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バニーホップ180

バニーホップ180
2012年8月1日

文字通り、バニーホップして180度回転する技です。昨今のストリートでは基本技の1つとなっています。

ただ、当然180度回転するとバイクは後ろ向きに進むことになるので(フェイキー)、そこからの戻しも含めると、基本技とはいえそう簡単には習得が出来ません。幾たびもの反復練習が必要となります。

また、練習していて間違ったカタチを身に付けてしまうと、普通に出来るまでに大変な時間を有します。随時他人に見てもらうか、ビデオカメラで自分撮りなどして動作のチェックをしましょう。

最初は平地で出来るようにして、慣れてきたらスピードを上げ、階段やバンクなど、あらゆる場所で出来るようになると格好いいです。

バニーホップ基礎の説明です

適度な速度で進入
速すぎると回転軸が大きく膨らむ可能性があるので、最初はゆっくり目でいきます。※わずかな上り坂で行うと比較的簡単にフロントが浮いてやりやすいです
フロント荷重
回る事を意識しながらフロント荷重をします。
左回りの場合、少し左気味に荷重する感じで。
(右回りの方は左右を切り替えて認識してください)この際、ハンドルを逆に少し切り込み、その反動で使い回る方法もあります。
回りながらフロントアップ
少し回る方向の右側に重心を置きながら腰を引きフロントアップを行います。
180度回転するとはいえ基本はバニーホップなので丁寧に行いましょう。この際、ハンドルは左右均等に力をかけて押すことが重要です。
大抵回る方向の手に力が入りがちですが、それでバニーホップをしても軸のズレた汚いバニーホップとなってしまいます。
また、しっかり膝を曲げ、踏み切る準備をしておきましょう。
踏み切り飛び上がる
しっかり地面を踏み切り上に飛び上がりましょう。素早く鋭く行うのが重要です。
ここでゆっくり踏み切ると、マニュアル状態で横に流れ、回転軸がズレ、また回転軸がも膨らんで横っ飛びとなり、着地で安定しません。
回る流れとしては、顔→肩→足の順となります。
空中で回る
飛び上がったら躊躇せず勢いよくコンパクトに回りましょう。
最初は空中で後ろを向くのが怖いかと思いますが、90度など中途半端な回転角で回ると着地でバイクに横方向の力が加わり良くありません。また、身体も横方向に投げ出され、着いた足を痛めたりするので危険です。とにかく回転軸を小さくコンパクトに回ることを意識すると良いです。コツとしては、フロントをリアタイヤの位置に持っていくように腕を使い振り、リアは後ろ足(この場合は左足)で押し出し、自分が来た方向を向くようにするとコンパクトに回れます。
後ろ向きで着地
着地は腕と膝を使い衝撃を吸収します。それと同時に逆ペダリングを行いフェイキーに入ります。
着地の姿勢は前傾だと逆ペダリングがし辛いのと、フェイキーのバランスを崩しやすいです。
腰を引いた状態で着地をしましょう。
この際、気を付けるのは、決してリアブレーキを引かないことです。
リアブレーキを引くとそのまま後ろ向きに吹っ飛び、最悪後頭部を地面に強く打ち付けることになります。
慣れない場合はヘルメットを着用して練習することをオススメします。
後ろ向きに進む(フェイキー)
フェイキーのスピードによりますが、数回逆ペダリングしてから切り返しに入る準備をします。最初は1~2回転させれば良い具合だと思います。切り返しで回り戻る方向とは逆にハンドルを切っておきます。
切り返し
逆ペダリングでちょうど前足(この場合右足)が下に来たタイミングで踏み込み、同時に軽くフロントアップし、リアを軸にフロントを振ります。
元の進行方向に戻る
上手く切り返し、そのまま走って行けたら完了です。
フェイキーからの戻りでは、通常の切り返しの他に、スライダー戻りや540など色々バリエーションがあるので、動きに慣れてきたらトライしてみましょう。

バニーホップ180の動画です

マニュアル

マニュアル

マニュアルは、180などの一発技と違ってバランスを取らなければならない技で、なかなか難しくて出来ないと思います。

マニュアルが出来ない悩みを抱えているライダーにとって参考になれば嬉しいです。

画像で自分のバイクにはブレーキが着いていますが、ここでは敢えてノーブレーキでやっています。
それでは行ってみましょう!!

