こんばんは。STEM*です。
今回は今年一番力を入れてきた、trMOZUの超ストリート寄りのセッティングの集大成として、現在の僕のバイクチェックとインプレを書きたいと思います。(実は今週末にあと2点ほど改良を加える予定なんですが)
今年は本当にセッティングに悩みました。が、悩み抜いた結果、「これ以上今の自分に乗りやすいバイクはない!」ってくらいに仕上がっています。
まずは各パーツのご紹介から。
Frame: TUBAGRA trMOZU
Fork: breakbrake17 Cobra fork (408mm)
Bars: BADA BOOM BAR (700mm 3inch)
Stem:RIZING KNUCKLE STEM (45mm)
Grips: ODI
Headset: KCNC
Seatpost: TIOGA (pivotal)
Seat: TIOGA MX COMP (pivatal)
Crankset: BIONIC (170mm,18T)
Sprocket: ECHO 13T
BB: FSA (128mm,ISIS)
Pedals: ECHO URBAN
Chain: KMC
Front Tire: KENDA KINIPTION (2.1)
Front Rim: ECHO TR
Front Hub: —– track hub
Rear Tire: TIOGA FACTORY FS100 (2.1)
Rear Rim: ECHO TR
Rear Hub: ECHO SL
自分の今までの経験で、バイクのセッティングの中で一番大事なのはハンドルとステムのセッティング、フォークとBBの高さの兼ね合いだと思っています。(それが一番難しいんですが・・・。)
短いステムに高めのライズのハンドルで素早いフロントアップが出来るし、ピスト用のオフセットの短いフォークでかなりクイックなハンドリングでバースピンなどのトリックに対応したセッティングになっています。
マニュアルの安定感はかなり良いと思いますよ。簡単にフロントアップできるし、かといってまくれないし。
最近の自分は、ストリート:トライアル=4:6 くらいの割合で乗っているので、トライアルベースのテクニックで街中(という意味のストリート)で乗られてるトライアラーさんには、ハッキリ言って乗りづらい自転車かもしれません。ブレーキありませんしねw
でも、ハンドル周りとフォーク以外は基本的に今のトラ車と変わらないので、MTBストリートも両方やりたい方はそんなにお金をかけずにこういうバイクにできると思いますよ。
ストリート志向で乗ることを考えても、こういうセッティング(というか、僕のバイク)はかなり乗りやすいんじゃないかと思いますね。割とkdMOZUに近いの乗り味なんじゃないかなー。僕は実際に工藤くんのkdMOZUは乗らせてもらって、本当に素晴らしいバイクだと思っています。BBが高いフレーム同士、乗り味やセッティングの共通点は多い気がします。なので、どちらかといえば僕のtrMOZUはトライアルの動きもできる「スト車」ってイメージですね。
話は長くなりますが、まだまだ「ストリートトライアル」の定義って確立されてないと思うし、とらえ方は人それぞれかもしれませんが、トライアラーが街中(ストリート)で乗る=ストリートトライアル、というのはまだ考えが浅いんじゃないかと僕は思うんですよね。
トライアル出身の僕の視点で書かせてもらいますが、「トライアル=無駄な動きがない=美しい」ってイメージなんだと思います。逆に「ストリート=あえて意味のない動きをする(回転系とか)=カッコイイ」ってことだと思うんですよね。おおざっぱな言い方ですが。だってトライアルのセクションでハンドル回したりする人、居ませんよね?(笑)
だから、ライディングの流れの中にMTBストリートの動きとトライアルの動きの両方がある、というのが「融合」という意味で「本当のストリートトライアル」だと僕は思います。
そういう視点で考えると、僕は自分でトライアルにかなり自信があったんですけど、TUBAGRAに参加させてもらってストリートに放り出されると、本当に無力な自分に悩んだりしました。
ブレーキ外して乗ってるのも、実はそういうことなんです。
トライアル出身者として、ストリートとトライアルの両方の「オイシイ動き」を取り入れて乗る、というひとつの答えが、今の僕のスタイルなのかなと思います。
今のバイクの欠点は、少し回転系のトリックがやりづらいことなんです。というのも、ギヤ比を変えて、リアセンターが長くなってしまっているというのも原因だと思います。それに関しては、週末ちょっとイジってもらいますので、また来週レポートしますね。
あと、今撮りためてる映像を年内にはアップしたいと思います。
寒いけど頑張るぞー。。。