遅くなりまして本当に申し訳ありません!ようやく完成しました!
多くの方にご協力いただいたMTBストリートライダーアンケートVol.2 。今回は146人 よりアンケートのご回答をいただきました。本当にありがとうございました!
 
■質問1:あなたのバニーホップの高さはどれくらいですか?(フラット路面で) 
集計結果を見て驚きました。まさか60縲鰀69cmが多いなんて!これくらい飛べれば、おおよそストリートであれば大抵のことはできちゃうバニーホップの高さですよね!逆に言えば、これ以上飛ぶには、何かしら特殊な練習方法や、ライダー自身の身体能力が問われる、ということでもあったりします。
3年前の同アンケート結果と比較してみました。
3年前は30縲鰀39cmが一番多かったんですね。およそ20cm平均値が向上したということでしょうか。これは凄い進歩です。
 
■質問2:あなたがストリートで一番取り組んでいる技は何ですか?(大まかに) 
マニュアルが一番多いですね。マニュアルは身体の負荷も少なく、広い平地さえあればどこでも練習できる、という理由からでしょうか。そして奥も深いですし。
個人的には、バニーホップ180がもっと多ければ良いのに、と思ってしまいます。180が実践的に使えるようになると、トリックのバリエーションや、ルーティンにも幅が出てくるし、かなりストリートは面白くなります!
トライアルトリックもなかなか多いですね。従来からのトライアラーが回答されたのか、最初はストリートで最近トライアルトリックを始めたのかも気になります。
他にもウォール系、ノーズ系、バースピンやグラインドなど、トリックの多様性が出ているのも、スポーツとして成熟、定着してきている感があり、数年後に集計したら、さらにこちらの比率が上がるような気がします。個人的にはもっとテイルウィップを練習する人が増えて欲しいなぁ。
上に同じく3年前の同アンケートと比較してみました。(項目増やしちゃったので正式な比較とはいきませんが…)
3年前はバニーホップ180が一番でしたが、現在はマニュアルに抜かれています。過去にバニーホップ180に入れた人は、既に習得したので、別のトリックの練習に移っている、ということでしょうか?
また数年後には、テイルウィップを練習する人が確実に増えていることでしょう。これは楽しみです!
 
■質問3:あなたが一番良く乗る場所はどこですか? 
殆どストリートですね。そして、最近のシーンを見ていて薄々感じていた通り、現在乗っている場所縲恟ォ来的に乗りたい場所 でダートジャンプが極端に少なくなっています。これは単純に、国内でMTBが走れるダートジャンプトレイルが減ってきている(トレイル自体も減っている)ことが原因なのではないでしょうか?FBXやGONZOトラックのジャンプトレイルも無くなっちゃったし…(自分が管理するフラワートレイルにみんな遊びに来てくださーい!!)
あと、意外に思ったのが、スケートパークで乗っている人の少なさ!ダートジャンプの少なさと殆ど差が無いです。これは何故でしょう?スケートパーク自体はここ数年でも明らかに増えているのに。そして、将来的に乗りたいと思っている人も結構な数にも関わらず!
殆どの方が、スケートパークで乗ることに抵抗感があるのかも知れません。マナーとかセクションのこなし方とか分からなくて。今後、スケートパークでの基本トリックの講習をした方が良いのかな…
3年前との比較です。
3年前もダートジャンプは多くは無かったのですが、現在はさらに数を減らしてストリートにシフトしています。MTBハードテイルアクションライドの主流はストリート ということで、どうやら間違いなさそうです。
現在、これだけ多くのメーカーからダートジャンプバイクが出ているのに、それをやるライダーがいないとは、何ともおかしな状況ですね。(ここ数年、メーカー完成車の傾向はストリート寄りになってはいるが)
 