マニュアルの説明です


まずは速めのスピードから、前に荷重を掛けつつ、タメを作ります。
バニーホップよりも弱い勢いでフロントアップします。
サスフォークだとスッと上がりますが、リジッドの場合は少~しきついかもしれません。 

まずここで一つ壁に当たると思います。
はじめにフロントが上がらないという方は、

・腕だけの力で上げない
・腰を落とす(+後ろに引く)

次に、Fアップの時点で左右にブレて真っ直ぐ上がらないという悩みをお持ちの方は、 

・肘を真っ直ぐ伸ばす
・両足で、均等な力でペダルを押す
・視線はステムやFタイヤではなくもっと先の路面を見る

というのを実践してみてください。

Fアップができたら、左右にブレないように、かつ前後に傾かないようにバランスを取っていきます。

←の画像はFタイヤが地面に着きそうになったときです。
この場合、重心が前に寄っているので、要はリア側に持っていけばいいんです。 

なので、

・腰を引いて、後ろに荷重する
・肘を曲げてハンドルを引きつけ、Fタイヤが落ちないように粘る

という動作が必要になってきます。
これでも駄目だと思ったら、チョイ漕ぎを入れると良いです。

バランスを立て直しました。 

←の画像がマニュアル中の基本の姿勢です。

・肘は伸ばす
・腰の位置は低め

というのが大事です。

なるべくこの姿勢をキープできるようにしてください!

今度は変な姿勢になってますが、この状況は後ろにマクれそうになっています。これは先ほどのFが落ちそうになった時の逆で、重心を前に持っていかなければなりません。
この時の対処法ですが、
・ブレーキを掛ける(ブレーキ車のみ)
・肘を伸ばす
・腰を前に突き出す

この動作が大切です。
ブレーキの着いてるバイクなら軽くレバーを引けば直ぐ立て直す事が出来ますが、文明の力に頼らないライディングを楽しむライダーは、体全体を使って修正しなければなりません。
適当な距離でFタイヤを落として終了です。 

動画ではマクれそうになって体勢を戻そうとしたらやり過ぎでフロントが落ちてしまいましたが、そうならないように上記の動作を繰り返してバランスを保っていってください。

以上がマニュアルの基本的な説明です。

マニュアルの動画です

フィーブルグラインド

フィーブルグラインド
2012年5月2日

リアのグラインドペグを装着したMTBにとってのグラインド系の基本トリックとなります。トリックを行う際のリスクも少ないですし、様々なグラインドトリックに発展していきますので、ぜひマスターされることをオススメいたします。

フィーブルグラインドの説明です

適度な速度でカーブ(縁石)に進入します。あまり高速で進入するとバニーホップのタイミングがつかみづらくなり、キレイにカーブにかけるのが難しくなるので、覚えたての頃はゆっくり目を心がけましょう。ゆっくりとしたスピードで確実にメイクできるようになったら、徐々にスピードを上げていくと良いと思います。

フィーブルグラインド1

カーブにかけるバニーホップは、ペグをかけるカーブの縁から10cm以内をフロントタイヤが乗るように狙うと、リアペグがかかりやすくなります。フロントタイヤを縁から深く入れ過ぎてしまうと、リアペグがかからず失敗しやすくなります。イメージとしては、最初にフロントタイヤを狙ったラインに乗せ、走らせて、それから膝を曲げてリアペグを乗せていく感じです。

重心は、完全にカーブ(縁石)側に置いてしまうとグラインド時に身体が縁石側に倒れてしまうので、ほんのわずかに降りる側に置くようにすると、安定して長くグラインドを維持することができます。

フィーブルグラインド2

カーブ上にフロントタイヤとリアペグが乗りグラインドし始めたら、できるだけそのカーブをいっぱい味わえるよう、バランスをうまくとってグラインドを維持しましょう。
縁石側の奥に倒れそうになったり、逆に早く落ちそうになったりする場合があるので、その際はハンドルをわずかに切ってフロントタイヤの走るラインを微妙に変えたり、膝を曲げ重心の位置をコントロールするようにします。

カーブの切れ目が見えてきたら、上半身と膝を沈め、ホッピング(ポゴ)かバニーホップでカーブ(縁石)から斜め前に飛ぶように降りる準備をします。

フィーブルグラインド3

カーブ(縁石)が切れるタイミングでホッピング(ポゴ)かバニーホップで飛び降ります。適当に衝撃を吸収して完成です。

フィーブルグラインドをし慣れると、グラインドの途中でスミスグラインドに切り替えたり、降りる際に180などができるようになり、トリックの表現力が増して格好いいです。

また、リアグラインドペグが逆サイドにも付くのなら、両サイドでフィーブルグラインドを出来るようにすると、どんなシチュエーションでも満遍なくグラインドを楽しむことができてお得です。

 

グラインドトリックを行う際に気をつけること

1)公共の構造物でグラインドトリックを行うと公共物破壊や器物破損につながる場合がありますので、その辺りは十分にお気をつけください。(※画像や動画でグラインドトリックを行なっているのは、グラインドを想定して設置されているスケートパーク内の構造物です)

