塩浜スケートパーク講習会&ストリートコンテスト【講習会編】
今回からしばらく1月4日(日)に開催した塩浜スケートパーク講習会&ストリートコンテストの様子を、写真を交えて紹介させていただきます。
朝9時にはこのようにパーク内はライダーだらけとなっていました。(この日の塩浜パークはこのイベント用に貸し切りとしています)
椅子に座るのは、今回のイベントの立役者、DSB.LoのボスYukonさんです。塩浜ローカルなだけあり、ただずむ姿も板についていますね。
関西や中部地方からも多数ライダーが集まり、年齢層も下は4歳から上は…たぶん50代?
バイクのホイール径も12インチ(ランバイク)、16インチ(キッズBMX)、20インチ、24インチ、26インチと多種多様。イイですね、こういうの!
そんなこんなで10時となり、パーク全体を使ったパーク講習会をスタートします。講習会参加者は20名はいたでしょうか?(途中から来られる方もいて、すべての把握はできませんでした)キッズ用にパークの初歩講習から、バンクの使い方講習、カーブBOXの使い方講習、ミニランプの使い方講習まで、各コースに講師(AKIRA君、Ashi君、水野君、Yukonさん、そして自分)が常駐し、およそ2時間かけてそのライダーの希望に合わせてレクチャーしていきました。(講師をしてくれたみなさま、ありがとうございました!)
その中で、自分とYukonさんはキッズコースの講師を担当させていただきました。
まず最初に、アクションライド用の準備運動から。身体に対して大きめのヘルメットを被ったお子様用の、普通の準備運動とはちょっと違うストレッチも含まれます。
そして、結構重要な動作として、ランプに慣れるために滑り台感覚で子供たちにRを滑り降りてもらいます。助走を付けて1人でコーピングの上まで登ってもらい、また滑り下りる、を何度も繰り返します。もちろん、お父様(保護者)も同伴していただいた上で。
次は、コーピングの上から前から滑り降りてもらいます。最初は怖いのですが、結構重要な動作なので、慣れるまでしっかりと行います。(すぐに慣れて楽しくなっちゃう)
どうしてこの動作が重要かと言うと、ランプ内でバイクに乗っていてバランスを崩した場合、下手にバイクにしがみつくと、ボトムまでバイクに絡まったまま落ち、その高低差から大きなダメージを受けてしまう場合があります。
一方、ランプを滑り下りる動作に慣れてもらえれば、ランプ内でバランスを崩した際に躊躇なくバイクを捨て、R側を身体1つで滑り降りることができるため、怪我を少しでも軽減することができるのです。(ランプを滑り下りる感覚に慣れていないと、高い確率でボトム側に落ちてしまいます)
こういう動作、パーク内に他の利用者がいるとすごくやりづらいので(滑り台みたく遊んでいると思われて嫌われる)、こういった講習会でしか伝える機会がなかったり…
次は実際に自転車に乗り、ランプを走ってもらいます。とはいえ、いきなりRの上まで走るのは危険なので、下の方にテープなどで目印を付け、フロントタイヤがそのテープに到達できるように何度も走ってもらいます。
そして、そのテープの高さに慣れたら、少し上に張り替えて、同じようにその高さを走れるようになってもらい、それを繰り返してどんどんRの上の部分を走れるようになってもらいます。もし、ランプにテープを貼れるような状況じゃなければ、ランプを止めているネジを目印にするのもアリですね。
それ以外にも、ランプのプラットフォームに登りたい、ランプフェイキーを覚えたい、など、これまた多種多様な要望に応じ、Yukonさんと分担してレクチャーさせていただきました。
ダブルペググラインドをしたいお子様もいて、これまたイイ線行っていましたね!!
下の写真のキッズライダーはタイチ君と言って、パークライドがとても上手でした。華麗にダブルペグインもしちゃいます。
基本的にキッズコースに受講されたお子様達はランバイクのレースの基礎があり、さらにパークライディングに関して全くの初心者はいなかったものの、今回の講習会がお子様にとって少しでもパークスキルアップのお役に立てたのであれば幸いです。
このように、自分やYukonさんは主にキッズコースの講習をさせていただき、他の講習はあまり見ることができなかったのですが、終わった後に多くの受講されたライダー達の何人かから笑顔で「来た甲斐がありました!」と言っていただけたのは嬉しかったですね。
明日はいよいよ塩浜トリックコンテストの様子を、ライダー1人1人写真付きでレポートしていきます!お楽しみに!!