話になりました(1回折った)
現在blkmrktのブランドは存続しているものの、かつて市場を席巻した製品の数々は姿を消してしまいました。とは言え、日本のMTBストリートライダーの多くはMOLY HATCHET BARのアップスイープ、バックスイープに慣れ親しんでおり、似たようなバーの新品を潜在的に求めていて…
MOLY HATCHET BARの代わりになるクロモリ製ハンドルバーをTUBAGRAで作れないか?もちろんジオメトリ完全パクリはNGなので、ちゃんと数値は変更するも、握ったフィーリングはMOLY HATCHET BARを連想するものにこだわりました。
そして誕生したのがTUBAGRAのクロモリ製ハンドルバー MURAMASA BARです。MOLY HATCHET BARの欠点であった折れを防ぐため過酷な応力テストを行い、製品版はさらに高い強度・耐久性を持たせています。その分、多少重量が増し、硬くなったのは仕方がなかったのですが…。
MURAMASA BAR 3インチライズ
3インチライズ(76.2mmアップ)で、カラーはCPとBLACK(BLACKは現在欠品中〜数ヶ月後に再販売予定)、クランプ径は22.2mm、重量は570gです。ハンドル幅は740mmなのでトリックをしたい方は左右をカットしてお使いください。詳しくはこちらをご覧ください。
MURAMASA BAR 2インチライズ
2インチライズ(50.8mmアップ)で、カラーはCPとBLACK、クランプ径は22.2mm、重量は577gです。ハンドル幅は760mmと少し長め。ノーカットでトレイルライディングをしても良く、トリックをしたい方は左右をカットしてお使いください。詳しくはこちらをご覧ください。
ハンドルライズ(高さ)の違いはこのような感じです。
2インチは100mmストロークのサスフォークにマッチし、3インチは肩下430mm程度のリジッドフォークや80mmなどショートストローク化したサスフォークにマッチします。
22.2mmクランプなので市場にたくさん存在するBMX用ステムも利用できます。
BMXのステムは突き出しが50mm前後が多く、もっと短いステムを使いたい場合はTUBAGRAオリジナルステム 29STEM をご活用ください。突き出しが29mmと極短でハンドルが手前に寄せることができ、フロントアップなどが楽チンになります。