2)自分だけでなく、他の人も利用するカーブ(縁石)でしたら、グラインドトリックを行う前、行った後にグラインド用のワックスをしっかり塗りこんでおきましょう。ワックスはスケートボード用、BMX用などたくさん出ています。(下の画像↓)
また、すぐにワックスがない場合は、ロウソクや、石鹸でも代用ができます。(石鹸は雨ですぐ流れてしまうのだが)

グラインド用のカーブワックス

まず、グラインドを行う前にワックスを塗りこむ理由は、自分が快適にグラインドするためなのと、ワックスがかかっていない状態でグラインドを繰り返すと、カーブ(縁石)を削ったり傷つけてしまうので、できる限りそれを防ぐためです。
そして、終わった後にワックスを塗っておくのは、次に利用する人が気持ちよくグラインドトリックを行えるようにするためです。
もちろん、この事は強制事ではありませんが、ちょっとした心がけでみんなが楽しくグラインドできるようになるなら、それは素晴らしいことなのでは?なんて思うのですが如何でしょうか?

 

フィーブルグラインドの動画です

アブバカ

アブバカ
2012年1月28日

バニーホップまたはウイリージャンプで縁石の角にリアタイヤで飛び乗り、後ろに飛んで戻るトリックです。このトリックにチャレンジするには、バニーホップまたはウィリージャンプ、バックホップ、フェイキー戻りなどをできるようにしておいてください。(今回はバニーホップで飛んだ場合の紹介をします)

アブバカの説明です

狙った場所に届く勢いを維持しながら、適度な速度で進入します。

アブバカ Abubaca 01

リアタイヤの着地地点である縁石の角を見ながら、やや後ろに反り気味にバニーホップをします。

アブバカ Abubaca 02

足を伸ばして自転車だけ先に角へあわせて、後から体重をかけるようにするとパンクしません。

アブバカ Abubaca 03

膝を曲げて衝撃を吸収しつつ、体の重心は縁石の手前に来るようにします。身体が後ろに倒れるのを待って、顎を引いて、ハンドルを手前に引くことで後ろへ跳びます。

アブバカ Abubaca 04

ペダルを逆に回しながら着地の衝撃を吸収。

アブバカ Abubaca 05

適当に戻って終了。

最初はバンクや階段に向かって練習するといいと思います。

 

 

アブバカの動画です

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=qgYAyFDn1kE[/youtube]

X-UP

X-UP
2011年9月19日

ジャンプの基本技X-UPの説明をします。
ノーマルな空中姿勢から行うことができ、手や足を離すことがないので、失敗で破綻することはあまりなく、ジャンプ技でも安全な部類に入り難易度は低いです。ジャンプ初心者がまず最初にマスターするには良い技かと思います。

最初からいきなりハンドル回転角180度以上を狙うのではなく、最初は60度→90度→120度→150度→180度→それ以上、と徐々にグレードアップしていきましょう。そうすれば、着地までにハンドルを戻す感覚が確実に得られるので、より一層安全です。

慣れたらバニーホップから、エアターンで、ウォールライドの離れ際など、色々な状況でやってみましょう。
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X-UPの説明です

バックサイドに届く適切な速度で進入します。
リップの踏み切りは高くもなく、低くもないノーマルなジャンプで。
全体的にリラックスしてリップを抜けましょう。
空中に飛び出た瞬間、肩から手のひらまでの力を抜きます。
特にグリップを持つ手に力が入っているとハンドルが回りづらいですし、リアが流れやすくなります。
あくまで「リラックスして回す」ことが大事になります。
勢いよくハンドルを回します。
この際、ハンドル右回しの場合は回す動作を加える右手だけを意識します。左手は殆ど手を添えているだけ、という状態です。※この説明と逆回しの場合は文章を左右逆で考えてください。また、大事な点ですが、回ってきたハンドルバーが膝に当たらないようにするため、回す動作に合わせて腰を引いて膝を伸ばします。
膝を伸ばして腰を引き、上半身をハンドルに覆い被さるようにすると、深くハンドルが入りやすくなります。これまでの動作を素早く行いましょう。

ハンドルが180度以上回り、正面から見て腕が肘のあたりで「X」状態になったらX-UPは完成です。

空中で入った状態を長時間維持すると格好いいです。

着地が近づいてきたら、素早く回したハンドルを元に戻しましょう。
着地でハンドルが戻っていないと危険です。
バックサイドに合わせて着地します。

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X-UPの動画です

[youtube width=”640″ height=”360″]http://www.youtube.com/watch?v=CB-VfJ8YdPM[/youtube]

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