■質問5:あなたがMTBストリートに一番魅力を感じている部分は何ですか?(複数選択可) 
上位3つはマウンテンバイクならでは! なところですね。まぁ、そこに惚れているからこそ、わざわざMTBでストリートやっている訳で(笑)
希少性が好きでやっている、という点も理解できますね。でも、自分なんかはシーンを拡大させていきたいから、それにあまり固執しちゃあ駄目なんですけど。
将来性についても、早くライダーがいっぱいいる、輝く栄光のシーンが来て欲しいものです。まさに今現在、MTBストリートをやっているライダー達みんなが一緒になって、リアルタイムでシーンを作っている最中とも言えますね。
あと、そのライダーの頑張り次第ですが、驚くほど海外が近いのも事実ですね。MTBストリート自体がまだ歴史が浅く、世界中で少ない情報の中でみんながスターや格好いいライダーを探しているから、クールでオリジナリティあるライディングの動画をアップしたら、すぐにその映像は瞬く間に世界を駆け巡ります。海外のメーカーから「サポートさせてくれ!」と依頼が来ても不思議じゃない気がします。(TUBAGRAも2年くらい前に台湾メーカーからパーツのテストを依頼されたりしていますし)
 
■質問6:MTBストリートの不満点は何でしょう?(一番切実に思う事にチェックしてください) 
圧倒的なのは「周囲にやっている人間がいない or 少ない 」ですね。そこがマイナースポーツであるMTBストリートの悲しいところでしょうか。以前と比較してスポーツ人口自体は増えているハズなので、ネットを使って上手く仲間を見つけてくれると良いのですが…
「情報が少ない」というのも、「やっている人が少ない」に起因するのでしょうか。自分自身もMTBストリートの世界的なイベントとか、格好いいライダーとか、使えるパーツとか、最新トリックの情報とか、少しでも早く知りたいですし。
「パーツの種類が少ない」というのも、MTBストリート自体がマイナーで専用パーツ自体が少なく、大抵普通のMTBのパーツやBMXパーツを流用するとか、使い方の裏技的要素もあったりするので、それらを紹介してくれるところがあれば、多少なりとも問題は解決するのかも知れませんね。
「バイクが大きくて技がやりづらい」という点は、ハッキリ言って以前よりかはフレームのジオメトリも進化し、かなりやりやすくはなっていると思うんですけどね。バイクが大きい分、素早く思い切り身体を動かせば出来るようになる!というのがポイントです。それが格好いいと思うんだけどなぁ。
昔話で恐縮ですが、10年前はBMXライダーに良く言われたものです。「MTBは大きいからX-UPも180度入らないしインバートも90度入らないでしょ?」と。それが今やMTBだってX-UPが180度以上入るのは当然だし、インバートだってバニーホップから90度入れるライダーもいます。360やバースピン、テイルウィップも最初は「不可能だ」って言われたものです。そういった定説をライダー達の努力で破壊しながら今まで進化していることを知っておいて欲しいです。
ちなみに、本来はサスフォークが付いてベストなジオメトリのフレームを、リジッドフォークで乗って「技がやりづらい」って言うのは無しで。推奨したジオメトリじゃないのですから、それは「技がやりづらい」のは当然のことです。リジッドフォーク専用のフレームに乗るか、素直にサスフォークを買いましょう。最近はサスフォークも強くて安くなりましたし。
ちょっと話が脱線しましたが、3年前のアンケートと比較してみましょう。
相変わらず「周囲にやっている人間がいない or 少ない」がダントツなのは共通しています。
「パーツが高い」というのも、3年前と比較すると、昨今の円高と代理店さん達の努力で、だいぶ安くなって不満も減ったように思えます。
 
■質問7:MTBストリートを始める前は何に乗っていましたか? 
「最初からMTBだった」がダントツですね。やっぱり、最初に乗ったのがMTBだったから、そのままMTBを愛して続けている、というスタンスなのでしょうか?
そして、意外だったのがBMXからの転向組がそこそこ多いこと。ピストやロードからも結構いますね。
さらに意外だったのが、スケートボードからの転向組も多いこと。実は自分もそうなんですが…
また、モータースポーツ(バイク)からの転向組も結構多いです。ロードかダートか?が気になるところ。
 
■質問8:自転車には1週間にどれくらい乗りますか? 
2日がダントツで、その次に1日と毎日が同数です。
ちなみに、週1縲鰀2回のライディングだと、前回覚えた内容を忘れ、結果上達が遅れる可能性があるので、効率良い練習をされる必要があると思います。
 
■質問9:1回に何時間乗りますか?(平均で) 
1縲鰀2時間がダントツですね。確かに「週1縲鰀2回のペースで」「社会人で」「1人で」だとしたら、1縲鰀2時間も通してバニーホップ主体の練習をすれば(人によっては時間的な制約もあるかも知れませんが)、疲労で身体がまともに動かなくなってしまいます。
逆に言えば、1人で孤独に練習されている方が非常に多いのかも 知れませんね。
 
