この状況下で1ブレーキのスポーツサイクルの対処法を考えてみた
ここ数日間に、公道を走行中のスポーツサイクルが、無灯火やノーブレーキのみならず(これらはもうしようがない)、技の練習をしていただけで、やたら職質や注意、最悪書類送検されたりするケースが目立ってきています。
これらのことで、嫌な閉塞感みたいな物が確実にシーンに漂っていますね。
最近のフォーク(MTBやBMX用のリジッドフォーク)は最初からフロントブレーキが付いていない物が多く、必然的にリアのみのワンブレーキになってしまいます。まぁ、今まではグレーな扱いだった訳ですが…
とにかく、1ブレーキのバイクでこの状況を打破するにはどうしたら良いか、自分なりに考えてみました。
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1)フロントフォークに簡易に取り外しが行えるブレーキ機構を開発する
最近ピストバイクで良く使われていますね。これをMTBやBMXに流用、もしくは新規に開発縲恃フ売したらどうでしょうか?公道移動はこれを装着して行い、パークなどに行ったら外して乗る、という。でも、「新規に開発」は実現までに時間と開発コストがかかりそう…。でもでも、絶対に需要はあると思うんだけどな縲怐I
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2)1ブレーキでの公道移動の場合は時速何km以下なら許可して欲しいと警察(?)に働きかける
傘差し運転がNGということで、片手運転とかしないのだから、レバーが片方しか無くても時速何km以下ならすぐに止まることができることを実証し、警察なりしかるべき機関に働きかけてみてはどうか?
という事をTwitterでつぶやいたら、知り合いから以下の様な返事がありました。教えてくれてありがとう!
「道路交通法施行規則に定められているので、これを変える必要があります。法律じゃないので国会の審議は必要ないですけど、所管する省庁の大臣の命令が必要になります。この場合は内閣府なので、内閣総理大臣の命令ですね。難しそうです」
なるほど、難しそうです(苦笑)自分としては、このような働きかけが、真の問題の解決になるような気がして進めたいところだったんだけどなぁ…
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3)ほとぼりが冷めるまでライディングが許された敷地内や公園、スケートパーク、ジャンプトレイルで乗る
メチャ対処療法的な策で嫌なんですけど、確実にここ数週間、警察のみならず、世間が過度にスポーツサイクルを目の敵にし、取り締まる風潮が過度に強まっていますよね。
バイクポロプレイヤーで鉄ONEバイクに乗るメッセンジャーのCROW君が「ノーブレーキで乗っている人がいる」と一般の人から通報を受けたみたいですけど、実際に彼は前後ディスクブレーキが装着されたロードバイクに乗っていて濡れ衣だった、という話がありました。これって、世間一般に完全に悪いイメージを持ってスポーツサイクルを見ている人がいる、ということじゃないですか!
ということで、このブーム(?)が過ぎるまで、公道で目立った行動は控え、ライディングが許された敷地内や公園、スケートパーク、ジャンプトレイルで乗るようにする、というのはどうでしょうか?
そういった場所まで行くのに自走しなくちゃいけない方は、上記の(1)でブレーキを付けるか、クルマで運ぶなどして対処するしかないですね。クルマがある人は、積極的に仲間をそういった場所に連れて行ってあげましょう。こんな時こそ助け合いですよ。
自分の場合、普段はクルマで乗れる場所まで移動しています。ここ数日は会社帰りに新横パークとか行くことが多いですね。
なので、自分の事を言えば、あまり状況に変化は無かったりしますが… あと、いつも練習している多摩川の河原が歩いて数分の超近所なので、押して行っても苦じゃなくて幸運でした。
でもまぁ、みんながみんな、こういった状況な訳じゃないからなぁ…
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あと、職質や注意される際は、憤りがあるかと思いますが、ここで下手に逆ギレしたりすると、警察や世間を敵に回して余計問題を長引かせる可能性があるので、大人しく冷静に対応した方が良いかと思います。(余程、濡れ衣的なことがある場合は除く…のかなー)
何はともあれ、この状況がどのような結末になるかはまだ分かりませんが、少しでも早く落ち着くことを祈っています。