YAMADORI 2nd 26での最後のライディング
先の投稿に書いた通り、現在多摩川河原を飛び回る最高のMTBとなっているYAMADORI 2nd 26のパーツを、今回テストフレームとして岡安製作所で作成していただいたcroMOZU 275にゴソッと移植するため、昨日が僕がYAMADORIに乗る最後の日となりました。
最後のライディングに当然多摩川河原のダートコースを走りに行くのですが、この日はあいにくの雨。それでもmonbellのレインウェアを着て雨なんてお構いなしにYAMADORIで走ってきました。
凸凹のダートを鬼コギしながらバニーホップを織り交ぜて飛び走るのが快感です。
つくづくYAMADORIって面白いフレームだと思います。
高めのトップチューブから、一見昔ながらのオーソドックスなMTBのフレームみたいですが、実はTUBAGRAのストリートトライアルフレームOPENERがベースで、高めのBBハイトは思い切りその名残となっています。それを里山風にアレンジしたジオメトリを採用。
里山トレイルや常設コースをバニーホップで飛び走っても良し、トライアルトリックを駆使して走破しても面白いフレームになっています。
ホイールサイズも、jinkenさんがオススメする24インチMid Fatタイヤから、自分のYAMADORIのような26インチ仕様、フロント275/リア26と言ったユニーク仕様まで、色々と楽しめます。いずれの場合でもトリックのしやすさはキープされていますね。
そんなことで、すでにjinkenさんが入念に乗ってテストし、販売に至るまでのYAMADORIの開発の経緯を大まかに紹介します。
YAMADORI 1stはOPENERのジオメトリをそのまま採用したのでTOPが長くてヘッドが立ち過ぎていたのが修正点でした。
YAMADORI 2ndは1stよりもTOPを詰めてヘッドアングルも寝かせて里山での操舵性を改善。さらにチェーンステーのブリッジを強化したらリア三角が固くなりすぎて乗り味も硬くなったことが修正点に。自分もまさに実感していました。
そして、jinkenさんが現在乗っているYAMADORI 3rdでチェーンステーのブリッジを少し柔らかくしたことにより、ペダリング時の絶妙なバネ感が戻って修正箇所が一通りなくなり、この仕様で販売することになったのでした。
自分は恥ずかしながら10年以上シングルスピードMTBしか乗ってこず、このような変速のできるディスクブレーキの付いたMTBに対しては素人同然でしたが、今年になってYAMADORI 1stや2ndと乗り継ぎ、ほぼ毎日8kmのダートをバニーホップを織り交ぜながら走ったことにより、MTBという乗り物について、また多くのことを学ぶことができました。
何はともあれ、YAMADORI、最高に楽しいフレームです。
何だかんだ残り1本となりましたので、ご興味のある方はお早めのお問い合わせをお願いいたします。パイプの発注の関係から次のロットを制作できる見込みがありませんので、結果的に希少なフレームとなってしまいました(泣)。