■質問10:あなたの性別を教えてください 
100%男性!こりゃあ仕方ないけど、こうも分かりやすく見せられるとなぁ…(苦笑)
 
■質問11:あなたの年齢を教えてください 
20縲鰀30代がダントツですね。MTBは初期投資額が比較的高いから、確かに10代だと、よほど親に理解が無いと、始めるのが難しいのかも知れません。逆に言えば、多少とも経済力のある社会人である年代がメインでMTBストリートを支えている、ということでしょうか?
40代も結構いますね。50代で1人…というと、もうあの方しか考えられないじゃないですかー!(笑
 
■質問12:あなたのMTBストリート歴はどれくらいですか? 
これは意外!1年未満が一番多いとは!つまり、始めたばかりの初心者が非常に多いと。
あと、順調に5年以上続けられている方も増えています。さらに10年以上がこんなにも!まさにMTBストリート黎明期(れいめいき)から続けているライダー達です。(自分もこれに入る…)
3年前との比較を見ると…
1年未満の初心者の方が以前よりも多いです。ホントにここ1年以内に始められたライダーが多い、ということなんですね。
 
■質問13:クルマをお持ちですか? 
クルマを持っている方がおよそ「6:4」で多いですが、全体を見て決して多い訳ではないですね。
昨今、1ブレーキやノーブレーキ仕様で公道を走るのは難しくなってきているので、せっかく自転車に乗っているのにクルマに頼らないといけないのはやるせないですが、クルマを使えると行動範囲が広がり、色んなシチュエーションやセクションで乗ることができるので、ライディングの幅が広がり楽しいのは事実です。
 
■質問14:TUBAGRAに望むことはなんですか?(複数選択可) 
何故か「オリジナルパーツをどんどん出して欲しい」が一番多くなっています。具体的に我々に何を作って販売して欲しいのでしょうか?非常に気になります…。それが分かったら本当に作ってしまうかも!
「日本各地に来て欲しい」も多いですね。「もっと講習会をやって欲しい」と合わせると、「日本各地に出張講習会 」をやって欲しい、ということなのかな?お問い合わせ よりご連絡いただければ企画いたしますので、お気軽にご連絡ください!
そして「各メンバーがちゃんと日記を更新して欲しい」もその通りですよね!自分も切実にそう思います(苦笑)メンバーとして最低限の義務だろう! と。まぁいいや。完全に自分の愚痴が出てしまった…
しかし、TUBAGRAを見てくれている殆どの方がそう感じているんですね。ちょっと安心しました。
コンテストは今年6月10日に行いますのでお楽しみにしていてください。というか、初心者、中級者、上級者向けでガッツリしたコンテストを行うので絶対に参加してくださいね!参加者が少なくて成立しなかったらホントに泣いちゃいますよ…
海外進出は、ひとまず3月の後半に工藤君、レオン君、アシ君、そして自分で台湾にライディングツアーしてきますので、それで様子を見てみる感じでしょうか。
 
■質問15:TUBAGRAのBlog(日記)で扱って欲しい内容は何ですか?(複数選択可) 
「新しいトリックや練習方法の紹介」が1番多いですね。自分が日記を書く場合、「◯◯という技をやった」と書くけど、そのコツまでは書いていません。つまり、TUBAGRAを見ているみなさまにとっては、「どういう風に練習しているか?」も書いて欲しいということなんでしょうか?頑張ってみます。
新しいトリックに関しては、これはもう工藤君縲怎激Iン君達が一番取り組んでいるんだろうけど、完璧にしてからじゃないと書きたがらないだろうしな縲怐c
その次は「2番目に多いのがライダーのバイク紹介」。自分は死ぬほど自分のMOZUバイクを露出していますが、他のメンバーにもそうして欲しい、ということですね。パーツやセッティングのこだわりとか、そういった情報も。
「新しいパーツの紹介」というのは、自分達が新しく導入したパーツの紹介、ということで良いのでしょうか?
「かっこ良い動画の紹介」は、自分達が作った動画は当然積極的に紹介していきますが、海外Blogで見つけてきた格好いいMTBストリートの動画も日々紹介していきますね。
本当にありがとうございました!