グラインドペグが装着可能なBMXエンドのMTBフレーム – 2014
ここを読んでいる方はすでに承知のことかとは思いますが、MTBにおけるグラインドペグを使ったグラインドトリックは超マイナーで、今まではTUBAGRAライダーやdriveライダー達をはじめとして、一部のごく限られたMTBストリートライダーの間だけで行われてきました。
どうしてそのような状況になったのかと言うと、「MTBにグラインドペグを装着するためにはBMXハブを使用し、フレームもBMXハブに対応した物にしなくてはいけないことから機材的にマニアックな部分が増えたため」それらをすべて揃えるには、それなりの知識と入手ルートの確保が必要とされたのです。
ただし、今は少し様相が変わってきています。ちょっと探してみれば、それらのパーツが比較的すぐに揃う世の中になってきているのです。
まずは、BMXハブに対応しているMTBストリートフレームを見て行きましょう。
TUBAGRA – SHAKA 26″ 24″
drive Bikes – drive 24″
中には日本の代理店では扱っていなく、手に入れづらいフレームがあるかも知れませんが、ざっとこれくらいあります。なんて良い世の中になったのでしょう!!
とは言え、実はフレームだけあっても駄目で、MTBをBMXハブで組むのに一番苦労するのは、実は対応するホイール(リム)を探すことだったりするんですね!
一般的にMTBのハブは32H(スポークが32本)で、BMXハブは36H(スポークが36本)となっています。そして当然のごとくリムもハブのスポーク数に合う物が必要になるのですが、とにかく26インチで36Hというリムがなかなか世の中に存在しないのです。(650Bのホイールが席巻する今となっては特に)
実際問題、BMXハブに対応するMTBフレームよりも、26インチで36Hのリムの方が探すことの方が困難な現状です。
一方、24インチで36HのリムはBMXクルーザー(24インチホイール)のおかげでそこそこ存在しています。(逆に24インチで32Hのリムが貴重だったりするのですが!)
という訳で、26インチホイールのMTBでグラインドトリックしまくるのは将来的に絶望的じゃん… なんて思うところですが、そこに救いの神がいました。
TUBAGRAライダーのjinkenさんです。
jinkenさんが運営しているWebショップ「JBP」がひっそりと超マニアックな26インチ36Hのリムを大量に仕入れていたのです。(このように書くとステマっぽいですが、単純にライダー達の楽しみを確保するために書いています)
そんなことで、BMXエンド(BMXハブ)に対応するリムは以下の通りとなります。本当に今のシーンでは26インチの36Hは貴重なので、少しでもグラインドトリックに興味があれば、確保しておいて損は無いかと思います。
【26インチホイール】
Sun Ringle Rhyno Lite XL – 26inche/36h
FIREEYE EXCELERANT 28 RIM – 26inche/36h
「でもこの在庫が尽きたら26の36Hは終了?」なんて思っているあなた!実は将来的に驚きの隠し球がありますのでご安心ください!決して26は終わらせません!※結局ダートジャンプやスロープスタイル、ストリートなどのアクション系では絶対必要なので26は無くならない
【24インチホイール】
24インチ36Hに関しては、JBPの24インチホイールラインナップをご覧ください。自分もドン引きするくらい(苦笑)、24インチホイールの種類があります!jinkenさん、一生懸命集めたんだなぁ…
これを見る限り、26インチも大丈夫ですが、国内の24ストリートシーンの将来は超安泰で、常にパーツの安定供給が約束されているように思えます。
実際のところ、ホイールだけじゃなく、フレームからすべてお任せでオーダーできるのもJBPの良いところですね。jinkenさんはすでにコアなストリートライダー達のバイクを何台も組んでいますし、用途に応じたオススメのパーツも「実際にガンガン乗る」ライダー目線でチョイスしてくれるので、安心感はかなりあります。
それにしても、JBPのこのマニアックな品揃えは、ひょっとしたらJBPは海外のライダーからも重宝されるんじゃないかな?